【糖尿病の方と糖尿病ではない方への同時調査を実施】糖尿病患者の3人に1人がスティグマを経験と回答。糖尿病に関する誤解や知識のギャップが明らかに
〜職場の上司や同僚に伝えているのは半数以下という結果に〜
登録ユーザー数130万人を超えるシンクヘルスアプリを開発・運営するシンクヘルス株式会社(東京都千代田区、代表取締役:野本祐司)は2024年6月3日〜10日の期間に、シンクヘルスアプリユーザー(糖尿病と診断されている方とされていない方どちらも)を対象に、それぞれ糖尿病におけるスティグマの経験と糖尿病のイメージに関するアンケート調査を実施し、得られた526名の回答を集計しました。アンケート結果から、糖尿病の方が疾患に対して誤解されていると感じたり、社会的に不利になるような経験(以下スティグマ)の有無とその内容、糖尿病でない方の糖尿病に関するイメージや糖尿病の症状などに関する認知度が明らかになりました。
調査結果概要
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糖尿病と診断されている方が疾患に対してスティグマを感じたことがある割合は33.5%だった。中でも、1型糖尿病と診断されている方のスティグマを経験した割合が高かった。
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38.8%が糖尿病であることを周囲に伝えにくいと感じており、実際に家族に伝えているのは77.8%、職場の上司や同僚に伝えている割合は、それぞれ43.3%、46.6%と半数以下だった。
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糖尿病と診断されていない方の糖尿病のイメージは、「多くの合併症になる」が81.25%と最も多く、続いて「生活習慣が乱れている」「甘いものの食べ過ぎ」が48.44%、続いて「注射を打たなければいけない」の順に多かった。
【糖尿病と診断されているユーザーのアンケート結果】
スティグマの経験は3人に1人。とくに1型糖尿病では半数が経験
今回シンクヘルスユーザーを対象に実施したアンケート回答者の糖尿病と診断されている(予備軍を含む)397名のうち、33.5%がこれまで糖尿病に対して誤解されていると感じたり、嫌な思いをした経験があると回答。全体の1割に満たない1型糖尿病と診断されている方でスティグマの経験が多く、50.5%という結果となりました。また、具体的な経験については、「生活習慣がだらしないと思われた」や「贅沢病や日々の不摂生のせいだと言われた」といった病気に対しての誤解が最も多く、半数以上が経験していました。続いて、「保険に入れない」「学校や職場などで変な目で見られた」「就職で不利になったと感じた」という結果でした。
周囲へ伝えにくいと感じているのは約4割。職場へ伝えているのは半数以下。
また糖尿病と診断されている397名のうち、38.8%が周囲に伝えにくいと感じていると回答しました。具体的な理由については、以下のような糖尿病によって、周囲からネガティブなイメージを持たれたくないといった理由や、糖尿病に対して恥ずかしいと感じるといった回答が多く見られました。
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酒飲みや暴飲暴食のイメージを持たれるから/ 生活習慣が悪いなどと言われるから
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だらしないと思われる / 自己管理不足だと思われる
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理解されないから / 病気について知られておらず、差別されたくないから
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恥ずかしいから
*自由回答より一部抜粋
また、実際に周囲に糖尿病であることを打ち明けているかについては、16.4%が誰にも打ち明けていないと回答。打ち明けているひとの内訳としては、最も高い割合は77.8%の家族で、ついで友人が58.9%と半数以上が打ち明けていると回答しました。一方で職場での上司や同僚へ伝えている割合はそれぞれ43.32%、46.6%と半数以下であることがわかりました。
【糖尿病と診断されていないユーザーのアンケート結果】
糖尿病のイメージ:様々な合併症/生活習慣の乱れ/甘いものの食べ過ぎが上位に
また、糖尿病と診断されていないユーザーに対し、糖尿病に関するイメージを聞いたところ、「色々な合併症になる(足を切る、目が見えなくなる、透析が必要になる)」が最も高く、81.25%でした。生活習慣に関する「生活習慣が乱れている」「甘いものを食べ過ぎている」がそれぞれ48.44%、続いて「注射をしなければならない」が43.75%の順に多い結果となりました。
糖尿病の知識に関するアンケートでは、「糖尿病には、色々な病型がある」ことや「遺伝的な要因が大きい」ことは6割以上で認知されていた一方で、「必ずしも尿に糖が出るわけではない」ことや「糖尿病であっても食べられないものはない」の認知度は、それぞれ34.3%、18.7%と低いことが分かりました。
*アンケート回答者がシンクヘルスアプリユーザーであり、健康意識が高い可能性が高く、世の中の認知度とはやや異なる可能性があります。
周囲に糖尿病がいた場合に配慮するか
また糖尿病と診断されていない128名のうち、周囲に糖尿病の方がいる・いないと回答した割合は、それぞれ49.2%・50.8%でした。周囲にいると回答した63名のうち、47.6%が特別な配慮をしていると回答。具体的な内容は、家族など身近にいる人への配慮としては食事や運動のサポートに関するものが多く、職場などではインスリンを打てる場所の配慮や低血糖にならないかを注意しているといった回答がみられました。
周囲に糖尿病がいないと回答した94名のうち、周囲にいた場合、特別な配慮すると考える人は58.9%でした。具体的な内容に関しては、体調の確認をすることと食事関連での配慮に関する回答が多くみられました。一方で、甘いものを渡さないようにする、外食に誘わない、生活習慣を正すようにいうといった糖尿病と診断されている方が誤解されていると感じたり、嫌な思いをした経験と合致するものも一部見られました。
アンケート概要
実施日:2024.06.03~2024.06.10
回答者数:526名
調査対象:シンクヘルスアプリのユーザー
実施方法:シンクヘルスアプリ内にて、ウェブアンケート調査
アンケート回答者の内訳(年齢・罹患率・治療方法・経験談)などその他詳細データについてはお問合せください。
糖尿病治療におけるデジタルサポートツール:シンクヘルスアプリ
シンクヘルスのアプリケーションを使用すると、糖尿病治療に必要な血糖値、体重などのデータや食事、運動、服薬といった記録を様々なデータを一つのアプリでまとめて記録することができます。入力したデータは自動でグラフ化され、変化があった際にはアプリがお知らせしてくれます。日々のデータを比較したり、客観的に見ることで自身の変化を把握することができます。
シンクヘルスアプリの詳細はこちら:https://health2sync.com/ja/services/sync-health-app/
紹介記事はこちら:https://health2sync.com/ja/blog/app-introduction-1/
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