日本ストライカー 最新の4Kフルカラー+オーバーレイ・ICG蛍光イメージング技術でより多くの視覚情報を提供する「1688 AIM 4Kカメラシステム」を発売
医療機器メーカーの日本ストライカー株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:佐伯 広幸、以下日本ストライカー)は、蛍光イメージングを4Kカラー画像上に重層的に表現する最新の内視鏡カメラ光源システム「1688 AIM 4K カメラシステム」を、2020年1月から販売します。
近年、低侵襲手術が広がるなか、高度画像診断技術(AIM=Advanced Imaging Modalities)に対するニーズが高まっています。「1688 AIM 4K カメラシステム」は、ICG(indocyanine green/インドシアニングリーン)を用いた蛍光イメージング(※下記参照)で血流をリアルタイムに描出する「SPY機能」を搭載し、最新の技術によって4Kの鮮明なフルカラー画像に蛍光イメージングを表示(オーバーレイ)することに成功しました。
従来のICG蛍光イメージングでは、グレースケールの画像上に蛍光部位だけを緑色にて表示することが一般的であり、執刀医は手元のスイッチでカラー画面に切り替えながら術野の確認を行う必要がありました。最新のオーバーレイ技術により、執刀医は鮮明な術野を映し出す4Kフルカラー画像とともに、緑色に蛍光する血流の様子も同時に確認することができます。充実した視覚情報によって精度の高い適切な処置が可能となり、かつ周辺組織の損傷など合併症リスクを低減できるため、一般外科、消化器外科、肝胆膵外科、乳腺外科など幅広い診療科で、内視鏡/腹腔鏡下手術への積極的な応用が期待されます。
また、腔内の明るさを検出し自動で光源装置を調光するオートライト調光や、コンパクトなカメラヘッドなどにより、周辺軟部組織の保護が重要とされる関節手術など、整形外科領域でも有用性が期待できます。
日本ストライカーでは、この「1688 AIM 4K カメラシステム」をはじめ、革新的な技術を提供することで、医療従事者とともに医療の向上を目指します。
※ICG蛍光イメージングとは
蛍光イメージングとは、血漿蛋白と結合して近赤外線光に対し蛍光が励起される物質を体内に投与し、血流やリンパ節、腫瘍などの幅広い画像診断に使われる技術で、なかでもICGは、血流評価や乳癌・悪性黒色腫におけるセンチネルリンパ節の同定で使用されています。
■日本ストライカー株式会社について
整形外科、外科、脳神経外科、脳血管内科、耳鼻科、口腔外科、形成外科、泌尿器科等、様々な診療科目で使用される医療機器を取り扱うグローバル企業、ストライカーコーポレーションの日本法人です。ストライカー社は米国ミシガン州に本拠地を置き、世界100カ国以上で事業を展開しています。
当社製品は、人工膝関節や人工股関節、骨折治療や脊椎用のインプラント製品をはじめ、脳血管内治療用の製品、内視鏡、手術器械、無影灯や画像統合システム等の手術室関連製品、ベッドやストレッチャー、体外式除細動器、自動心臓マッサージシステムなどの循環器救急医療領域の製品など多岐にわたります。詳しくはwww.stryker.com/jpをご覧ください。
■製品画像
※1 販売名:1688 AIM 4Kカメラ
医療機器届出番号:13B1X10209000926
※2 販売名:L11 光源装置
医療機器届出番号:13B1X10209000927
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