QPS研究所小型SAR衛星2号機「イザナミ」打ち上げ記念! 2021年2月10日(水)から福岡地元高校生による渾身の2つの「黒板アート」が福岡市科学館企画展の展示に登場します
福岡市科学館企画展 「What’s AI?」にて開催中の「SPACE ENGINEERING SCHOOL 〜宇宙エンジニアになろう〜」にて展示されます
「宇宙の可能性を広げ、人類の発展に貢献すること」を使命に2005年に創業した株式会社QPS研究所(福岡県中央区、代表取締役社長/CEO:大西俊輔、以下QPS研究所)の約20社の九州の地場企業と一緒に開発・製造した小型SAR衛星2号機「イザナミ」は、2021年1月25日(月)0:00a.m.に打ち上げられたアメリカの宇宙開発企業スペースXのロケット「Falcon 9」によって、1:14a.m.に高度約525kmで軌道投入されました。当日はオンラインのパブリックビューイングが開催され、深夜の時間帯でしたが、ライブ配信で800名以上の方々に見守られながら宇宙へと旅立ちました。
この度、「イザナミ」の打ち上げを記念して、地元福岡の高校生がQPS研究所の「小型SAR衛星プロジェクト」を題材とした黒板アートを制作し、福岡市科学館で現在開催中のQPS研究所の展示にて2月10日(水)から展示することとなりました。
この度、「イザナミ」の打ち上げを記念して、地元福岡の高校生がQPS研究所の「小型SAR衛星プロジェクト」を題材とした黒板アートを制作し、福岡市科学館で現在開催中のQPS研究所の展示にて2月10日(水)から展示することとなりました。
黒板アート作品は当初の予定では来館者が見守る中で科学館にて制作予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大の中、また緊急事態宣言下のため、移動を避け、校内で感染対策を行いながら、3密を避ける形で制作が進められました。AI化が進み、技術が進歩する中ですが、それを活用して社会を発展させ支えていくのは、人であり、そして人の想いであり、強い心を育てる教育が大切にされています。感染が広がる中で新しい様式に移行しながらの2020年度もまもなく終わりますが、その1年を乗り越えて、次の学年へと向かう高校生の未来へ向けた渾身のアートをぜひご覧いただければ幸いです。
写真:出荷前の「イザナミ」フライトモデル
写真:スペースXのロケット「Falcon 9」(提供:Space X)
<高校生黒板アート作品詳細>
参加高校:福岡工業大学附属城東高等学校、福岡大学附属大濠高等学校(五十音順)
題材:QPS研究所小型SAR衛星プロジェクト 〜衛星データによる新しい世界へ〜
作品サイズ:高さ90cm×幅180cmサイズの黒板
■福岡工業大学附属城東高等学校 作品紹介
<制作者>城東高校クリエイトアート同好会 合計8名(敬称略)
高校2年生:宮尾 姫織、牟田 柚葉、竹野 美鈴
高校1年生:園田 あさひ、木原 拳児、中村 奏、松本 凛斗、河野 友哉
顧問:阿部 勝敏先生
城東高校クリエイトアート同好会は、文科系部活の1つで、学校行事のポスター制作や動画作成を担当し、部活時間には個々の画力向上のために練習を行っています。今回の企画が黒板アートへの初めての挑戦になりました。
公式HP https://jyoto.fit.jp
<制作者コメント>
「私たちの住む福岡で世界でもトップレベルの技術による衛星プロジェクトが進められていることに驚きました。 それによって近い未来の私たちの暮らしがより良いものになるのではととてもワクワクしています。この作品では衛星が新しい未来へ飛び出していく様子を、扉を開くことで表現し、衛星の後ろに描いた国造りの神のイザナギとイザナミには衛星1 号機と2号機のどちらも元気に活躍してほしいという願いを込めています。短期間での制作でしたが、換気の徹底、こまめな手洗いに気をつけ、同好会全員で構想を練って作品を仕上げました。多くの方に見ていただければ嬉しいです。」
■福岡大学附属大濠高等学校 作品紹介
<制作者> 大濠高校美術部 18名+有志1名 合計19名(敬称略)
高校2年生:鳥生 安希、木下 幹九郎、泉 七星、宮﨑 一郎、雪野 早希、若松 枝里奈
高校1年生:高山 優花、江湖 芳果、井本 菜々瀬、岡本 沙也、柴田 魁紀、柴田 仁、末永 千絢、野崎 愉仁、山﨑 公輔、吉川 彩織、加茂川 さくら
中学校3年生:山田 真央
顧問:柳田 暁子先生、段 皓大先生
大濠高校美術部は、学校行事でポスター制作やパンフレットの表紙をデザインしたり、全国高等学校文化連盟主催の地区展、県大会、デザインコンペ、絵葉書コンクールに出品などの活動をしています。近年は九州大会や全国大会に出場するなど活躍の場を広げています。
公式HP https://www.ohori.ed.jp
<制作者コメント>
「この福岡の地で人工衛星を作って運用していることや、その衛星によって近いうちにリアルタイムマップができることなどを聞いて、地元からグローバルで最先端な技術を発信していることを誇りに思いました。近い未来、その技術によって世界がどうなっているだろうと思いながら制作に取りかかりました。現在はコロナ感染症対策のため活動時間に制限もあり、その中で、大人数にならないように数名ずつ交代で制作に取り組み、チョークの貸し借りもしないように気をつけ、また、マスク必着で十分に気をつけながら完成させました。たくさんの人の目に留まり、想いを届けられる作品になれば幸いです。」
<福岡市科学館企画展「What’s AI? –AIってなんだろう–」詳細>
開催期間:2020年12月19日(土) 〜 2021年2月23日(火・祝)
会場:福岡市科学館3階企画展示室
プログラミング的思考が学校教育に取り入れられ、 ロボット技術やAI技術はどんどん発展し、生活の中で触れる機会が増えましたが、AIとは一体なにかを問いかける展覧会です。企画展の中では、鉄腕アトムのようにロボットと共生する世界や、人工衛星に活用されている様々な技術を知ることで、私たちは最先端技術をどのように受け入れ、活用し、これから先の未来をどのように創造していくのかを考えていきます。3階企画展示室では科学技術の進歩と人間の心の成⻑を考える「鉄腕アトム ロボットと暮らす未来展」とQPS研究所の「SPACE ENGINEERING SCHOOL 〜宇宙エンジニアになろう〜」の2つが同時開催。
また、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2021年度に新主力ロケットH3で打上げ予定の先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3)により福岡市中心部を疑似的に観測したデータシート(12㎡)が2月から初公開されています。大型化・高性能化したセンサを搭載し、観測幅約70Kmの広い視野と80cm以上の大きさを判別できる高い解像力で、全地球規模の陸域を継続的に観測します。国や自治体などの防災・災害対策のほか、民間事業者による様々な衛星データビジネスへのデータ活用も期待されています。衛星から見る福岡市中心部の様子をシートの上からお楽しみください。【協力:JAXA新事業促進部】
※ 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当日はマスク着用、手指の消毒のご協力をお願いします。講座の前に検温させていただきます。検温の結果、37.5℃以上の発熱が確認された場合、ご参加をお断りさせていただきます。体調のすぐれない方はご来場をお控えください。
※ 福岡市科学館の新型コロナウイルス感染症拡大防止のための対策はこちらをご覧ください。https://www.fukuokacity-kagakukan.jp/news/2020/10/1031-2.html
※ 展覧会ご参加者にはマスク着用と接触確認アプリ(COCOA)のインストールをお願いします。各種プログラム運営は各機関からの新型コロナウイルス感染拡大防止の為の最新情報をもとに、感染予防・拡散防止に努めて参ります
※ 状況により日時変更、また、内容は中止・変更する場合がございます。
<株式会社QPS研究所について>
株式会社QPS研究所は九州の地に宇宙産業を根差すことを目指して、2005年に九州大学名誉教授の八坂哲雄と桜井晃、そして三菱重工業株式会社のロケット開発者であった舩越国弘により創業されました。QPSとは「Q-shu Pioneers of Space」の頭文字を取っており、九州宇宙産業の開拓者となること、更には九州の地より日本ならびに世界の宇宙産業の発展に貢献するとの思いが込められています。その名の通り、九州大学での小型人工衛星開発の20年以上の技術をベースに、国内外で衛星開発やスペースデブリの取り組みに携わってきたパイオニア的存在である名誉教授陣と若手技術者・実業家が一緒になって、幅広い経験と斬新なアイデアをもとに、宇宙技術開発を行っています。また、QPS研究所の事業は、創業者たちが宇宙技術を伝承し育成してきた約20社の九州の地場企業に力強く支えられています。
公式HP: https://i-qps.net
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