国土交通省の点検支援技術性能カタログに金沢大学と共同開発した「衝撃荷重載荷試験機「SIVE」による床版たわみ計測開発技術」が登録されました
道路橋床版の補修・補強タイミングが適正化され、維持管理の効率化が実現
国立大学法人金沢大学と大日本コンサルタント株式会社が道路橋床版の耐荷性能診断のために共同開発した計測システムが国土交通省「点検支援性能カタログ」に「衝撃荷重載荷試験機「SIVE」による床版たわみ計測開発技術」として登録されたことをお知らせします。
道路橋床版は通行車両の荷重を直接支持することから、損傷が生じやすくこれまでに全国的に補修・補強が実施されてきました。高速道路での大規模改修は現在でも多額の資本を投入して進められています。これからも続くそれらの道路橋床版への対応するため、耐荷性能を簡易に、正確に把握できる「SIVE (Self-propelled Impact Vibration Equipment)」を開発しました。これによって補修・補強のタイミングが適正化され、維持管理の効率化が実現できます。さらに現在、2号機を製作中でありその完成で機動力も向上し、数多くの床版の載荷試験が可能となります。
「SIVE」による床版の載荷試験では、重錘を落下させることで衝撃荷重を発生させ、それに伴う床版の変形は橋面上に設置した加速度計を積分処理することによって取得します。このシステムの利点は載荷試験であっても足場や不動点を必要とせず、短期間に多くの床版の載荷試験が実施できることから大幅なコストダウンが可能になります。
ほかにも研究開発に関与した技術「一眼レフカメラ撮影画像による桁および支承部移動量計測」も登録されています。-計測・モニタリング技術 BR030029-V0021-
■関連情報
・国土交通省「点検支援技術性能カタログ 令和3年10月」
https://www.mlit.go.jp/road/sisaku/inspection-support/
・「衝撃荷重載荷試験機「SIVE」による床版たわみ計測」
https://www.mlit.go.jp/road/sisaku/inspection-support/pdf/c/BR030031.pdf
・「一眼レフカメラ撮影画像による桁および支承部移動量計測」
https://www.mlit.go.jp/road/sisaku/inspection-support/pdf/c/BR030029.pdf
・SIVE(Self-propelled Impact Vibration Equipment)
https://www.ne-con.co.jp/field/technologydevelopment/sive/
・橋梁点検・評価を支援するAI技術
https://www.ne-con.co.jp/field/technologydevelopment/ai_bridge_am/
・「無人航空機(マルチコプター)を利用した橋梁点検画像取得装置 Matrice 300 RTK-i」の国土交通省「点検支援技術性能カタログ」掲載について
https://www.ne-con.co.jp/news/20211101news/
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