日本経営管理標準(JMS)、中小サプライヤーの経営力を強化する内省促進ツールを開発し、無償公開
トヨタ自動車はじめ中部の優良企業11社が参画するJMS推進機構、中小ものづくり経営の新たな道標「新JMSフレームワーク」を発信
一般社団法人中部産業連盟(本部:愛知県名古屋市 会長:伊奈功一)の付設機関である日本経営管理標準(JMS)推進機構(理事長:松山洋司トヨタ自動車調達本部副本部長)は、このたび、日本のものづくりの未来に貢献することを目指して、中小サプライヤー経営者に向けた経営革新ツール「経営行動度Web診断」と「トップマネジメント見える化フォーマット」を開発し、無償公開いたします。
これは、我が国の産業を支える中小ものづくりの経営者が、将来に渡り顧客企業に頼られる存在としての立ち位置を確立するために、従業員を中心に据えた組織マネジメント力を強化・発揮してもらうために開発されたものです。トヨタ自動車はじめ当機構メンバー11社と中小経営者がともに作り上げた新たな「JMSフレームワーク」をベースにした2つのツールで、勝ち抜くメーカーとして存在し続けるために経営者としてすべき革新行動を見出し、一歩を踏み出しましょう。
JMS推進機構 松山洋司理事長からのメッセージ
この活動の中で、キラリと光るメーカーが見つかることを期待しています。
□【JMSフレームワーク】
2001年秋、「マネジメントで日本のものづくりの復活」を合言葉に、日本経営管理標準JMSが発信されて19 年経ちます。3,500を超える項目を擁した膨大な英知の塊としてまとめられ、多くの企業様でご活用いただきました。
そして今。当時とは大きく異なる、更に厳しい経営環境の下で奮闘する日本の製造業に改めて貢献したい。真に必要にするところに、真に必要なことを提言し、役立ててもらうために何ができるか。新たな方向に舵を切り、活動を開始しました。
中小ものづくりが中長期的な強みを獲得してもらうために貢献しよう、とする答に至るのに時間はかかりませんでした。
日本の中小製造業は限られた経営資源を駆使して日夜努力しています。しかし、グローバル競争の中で、線形的な成長では取り残されてしまうという現実に直面しているのもまた現実です。経営革新の必要性に迫られながらも忙殺され一歩が踏み出せない経営者の背中を押し、ともに研鑽し、「ずっと一緒にものづくりがしたいと、思わせる魅力ある中小ものづくり企業」を増やしたい。
そのような思いから2年前に、「中小製造業の中長期的経営」に役立つ、マネジメント強化の支援を目指して活動をスタート。そしてこの度、中小サプライヤーに必要なものとして経営に提言したい、経営標準の枠組み(フレームワーク)が完成しました。
我々が2年間の活動で見出したのは、従業員を中心に据え、活用する組織マネジメントを追求するという経営のコンセプトをもち実践することの重要性でした。経営資源として人材を大いに活かしつつ、自らの行動力、対応力、連携力をフルに発揮する経営に、ものづくりの未来を託し、精一杯支援していきたいと思います。
今回発信するフレームはシンプルであること、そして、経営者の信念、情熱に裏付けられたこだわり、自らの実行力が体現する「現場」で捉えることが特徴です。
□【経営行動度Web診断】
各セルに、経営者の日々のマネジメント行動の実践を問う具体的な項目を2つずつ、計18項目を設定しました。それらについて、「今重視しているか」、そして「(成果はともかく)取り組んでいるか」について、自社の現状を捉える「JMS経営行動度Web診断」プログラムを公開いたします。
=> https://www.chusanren.or.jp/jms_diag/agree.html
回答結果は、先行調査した52社の回答傾向を表したマトリックス上に表示されます。また、今後、回答企業数が蓄積していくごとに再集計しご希望に応じて提供してまいります。
診断におけるポイントは2つ。1つは経営者が重視していながら取組が不十分な事項の明確化と早期の対応、もう一つは重視し且つ取り組んでいる事項の成果確認と“次のレベル”の設定と仕掛けです。
□【トップマネジメント見える化フォーマット】
JMSフレームに表された18のチェック項目について、経営者自身が内省し、レベルアップするのを支援するツールとして「JMSトップマネジメント見える化フォーマット」を作成しました。経営行動度Web診断に回答した経営者に対して、メールにてダウンロードサイトをご案内します。このフォーマットは第三者に見せること、評価されることを目的とせず、記述内容のレベルは原則問いません。各項目について、経営者としてそれを実現するための日々の行動を「記述できるか」、記述した行動が日々実行できていることを何で「確認するのか」/効果的か否かを何で「評価しているか」、その行動が定着し効果が出てきたら「次に目指すレベルは何か」、最終的に目指す「あるべき姿はどのようなものか」を記述し、自分に対して見えるようにするのが狙いです。
活用方法を説明した手引動画はこちら
=> https://www.chusanren.or.jp/whatsnew/jms_202010/
他から与えられる経営標準から、自分自身でスパイラルアップさせる「自分自身の経営標準」へ。JMSは頑張る中小ものづくりを応援します!
□【JMS推進機構・理事会メンバー】
理事長 松山 洋司 トヨタ自動車株式会社 調達本部副本部長
理事 児玉 幸三 イビデン株式会社 代表取締役副社長
理事 渡邊 祐子 NECプラットフォームズ株式会社 取締役執行役員常務
理事 石川 則男 オーエスジー株式会社 代表取締役社長兼CEO
理事 小川 信也 太平洋工業株式会社 代表取締役社長
理事 山崎 康彦 株式会社デンソー 経営役員
理事 浜本 英嗣 日本ガイシ株式会社 相談役
理事 田山 稔 日本車輌製造株式会社取締役
理事 高山 和久 矢崎総業株式会社 執行役員W/H生産管理室室長
理事 丸山 平二 ヤマハ発動機株式会社 上席執行役員パワートレインU ユニット長
理事 大井 裕久 リンナイ株式会社 執行役員 生産本部長
専務理事 小坂 信之 一般社団法人中部産業連盟 専務理事
□【JMS推進機構・第1期ワーキングメンバー】(社名五十音順)
朝日産業株式会社(名古屋市) 辻本正人 会長
株式会社小野工業所(小牧市) 小野芳敬 代表取締役社長
ダイセー倉庫運輸株式会社(小牧市) 加藤進 取締役
中央工機株式会社(関市) 加納稔 代表取締役社長
中京パイプ工業株式会社(春日井市) 山田晶子 代表取締役社長
鳥羽工産株式会社(各務原市) 傍島茂夫 代表取締役社長
藤塗装工業株式会社(安城市) 藤浦光俊 専務取締役
有限会社水野製作所(多治見市) 水野光太郎 専務取締役
□【団体概要】
会社名:一般社団法人中部産業連盟
所在地:愛知県名古屋市東区白壁三丁目12‐13
代表者:会長 伊奈 功一
設立:1946年
URL:https://www.chusanren.or.jp/
事業内容:
(1)コンサルティング事業/企業診断・指導、研究開発、ISO受審指導他
(2)マネジメント開発・研修事業/経営全般にわたる各種セミナー・研修会、企業内における教育・訓練、海外視察団の編成派遣、優良企業・機関見学会他
JMS推進機構 松山洋司理事長からのメッセージ
この活動の中で、キラリと光るメーカーが見つかることを期待しています。
□【JMSフレームワーク】
2001年秋、「マネジメントで日本のものづくりの復活」を合言葉に、日本経営管理標準JMSが発信されて19 年経ちます。3,500を超える項目を擁した膨大な英知の塊としてまとめられ、多くの企業様でご活用いただきました。
そして今。当時とは大きく異なる、更に厳しい経営環境の下で奮闘する日本の製造業に改めて貢献したい。真に必要にするところに、真に必要なことを提言し、役立ててもらうために何ができるか。新たな方向に舵を切り、活動を開始しました。
中小ものづくりが中長期的な強みを獲得してもらうために貢献しよう、とする答に至るのに時間はかかりませんでした。
日本の中小製造業は限られた経営資源を駆使して日夜努力しています。しかし、グローバル競争の中で、線形的な成長では取り残されてしまうという現実に直面しているのもまた現実です。経営革新の必要性に迫られながらも忙殺され一歩が踏み出せない経営者の背中を押し、ともに研鑽し、「ずっと一緒にものづくりがしたいと、思わせる魅力ある中小ものづくり企業」を増やしたい。
そのような思いから2年前に、「中小製造業の中長期的経営」に役立つ、マネジメント強化の支援を目指して活動をスタート。そしてこの度、中小サプライヤーに必要なものとして経営に提言したい、経営標準の枠組み(フレームワーク)が完成しました。
我々が2年間の活動で見出したのは、従業員を中心に据え、活用する組織マネジメントを追求するという経営のコンセプトをもち実践することの重要性でした。経営資源として人材を大いに活かしつつ、自らの行動力、対応力、連携力をフルに発揮する経営に、ものづくりの未来を託し、精一杯支援していきたいと思います。
今回発信するフレームはシンプルであること、そして、経営者の信念、情熱に裏付けられたこだわり、自らの実行力が体現する「現場」で捉えることが特徴です。
□【経営行動度Web診断】
各セルに、経営者の日々のマネジメント行動の実践を問う具体的な項目を2つずつ、計18項目を設定しました。それらについて、「今重視しているか」、そして「(成果はともかく)取り組んでいるか」について、自社の現状を捉える「JMS経営行動度Web診断」プログラムを公開いたします。
=> https://www.chusanren.or.jp/jms_diag/agree.html
回答結果は、先行調査した52社の回答傾向を表したマトリックス上に表示されます。また、今後、回答企業数が蓄積していくごとに再集計しご希望に応じて提供してまいります。
診断におけるポイントは2つ。1つは経営者が重視していながら取組が不十分な事項の明確化と早期の対応、もう一つは重視し且つ取り組んでいる事項の成果確認と“次のレベル”の設定と仕掛けです。
□【トップマネジメント見える化フォーマット】
JMSフレームに表された18のチェック項目について、経営者自身が内省し、レベルアップするのを支援するツールとして「JMSトップマネジメント見える化フォーマット」を作成しました。経営行動度Web診断に回答した経営者に対して、メールにてダウンロードサイトをご案内します。このフォーマットは第三者に見せること、評価されることを目的とせず、記述内容のレベルは原則問いません。各項目について、経営者としてそれを実現するための日々の行動を「記述できるか」、記述した行動が日々実行できていることを何で「確認するのか」/効果的か否かを何で「評価しているか」、その行動が定着し効果が出てきたら「次に目指すレベルは何か」、最終的に目指す「あるべき姿はどのようなものか」を記述し、自分に対して見えるようにするのが狙いです。
活用方法を説明した手引動画はこちら
=> https://www.chusanren.or.jp/whatsnew/jms_202010/
他から与えられる経営標準から、自分自身でスパイラルアップさせる「自分自身の経営標準」へ。JMSは頑張る中小ものづくりを応援します!
□【JMS推進機構・理事会メンバー】
理事長 松山 洋司 トヨタ自動車株式会社 調達本部副本部長
理事 児玉 幸三 イビデン株式会社 代表取締役副社長
理事 渡邊 祐子 NECプラットフォームズ株式会社 取締役執行役員常務
理事 石川 則男 オーエスジー株式会社 代表取締役社長兼CEO
理事 小川 信也 太平洋工業株式会社 代表取締役社長
理事 山崎 康彦 株式会社デンソー 経営役員
理事 浜本 英嗣 日本ガイシ株式会社 相談役
理事 田山 稔 日本車輌製造株式会社取締役
理事 高山 和久 矢崎総業株式会社 執行役員W/H生産管理室室長
理事 丸山 平二 ヤマハ発動機株式会社 上席執行役員パワートレインU ユニット長
理事 大井 裕久 リンナイ株式会社 執行役員 生産本部長
専務理事 小坂 信之 一般社団法人中部産業連盟 専務理事
□【JMS推進機構・第1期ワーキングメンバー】(社名五十音順)
朝日産業株式会社(名古屋市) 辻本正人 会長
株式会社小野工業所(小牧市) 小野芳敬 代表取締役社長
ダイセー倉庫運輸株式会社(小牧市) 加藤進 取締役
中央工機株式会社(関市) 加納稔 代表取締役社長
中京パイプ工業株式会社(春日井市) 山田晶子 代表取締役社長
鳥羽工産株式会社(各務原市) 傍島茂夫 代表取締役社長
藤塗装工業株式会社(安城市) 藤浦光俊 専務取締役
有限会社水野製作所(多治見市) 水野光太郎 専務取締役
□【団体概要】
会社名:一般社団法人中部産業連盟
所在地:愛知県名古屋市東区白壁三丁目12‐13
代表者:会長 伊奈 功一
設立:1946年
URL:https://www.chusanren.or.jp/
事業内容:
(1)コンサルティング事業/企業診断・指導、研究開発、ISO受審指導他
(2)マネジメント開発・研修事業/経営全般にわたる各種セミナー・研修会、企業内における教育・訓練、海外視察団の編成派遣、優良企業・機関見学会他
(3)会員サービス活動/経営情報誌・機関誌の発行、中産連年次コンサルタント論文発表会、月例講演会実施、予約制による経営・法律相談他
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