共生社会の実現を目指し、2つの新規事業「バリアフルオフィス」、「インクルーシブ・トランスフォーメーション(IX)ラボ」を開始
架空世界で社会の障害を体験し無意識の偏見に気づく「バリアフルオフィス」、ダイバーシティ&インクルージョンから企業経営の変革に取り組む「IX LABO」
誰もが暮らしやすい共生社会をめざして サービス介助士、防災介助士、認知症介助士の共育・認定・普及に取り組む
公益財団法人日本ケアフィット共育機構(東京都千代田区 代表理事:畑中稔 以下、ケアフィット)は、
共生社会の実現に向けた2つの新規事業「バリアフルオフィス」「IX LABO」を開始しました。
公益財団法人日本ケアフィット共育機構(東京都千代田区 代表理事:畑中稔 以下、ケアフィット)は、
共生社会の実現に向けた2つの新規事業「バリアフルオフィス」「IX LABO」を開始しました。
■事業立ち上げの背景
ケアフィットは、発足から20年あまりサービス介助士の資格認定や育成を通して、
約19万人のサービス介助士を全国に輩出してきました。
障害のある方や高齢者が安心して暮らせるように、誰も取り残されない共生社会づくりを目指し、
接客業を中心とする約1,000社の法人に導入されてきました。
しかしながら、社会は刻一刻と変化しています。
総務省統計局の発表によると2021年9月現在の国内の高齢者人口は3,640万人と全人口の約3割に達しており、
世界において超高齢社会の先端を行っています。
こうした背景から、健常者を前提とした社会のあり方を見直す必要があります。
コロナや、加速するデジタル化・グローバル化によりこれまでの“当たり前”が通用しない社会になっており、
ダイバーシティ&インクルージョンを取り入れ、多様な価値を包摂していく必要があります。
私たちは、サービス介助士の普及で培ってきた現場の知を活用して共生社会づくりを推進すべく、
2つの新規事業を立ち上げました。
■バリアフルオフィス
ケアフィットは2020年2月に「バリアフルオフィス」の前身となる「バリアフルレストラン」を実施しました。
当プログラムは、車いすユーザーが多数派になった逆転した架空世界を体験し、
社会が作り出す障害とは何か、“当たり前って何だろう”を問いかけることが目的です。
この度、より多くの企業や自治体が共生社会について考えていけるよう、
日常の組織(オフィス)を舞台にマジョリティとマイノリティを逆転した架空世界
「バリアフルオフィス」のプログラム提供を開始いたします。
車いすユーザーが多数派の架空世界におけるオフィスに現実の健常者が「障害者」として入社することで、
組織の常識に埋もれている問題や組織における多様性について考えることができるプログラムです。
また「バリアフルオフィス」は、移動式プログラムとして提供するため、
希望する企業や自治体は、主催者としてプログラムを実施することが可能となります。
「バリアフルレストラン」のように食事を提供するプログラムではないため、
感染対策を配慮して運営をすることが可能です。
バリアフルオフィス入口
バリアフルオフィス内観
プログラムの詳細に関しては、下記まで問い合わせください。
[問い合わせ先]https://www.carefit.org/form/zaidan_contact/
<「バリアフルレストラン」これまでの開催実績>
・2020年2月:プレイベント版として3日間開催し、約100団体150名の方に参加いただきました。
・2021年1月:世田谷区、川崎市主催のもと
「共生社会ホストタウンサミットin多摩川」で一般の方向けに体験会を実施しました。
■IX LABO
企業に問われる社会的責任が大きくなってきた今、
組織の存在意義「パーパス」を社会が求める価値と照らし合わせたうえで再構築し、
事業に取り組んでいくことが必要とされています。
また、企業をとりまく環境の変化が激しい昨今、
多様な個人の力を最大限生かしていくことで経営の根幹を変革し、
それにより非連続的な未来において独自の存在価値を発揮していくことが、企業には求められます。
そのために必要な考え方を私たちは「インクルーシブトランスフォーメーション(Ⅸ)」と呼び、
IXを世の中に浸透していくためIX LABOを設立しました。
[IXLABO WEBサイト] https://www.carefit.org/ixlabo/
IX LABOでは、変化の激しい時代に企業が生き残っていくために、
「生き残る組織の3条件」として以下を掲げています。
1.組織の発展だけでなく社会の発展にも寄与するパーパスを定め、実現すること
2.既存の価値観に捉われずに新たな価値を作り出せる柔軟性、働く人の幅を広げること
3.多様な価値や個性を持った個人が成長できる環境
また、条件達成のためのIXの要素として、以下の5つを掲げています。
1.パーパスがあること
2.多様性を活かし合うこと
3.無意識の偏見に気づくこと
4.心理的安全性が確保されること
5.ビロンギング・その人らしくいながら組織への愛着のある帰属意識
「生き残る組織の3条件」と条件達成のための5つの要素を企業経営に取り入れるため、
IX LABOでは以下のような活動を実施してまいります。
<活動概要>
■シンクタンク機能
・調査/提言
インクルーシブ・トランスフォーメーションにまつわる様々な研究、理論の体系化を行います。
社会情勢やその時々の動向をIXラボならではの視点で掘り下げることで
IXに必要な5つの要素を抽出し、手法や理論として提言していきます。
・認証制度
激動の時代に独自の存在価値を発揮するためにIXを組織が推進できるよう、
IXに必要な5つの観点から組織を診断していきます。
組織の変革をどのように進めればいいかという悩みに対して、
より効果的に推進するためにIXに必要な5つの要素を可視化した認証制度です。
・プログラム開発
IXの5つの要素を組織に取り入れることができるような研修や仕組みの構築、
市民向けのワークショップなど時流や課題に合わせたプログラムを開発します。
プログラムには研修・ワークショップの他にも教材開発や、
PR・エンターテインメント要素を取り入れたものまで幅広く開発を行います。
・調査分析・提案
今の組織の状況を知りたい、求められているサービスを知りたい、
といったIX推進に必要なリサーチを行います。
その調査をもとに課題や実現可能性に合わせたIX推進提案を提供し、
自社だけでは分からななかった気づきへとつなげます。
・会員制度
母体である日本ケアフィット共育機構が運営する資格サービス介助士の導入企業や、
IX推進を進める企業経営者・組織開発担当者などが集い、
社内外のIXのノウハウを共有するネットワークを構築します。
中立的な立場であるIXラボならではのコミュニティです。
■コンサルティング機能
・コンサルティング
組織変革推進における課題に対してIXラボがその企業ならではの強みを発揮できるよう、
企業の課題に合わせた様々な支援を行います。
単なる助言や提案だけに留まらず、IXラボが持つ様々なリソースを活用し、
その組織や、担当者の悩みに合わせ、共に組織のIXを進めます。
■公益財団法人日本ケアフィット共育機構について
日本ケアフィット共育機構は、超高齢社会の到来をふまえ、
誰もが安心して暮らせる共生社会を目指し、
高齢者や障害者をはじめとするあらゆる人々が安心して外出できるよう環境づくりを推進しています。
サービス介助士をはじめとする資格認定、小学校における介助体験教室の実施、
バリアフリーの監修などを行う他、近年はブラインドサッカーや車いすバスケなどパラスポーツ大会において、
年齢や障がいの有無に関わらずスポーツの感動を共有できるよう介助ボランティアとしての活動を行っています。
https://www.carefit.org/
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