Dari K企業ビジョンの刷新とブランドロゴのリニューアルのお知らせ
~「All-winな社会をつくる」新たな挑戦に向けて~
Dari K株式会社(代表取締役:吉野 慶一、本社:京都府京都市)は、2022年1月に、企業ビジョンを刷新し、ブランドロゴをリニューアルすることをお知らせいたします。
1.企業ビジョンの刷新とブランドロゴのリニューアルの背景
Dari Kの創業は2011年3月にさかのぼります。当時、世界有数のカカオ生産国であったインドネシアのカカオ豆が日本にほとんど輸入されていないことを知った創業者の吉野は、その理由を知るべくインドネシアを訪れました。現地調査の結果、インドネシアはカカオ豆の生産量こそ多いものの、そのほとんどが美味しいチョコレートをつくるのに不可欠な「発酵」という収穫後の工程を経ないで出荷されていることが判明しました。カカオ農家は発酵の方法を知らないばかりでなく、仮に発酵させて質の良いカカオ豆を作ったとしても、発酵させていない低品質なカカオ豆とほとんど変わらない価格でしか買い取ってもらえず、努力が報われない不条理な現実がそこにはありました。
そのような現実に直面した吉野は、「カカオ農家の努力が報われる社会をつくりたい」という想いでDari Kを創業。カカオ農家に対して発酵の技術指導を実施するだけでなく、品質に応じた買取価格を設定し、自社でそのカカオ豆を買い取ることで、カカオ農家の努力が報われる社会の実現を目指してまいりました。創業当初は数人のカカオ農家との取引から始まりましたが、10年経った今では契約農家の数は約500人に上り、現地の子会社PT KICが中心となって契約農家と手を取り合い、カカオ豆の収量の増加と品質の改善、また農家の所得の安定と向上を実現してまいりました。
10周年を迎えた昨年、改めて当社の原点を振り返る中で、カカオ農家に限らず、「生産者・消費者・環境すべてが笑顔になるWin-win-winのAll-winチョコレートを作っていきたい」という想いが強くなる一方で、「インドネシアにとどまらず、カカオを取り巻く世界全体の環境を改善していきたい」という、大きな志も芽生えてまいりました。こうして、上述の内なる想いや大きな志を一層反映した新たな企業ビジョンやブランドロゴを考えるに至りました。
2.企業ビジョンの刷新とビジョン・ステートメントの策定
これまでの当社のビジョンは、「努力が報われる社会をつくる」というものでしたが、これは主にインドネシアのカカオ農家を念頭に置いておりました。今回、ビジョンを刷新するにあたり、対象をカカオ農家に限らず、消費者や取引先、自社従業員、そして自然環境も含めたすべてのステイクホルダーに広げ、すべての人にとってWin-winとなる「All-winな社会をつくる」と定めました。また、この新しいビジョンを具現化するために、下記ビジョン・ステートメントも同時に策定しました。
昨今、国連が定めたSDGs(持続可能な開発目標)が様々な分野で取り上げられていますが、SDGsが目指す「No one will be left behind(誰一人取り残さない)の社会」も、この度当社が定めた「All-winな社会」も、言葉は異なれど、まさに同じことを意味しています。
3.社名の由来と新しいブランドロゴに込めた想い
「Dari K」という社名は、インドネシア語で「~から(from)」を意味する”Dari”と、カカオの一大産地であるインドネシアのスラウェシ島が、アルファベットの”K”に似た形をしていることから「スラウェシ島」を組み合わせたものです。また、京都(Kyoto)の頭文字が”K”であるため、社名には「スラウェシ島から、京都から、カカオの魅力を発信する」という意味が込められています。
そのため、これまでのブランドロゴはインドネシアのカカオ豆が世界で評価されるようにとの願いを込めて、同国の伝統的な影絵芝居「ワヤン・クリ」をモチーフに、頭の部分にカカオの実を、髪の部分にカカオの葉をあしらったデザインを使用してまいりました。
この度、企業ビジョンの刷新と同時にブランドロゴもリニューアルしておりますが、本リニューアルにおいては、インドネシアにとどまらず、またカカオ農家にとどまらず、「頑張っている人が照らし出され、努力している人が報われるAll-winな社会をつくりたい」という想いを反映し、スポットライトをモチーフにした新しいロゴを、創業11年目の今年から用いることにいたしました。
▼これまでのブランドロゴ ▼新しいブランドロゴ
4.Dari K株式会社 代表取締役 吉野慶一のコメント
Dari Kは、お客様・お取引先様・カカオの生産者・そして国内およびインドネシアのスタッフと、多くの方々のお陰で昨年創業10周年を迎えることができました。この度、これからの新たな10年に向け、会社のビジョン刷新とビジョン・ステートメントの策定、またブランドロゴのリニューアルを行いましたが、これは「今後さらなる挑戦をしていく」私たちの覚悟の表れに他なりません。
技術革新により経済は成長する一方で、感染症や気候変動により地球全体の不確実性が増す現在。チョコレートの原料をつくっているカカオ農家に目をやると、変化に伴うポジティブな恩恵はあまり受けず、ネガティブな影響ばかり受け、経済成長から取り残されているといっても過言ではない現状があります。このような環境下でDari Kの存在意義とは何なのか?契約農家から調達したカカオ豆を自社で輸入し、チョコレートを作って販売するだけで良いのか?そもそもスポットライトを当てるべきはカカオ農家だけで良いのか?私たちがやるべきこと、できることはもっともっとあるはずだし、望む未来に向けてもっともっと挑戦したい。そのような想いが今回のビジョンの刷新とブランドロゴのリニューアルにつながりました。
創業から11年目のスタートを切ったDari Kはこれからも多くの挑戦をしてまいります。しかし自社だけでできることには限りがあります。皆さんと一緒に「All-winな社会」にしていきたいと思っておりますので、応援していただけますと幸いです。
【Dari K 株式会社について】
カカオの産地に拠点を構え、チョコレートに留まらないカカオの可能性を切り拓くカカオプロデューサー。インドネシアの生産者とともにカカオの栽培・収穫から発酵・乾燥まで一貫して管理し、良質なカカオ豆から厳選して作られるチョコレートは、豊かなアロマとフルーティーな酸味が特徴。パリのサロン・デュ・ショコラには2015年から毎年出展し、国際的なチョコレートの品評会C.C.C.では2015年から4年連続受賞。カカオの生産地での取り組みも国際的に高く評価され、SDGsの先進企業としても国内外から注目を集めています。
代 表 :吉野 慶一
住 所 :京都府京都市北区紫竹西高縄町 72-2(本社)
設 立 :2011年
ホームページ:https://www.dari-k.com
1.企業ビジョンの刷新とブランドロゴのリニューアルの背景
Dari Kの創業は2011年3月にさかのぼります。当時、世界有数のカカオ生産国であったインドネシアのカカオ豆が日本にほとんど輸入されていないことを知った創業者の吉野は、その理由を知るべくインドネシアを訪れました。現地調査の結果、インドネシアはカカオ豆の生産量こそ多いものの、そのほとんどが美味しいチョコレートをつくるのに不可欠な「発酵」という収穫後の工程を経ないで出荷されていることが判明しました。カカオ農家は発酵の方法を知らないばかりでなく、仮に発酵させて質の良いカカオ豆を作ったとしても、発酵させていない低品質なカカオ豆とほとんど変わらない価格でしか買い取ってもらえず、努力が報われない不条理な現実がそこにはありました。
そのような現実に直面した吉野は、「カカオ農家の努力が報われる社会をつくりたい」という想いでDari Kを創業。カカオ農家に対して発酵の技術指導を実施するだけでなく、品質に応じた買取価格を設定し、自社でそのカカオ豆を買い取ることで、カカオ農家の努力が報われる社会の実現を目指してまいりました。創業当初は数人のカカオ農家との取引から始まりましたが、10年経った今では契約農家の数は約500人に上り、現地の子会社PT KICが中心となって契約農家と手を取り合い、カカオ豆の収量の増加と品質の改善、また農家の所得の安定と向上を実現してまいりました。
10周年を迎えた昨年、改めて当社の原点を振り返る中で、カカオ農家に限らず、「生産者・消費者・環境すべてが笑顔になるWin-win-winのAll-winチョコレートを作っていきたい」という想いが強くなる一方で、「インドネシアにとどまらず、カカオを取り巻く世界全体の環境を改善していきたい」という、大きな志も芽生えてまいりました。こうして、上述の内なる想いや大きな志を一層反映した新たな企業ビジョンやブランドロゴを考えるに至りました。
2.企業ビジョンの刷新とビジョン・ステートメントの策定
これまでの当社のビジョンは、「努力が報われる社会をつくる」というものでしたが、これは主にインドネシアのカカオ農家を念頭に置いておりました。今回、ビジョンを刷新するにあたり、対象をカカオ農家に限らず、消費者や取引先、自社従業員、そして自然環境も含めたすべてのステイクホルダーに広げ、すべての人にとってWin-winとなる「All-winな社会をつくる」と定めました。また、この新しいビジョンを具現化するために、下記ビジョン・ステートメントも同時に策定しました。
昨今、国連が定めたSDGs(持続可能な開発目標)が様々な分野で取り上げられていますが、SDGsが目指す「No one will be left behind(誰一人取り残さない)の社会」も、この度当社が定めた「All-winな社会」も、言葉は異なれど、まさに同じことを意味しています。
3.社名の由来と新しいブランドロゴに込めた想い
「Dari K」という社名は、インドネシア語で「~から(from)」を意味する”Dari”と、カカオの一大産地であるインドネシアのスラウェシ島が、アルファベットの”K”に似た形をしていることから「スラウェシ島」を組み合わせたものです。また、京都(Kyoto)の頭文字が”K”であるため、社名には「スラウェシ島から、京都から、カカオの魅力を発信する」という意味が込められています。
そのため、これまでのブランドロゴはインドネシアのカカオ豆が世界で評価されるようにとの願いを込めて、同国の伝統的な影絵芝居「ワヤン・クリ」をモチーフに、頭の部分にカカオの実を、髪の部分にカカオの葉をあしらったデザインを使用してまいりました。
この度、企業ビジョンの刷新と同時にブランドロゴもリニューアルしておりますが、本リニューアルにおいては、インドネシアにとどまらず、またカカオ農家にとどまらず、「頑張っている人が照らし出され、努力している人が報われるAll-winな社会をつくりたい」という想いを反映し、スポットライトをモチーフにした新しいロゴを、創業11年目の今年から用いることにいたしました。
▼これまでのブランドロゴ ▼新しいブランドロゴ
4.Dari K株式会社 代表取締役 吉野慶一のコメント
Dari Kは、お客様・お取引先様・カカオの生産者・そして国内およびインドネシアのスタッフと、多くの方々のお陰で昨年創業10周年を迎えることができました。この度、これからの新たな10年に向け、会社のビジョン刷新とビジョン・ステートメントの策定、またブランドロゴのリニューアルを行いましたが、これは「今後さらなる挑戦をしていく」私たちの覚悟の表れに他なりません。
技術革新により経済は成長する一方で、感染症や気候変動により地球全体の不確実性が増す現在。チョコレートの原料をつくっているカカオ農家に目をやると、変化に伴うポジティブな恩恵はあまり受けず、ネガティブな影響ばかり受け、経済成長から取り残されているといっても過言ではない現状があります。このような環境下でDari Kの存在意義とは何なのか?契約農家から調達したカカオ豆を自社で輸入し、チョコレートを作って販売するだけで良いのか?そもそもスポットライトを当てるべきはカカオ農家だけで良いのか?私たちがやるべきこと、できることはもっともっとあるはずだし、望む未来に向けてもっともっと挑戦したい。そのような想いが今回のビジョンの刷新とブランドロゴのリニューアルにつながりました。
創業から11年目のスタートを切ったDari Kはこれからも多くの挑戦をしてまいります。しかし自社だけでできることには限りがあります。皆さんと一緒に「All-winな社会」にしていきたいと思っておりますので、応援していただけますと幸いです。
【Dari K 株式会社について】
カカオの産地に拠点を構え、チョコレートに留まらないカカオの可能性を切り拓くカカオプロデューサー。インドネシアの生産者とともにカカオの栽培・収穫から発酵・乾燥まで一貫して管理し、良質なカカオ豆から厳選して作られるチョコレートは、豊かなアロマとフルーティーな酸味が特徴。パリのサロン・デュ・ショコラには2015年から毎年出展し、国際的なチョコレートの品評会C.C.C.では2015年から4年連続受賞。カカオの生産地での取り組みも国際的に高く評価され、SDGsの先進企業としても国内外から注目を集めています。
代 表 :吉野 慶一
住 所 :京都府京都市北区紫竹西高縄町 72-2(本社)
設 立 :2011年
ホームページ:https://www.dari-k.com
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