エイビット、アストロデザイン、ローカル5G通信による8K動画リアルタイム伝送共同実験を実施、上り回線において準同期フォーマットの拡張仕様をいち早く採用
株式会社エイビット(本社:東京都八王子市、代表取締役社長:檜山竹生、以下「エイビット」)は、アストロデザイン株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長 鈴木 茂昭、以下「アストロデザイン」)と、アストロデザイン本社において、高解像度映像リアルタイム伝送用途向けローカル5Gの共同実験を行いました。
■背景と課題近年、スポーツ・工場・監視のリアルタイム伝送においては高解像度化が進んでおり、伝送レートも高くなっています。特に8Kともなると、伝送レートが非常に高いため有線接続で伝送することが一般的でありました。そのため、カメラワーク等に制限が加わり、期待した内容のコンテンツ撮影ができない問題がありました。
■8Kカメラを用いた中継を想定したローカル5G通信の共同実験
これまでのローカル5Gで使用されているフレームフォーマットでは、下りリンクを重視したフレームフォーマットであったため、上りリンクのデータレートが8K動画リアルタイム転送に対して十分な性能ではありませんでした。
今回の実験では、現在、ローカル5G検討作業班で議論されている準同期フォーマットの拡張を先んじて採用することで、8K動画リアルタイム転送を実現することができました。アストロデザインが所有する8K動画リアルタイムエンコーダ付カメラとエイビットのローカル5G装置「AU-510」を用いて、ローカル5G無線通信にて8K動画の中継環境を疑似的に実現し、安定して動画を転送できることを確認しました。
今後、工場、病院、スタジアムなどでのローカル5Gの利用を見込んでおります。
【実証実験場所】
アストロデザイン株式会社本社屋内(住所:〒145-0066東京都大田区南雪谷1-5-2)
【実験期間】
2021年9月~10月
【実験内容】
工場でヒト、モノを監視するシステムを模擬した実験を実施。8Kカメラで撮影した動画データをリアルタイムでエンコードした後、そのままローカル5G機器を通して遠隔の監視システムを模擬した装置に無線伝送し、8K対応ディスプレイにて高解像度の動画が安定して表示されることを確認しました。
【株式会社エイビットについて】
株式会社エイビットは、5G 、 LTE、LPWA 、 PHSなど無線通信方式を利用した通信端末の開発メーカーであり、遠隔検針、セキュリティ、防災ソリューションで大規模IoT需要分野に精通しています。特に都市ガス、LPガス用遠隔検針ユニットでは日本トップシェアを有し、同時に日本最大級のIoTプラットフォーム運営会社でもあります。また、5Gの測定器メーカーでもあり、通信キャリアに多く採用されています。5G分野については、機器販売のみならず、無線技術のコンサルティングや実証実験サポート、機器開発支援など幅広くお客様をサポートしています。
【アストロデザイン株式会社について】
超高精細映像技術、リアルタイム高速デジタル信号処理技術をベースに、8Kをはじめとする高度な技術を要する分野において、さまざまなハードウェア/ソフトウェア製品を展開。放送業界やディスプレイ業界など映像業界全般において、オンリーワンの製品を提供し続けます。
<会社概要>
会社名 株式会社エイビット
代表者 代表取締役社長 檜山竹生
設立 1986年
所在地 東京都八王子市南町3-10
会社HP https://www.abit.co.jp
5GHP https://5g.abit.jp/
会社名 アストロデザイン株式会社
代表者 代表取締役社長 鈴木茂昭
設立 1977年
所在地 東京都大田区南雪谷1-5-2
会社HP https://www.astrodesign.co.jp/
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