日本代表デフアスリートを招待し、ろう児・難聴児対象スポーツイベントを3月末に開催ー3月1日 申込開始ー
大阪府と提携しスポーツにおける「聞こえないからできない」をなくす
【イベント概要】
■企画名称: 第5回デフスポフェスティバル2022
■企画運営: 主催 デフスポ運営委員会、共催 NPO法人Silent Voice(サイレントボイス)
■日程: 2022年3月26日(土)〜2022年3月27日(日)
■会場: 関西大学堺キャンパス(仮)
*会場に関するお問い合わせは関西大学ではなく下記NPO法人Silent Voiceまで
■参加対象: 新小学1年生〜高校3年生のろう児・難聴児、そのきょうだい(ソーダ)、聴覚障害のある親を持つ聴者(コーダ)
■スポーツ団体: 8団体 (ラグビー/サッカー/テニス/バドミントン/空手/柔道/アルティメット/バスケ)
■大会規模: 全体約250名 (子ども100名/ 保護者 50名/ アスリート 30名/ スタッフ 50名)
■HP: https://deafsupokansai.grupo.jp/free2109038
■申込み方法: デフスポ公式LINE (https://lin.ee/WsoCXT0)登録後、オンラインフォーム提出
■申込み期間: 3月1日(火)〜3月13日(日)
- デフスポ開催の背景とねらい
「補聴器にボールが当たると危ない」 と中学校でサッカー部入部を断られた時に、聞こえない人はサッカーをしたらいけないんだ、と私の幼い頃からの日本代表になる夢は破れ、とても悔しい思いをしました。しかし、18歳の時にデフサッカーとデフリンピックを初めて知り、再び夢を膨らませました。その後日本代表の経験を通して他のデフスポーツや日の丸を背負う仲間を知りました。聞こえる子どもと公平にろう児・難聴児にも安心してスポーツができる環境を整えることで、同じスポーツを楽しむ仲間に出会い、将来に希望を持って欲しいと思いデフスポを立ち上げました。
■なぜろう児・難聴児がロールモデルと交流する必要があるのか
ろう児・難聴児は日本に点在しており、社会で活躍する当事者と交流する機会が限られています。まず、ろう児・難聴児の90%以上は聞こえる親の元に生まれてきます。(参照:野本裕子. (2002). 聴覚障害児教育への手話導入に関するー考察)また、彼らの多くは聞こえる子どもと一緒に地域の学校に通います。さらに、放課後デイサービスは人口の多い地域に集中している上、聴覚障害に特化した放課後デイサービスは日本に19件しかないことから、ローカル地域に住む聴覚障害児は特に乏しい支援環境のなか、聴覚障害のある大人と交流することなく生活しています。(参照:2020年度全国聴覚・ろう重複児施設協議会加盟団)社会で活躍する同じ障害のある大人と交流することは、彼らが夢を持つきっかけになります。社会で孤立しやすい環境にいる彼らには、仲間と出会う場所や将来に希望を持てる場所が必要です。
■デフスポ参加経験者 青井莉桜香さん(中学1年生)
小学校2年生の時からデフスポに参加しています。名古屋に住んでいますが、毎年デフスポを楽しみに大阪に来ています。デフスポの好きなところはたくさんありますが、デフサッ カーの白瀧淳さん、杉本楓さん、デフラグビーの大塚貴之さんなど、さまざまなスポーツのデフ日本代表・デフアスリート選手に会えることが特にとても嬉しいです。ぜひたくさんの人に参加して欲しいと思います。
- 吉村府知事からの応援コメント
コロナで顕在化した社会的な課題に対して、『誰一人取り残さない』というSDGsの理念を踏まえ、民間の資金提供先とNPO等との協働により課題解決を図る取組みを実施しています。行政にはない着眼点を持つNPOの皆さんの活動を支援することにより解決できる課題も多いと考えています。NPO法人Silent Voiceは、当事者でないとなかなか気づきにくい課題の解決に取り組んでおり、ぜひ応援したいと思っています。
- 【 NPO法人 サイレントボイス 】
会社名 :NPO法人 Silent Voice(サイレントボイス)
所在地 :大阪府大阪市中央区安堂寺町1丁目3-12 大阪谷町ビル4F
設立 :2017年1月19日
代表理事 :尾中友哉
従業員数 :14名
事業内容 :教育事業
ホームページ :https://silentvoice.co.jp/
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