【電気料金削減率・再エネ比率50%をほぼ達成】蓄電池を活用した太陽光自家消費システムの2020年運用実績
株式会社YAMABISHI(本社:東京都大田区、CEO:蓮池 一憲)は、2019年5月から自社工場にて運用を開始した自家消費システムの2020年運用実績を公開いたします。特許を取得した自家消費型太陽光発電システムの最適化制御SmartSC(※Smart Self-Consumption)により、経産省が参考値として提示している2050年の再エネ比率50%を大幅な前倒しでほぼ達成いたしました (※工場単体にて)。
▼自家消費を最適化する「SmartSC」のお問い合わせはこちらから▼
https://www.sotuu.net/yamabishi/release_20210420.html◆2020年運用実績(1/1~12/31)
導入設備 /運用方法 |
電気使用量 (設備無比) |
発電量 (太陽光のみ比) |
最大デマンド (設備無し比) |
設備無し | 347MWh | - | 194kW |
太陽光のみ /負荷追従 |
226MWh (-35%) |
121MWh | 174kW (-10%) |
太陽光+蓄電池 /従来運用 |
191MWh (-45%) |
156MWh (+29%) |
129kW (-33%) |
太陽光+蓄電池 /SmartSC |
181MWh (-48%) |
166MWh (+37%) |
106kW (-45%) |
◆運用実績に見るSmartSCの効果
年間の電気使用量を166MWh削減し再エネ比率48%を達成。またピークカットにより最大デマンドを88kW、45%削減。これにより基本料金を含めた年間電気料金をほぼ50%削減した。またレジリエンス性として蓄電池の年平均充電率に基づく自立運転継続時間は従来運用に対して1.6倍に向上。これらの結果から太陽光のみはもとより太陽光+蓄電池の従来運用に対してもSmartSCによる改善効果を確認した。
◆運用実績の補足
SmartSCの効果と対比するため、太陽光のみ(市販の発電監視パッケージにより余剰時は負荷追従運転)、および蓄電池+太陽光の従来運用(蓄電池は余剰分50%、ピークカットと自立運転用に50%確保)のシミュレーション結果を併記した。また最大デマンドについて実際は設備未導入の2019年の影響受けるが、ここでは2020年の実績を基に記載した。
▼自家消費を最適化する「SmartSC」の概要はこちらから▼
https://www.yamabishi.co.jp/products/back_yrw/smartsc.html
SmartSCにより、最大36時間先までの余剰電力を予測して賢く動作することで、「発電量の最大化」「電気基本料金の削減」「停電時の電源供給」各々が蓄電池をフルに活用して最適に制御されます。
2050年のカーボンニュートラルを実現するためには再生可能エネルギーの導入拡大が必須と見込まれており、蓄電池は自家消費率アップや系統安定化の役割を期待されています。SmartSCにより蓄電池の効果を最大限に発揮させることは、採算性や有益性を向上させ脱炭素社会を実現する「鍵」になると考えております。
YAMABISHIは、技術による価値の創造と脱炭素社会の実現に貢献して参ります。
▼リチウムイオン蓄電システム「YRW シリーズ」の概要はこちらから▼
https://www.yamabishi.co.jp/products/back_yrw/index.html
◆自家消費システム 概要
型式 :YRW-750-100SH-15PV-426M2-100STW
電圧 :三相 3 線 200V 系
出力 :100kW(連系)/ 100kVA(自立)
蓄電池 :公称容量426kWh(実効容量383kWh)
太陽光 :多結晶162kW
◆株式会社 YAMABISHI 会社概要
商号 :株式会社 YAMABISHI( https://www.yamabishi.co.jp )
代表者 :CEO 蓮池 一憲
本社所在地 :東京都大田区大森北 2-4-18
設立年月日 :1958 年 3 月
主な事業の内容 :電源装置の開発・製造・販売
◆本リリースに関するお問い合わせ
株式会社 YAMABISHI 東京営業所 Tel:03-3767-8861 mail:y-sales@yamabishi.co.jp
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像