安全在庫数を状況に応じて柔軟に変更可能に! 東大発・自動発注AI「α-発注」
~安全在庫数をマニュアルで設定して、発注精度をより高められる~
株式会社infonerv(東京都杉並区、代表取締役:江田研人 以下、当社)は、自動発注AI「α-発注」に安全在庫数の上限・下限をマニュアルで設定する機能を追加いたしました。
特定の商品に対してマニュアルで安全在庫数を設定することで、ユーザーにとってより理想的な発注が行えるようになります。
特定の商品に対してマニュアルで安全在庫数を設定することで、ユーザーにとってより理想的な発注が行えるようになります。
- 新機能の概要
商品ごとに安全在庫数の上限や下限をマニュアルで設定可能に
安全在庫数とは、目標在庫数の基準となる数値のことで、デフォルトでは「α-発注」が自動で適切な値を算出し、在庫管理を行います。
今回の新機能により、商品ごとの安全在庫数の上限や下限をユーザーがマニュアルで設定できるようになりました。
基本的にはマニュアルで設定を行う必要はなく、「α-発注」の設定する安全在庫数のままで問題ないケースが多いですが、一部の状況ではマニュアル設定をうまく活用してより効率的に発注を行うことが可能です。
例えば以下のようなケースでマニュアル設定を活用することができます。
①得意先から100個の注文があることが分かっていて最低100個以上は在庫を保持しておきたい商品は、「最低安全在庫レベル」をマニュアルで100に設定することで、在庫数が100個を上回るような水準で発注量を算出します。
②多少の欠品に目を瞑ってでも在庫数を大きく減らしたい場合、「最高安全在庫レベル」をマニュアルで大きく引き下げておくことで、発注量を抑えて在庫数を圧縮することができます。
③イレギュラーな大口の注文など通常の出荷数とは大きく異なる出荷データが考慮された結果、安全在庫数が大きすぎる値に設定されてしまうことがあります。
この場合、「最高安全在庫レベル」を設定することで在庫数を通常の出荷数に見合う水準に抑えることができます。
- 新機能実装の背景
特殊な事情のある商品の発注は注意が必要
「α-発注」は、様々なデータを利用することで、過剰在庫にも欠品にもならない適切な発注量を算出します。
データから読み取れない個別ケース(例えば"今後予定されている大口の注文に備えて在庫を普段よりも多く保持したい"、"欠品を許容してでも在庫を圧縮したい"といったケース)では、適切な発注量を精度よく算出することは困難です。このようなケースでは従来、AIの推奨する発注量を必要に応じて⼿動で調整する必要がありました。
今回の新機能の実装により、維持したい在庫数の範囲が決まっている商品について、事前に安全在庫数をマニュアルで設定しておくことで、発注量を手動で調整する必要がなくなります。
設定した安全在庫数を基準に発注量を算出するようになるため、ユーザーの意図を反映して状況に応じた柔軟な発注が行えるようになり、「α-発注」の発注精度は更に高くなります。
発注・仕入にお困りの事業者様の負担をさらに軽減できるよう、「α-発注」は今後も新機能の開発を進めて参ります。
- ご利用方法
「最低安全在庫レベル」や「最高安全在庫レベル」を設定して商品の在庫数をコントロール
SKUマスタページやSKU詳細ページから「最低安全在庫レベル」や「最高安全在庫レベル」を設定いただけます。
安全在庫数を変更したい商品が複数ある場合はCSVファイルを利用して一括でスピーディに変更できます。
「α-発注」をご利用中の方はどなたでも安全在庫数をマニュアルで設定可能です。
「α-発注」のサービスサイトより、無料お試しにお申込みください。
▼「α-発注」サービスサイト
URL:https://a-orders.com/
- 「α-発注」概要
自動発注AI
「α-発注」は、EC・卸売り・メーカー・商社向けの自動発注AIです。
「α-発注」を利用して発注リストを作成することで、過剰発注や在庫切れによる売り逃しなどを効率よく削減できます。
2021年5月からサービスの提供を開始し、化粧品、アパレル、家具、雑貨や小物など幅広いジャンルで導入が進んでいます。
▼サービスサイト
URL:https://a-orders.com/
東京大学の研究者チームが開発
江崎 貴裕(えざき たかひろ)
東京大学 先端科学技術研究センター 先端物流科学寄付研究部門 特任講師
株式会社infonerv取締役 「α-発注」プロダクト担当
東京大学工学部航空宇宙工学科卒業、東京大学大学院博士課程修了(特例適用により1年短縮)、博士(工学)。日本学術振興会特別研究員、国立情報学研究所特任研究員、JST さきがけ研究員、スタンフォード大学客員研究員を経て、2020年より現職。東京大学総長賞、井上研究奨励賞など受賞。
数理的な解析技術を武器に、統計物理学、脳科学、行動経済学、生化学、交通工学、物流科学など幅広い分野で研究成果を上げている。最近は、物流や在庫管理を効率化するための新しい理論構築に取り組んでいる。
著書に『データ分析のための数理モデル入門』、『分析者のためのデータ解釈学入門』(ソシム)。
- 株式会社infonerv概要
アカデミアの最先端で活躍するメンバーを中心にして、創業されたAI企業です。
東京大学で特任講師を務める現役の研究者を中心に優秀な人材が集まり、在庫を抱える事業者の課題を解決するデータソリューションを提供しています。
名称 : 株式会社infonerv
代表者 : 代表取締役 江田 研人
所在地 : 〒168-0064東京都杉並区永福三丁目34番5号 301
設立 : 2021年4月1日
事業内容 : AI SaaS事業
企業サイト : https://infonerv.com/
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