Hyperithm、Web3ベンチャーに約100億円を投資、Web3領域へ本格進出
株式会社HYPERITHM(本社:東京都千代田区、代表取締役:Lloyd Lee、以下「当社」)は、Web3のエコシステムの活性化を目的として、既存株主を含めた機関投資家より出資を受け、約100億円規模のファンドを設立いたしました。今後、次世代インターネットのパラダイムとして注目されているWeb3領域に積極的に投資してまいります。
ファンド設立の背景と今後の展開
近年、ブロックチェーン上に構築された分散型金融システムである「DeFi」や、ブロックチェーンテクノロジーを活用した非代替性トークンである「NFT」が大きな盛り上がりを見せています。2022年はWeb3元年とも言われ、世界中でWeb3領域のスタートアップやプロジェクトが次々と生まれています。こうしたプロジェクトは今後より一層増加することが見込まれており、トークンによる資金調達やグロース支援の需要も高まっています。
当社は、暗号資産のウェルスマネジメント事業において東アジアで最も長いトラックレコードを保有する会社の一つです。こうした経験を活かして、Web3のエコシステムにおける様々な投資機会を発掘し、投資すべく、今回のファンド組成に至りました。
今回ファンドに出資いただいだ有限責任組合員(LP)は、当社の株主または暗号資産市場で既に当社と協業しているパートナー企業です。当社は今後、トークンによる投資を中心に行う予定で、当社の拠点がある日本や韓国だけでなく、アメリカやシンガポールなど、様々な地域のWeb3プロジェクトへの投資を積極的に検討してまいります。
Hyperithm CEO ロイド・リーからのコメント
従来の金融業界においては、投資会社が領域ごとに分かれていますが、暗号資産のエコシステムでは事業会社と投資会社の区別や、投資会社の中でもベンチャーファンドとヘッジファンドの区別がなくなってきています。例えば、暗号資産投資会社のAlameda Researchが暗号資産取引所のFTXを設立した事例や、当社の株主でもある暗号資産取引所のCoinbaseがCoinbase Venturesを通じて積極的なベンチャー投資活動を行っていたりする事例が、このようなトレンドを示しています。
当社はこれまで4年にわたって、国際数学・物理・情報オリンピックのメダリストの経歴を持つエンジニアを主軸として開発を行っており、アルゴリズムトレーディング基盤のアービトラージ取引に強みを持っております。これらを活かして、今年からは数学的モデリングやトークンエコノミーが核心となるWeb3プロトコルやDe-fiサービスを中心に投資を行い、事業領域を拡張してまいります。この投資を通じてWeb3のエコシステムの活性化し、好循環を作る会社になりたいと思っています。
Hyperithm Groupについて
当社は、2018年1月の創業以来、日本と韓国を拠点に機関投資家などを対象とした暗号資産のウェルスマネジメント事業を展開しています。日本においては、適格機関投資家等特例業務の届出を、韓国においては日本の暗号資産交換業に相当する暗号資産事業者の届出を完了しています。2022年3月には、シリーズBのブリッジラウンドにてCoinbase Venturesより資金調達を行いました。2022年5月からは適格機関投資家等特例業務に基づく国内初ビットコイン建てのファンドを運用開始しています。
【会社概要】
会社名:株式会社HYPERITHM
代表者:代表取締役 Lloyd Lee(李 沅俊)
本社所在地:東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル4階 FINOLAB内
設立:2018年1月
役職員数:25人(関係会社を含む)
海外拠点:韓国
会社HP:https://hyperithm.jp
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