Landit Inc. シリーズAラウンドを以って累計約12億円の資金調達を実施

- トラクションの伸長、マルチプロダクトの拡大、モビリティインフラ事業展開を加速 -

モビリティインフラ事業・不動産テック事業を手掛けるランディット株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤林謙太、以下「ランディット」)は、シリーズAラウンドにて、8億円の資金調達を実施し、創業からの累計資金調達額は約12億円となりました。
本ラウンドでは日米に拠点を置くグローバルファンドであるWiLをリード投資家とし、シンガポール・台北・上海に拠点を置き、アジア大洋州地域においてプライベートエクイティ投資を行うAxiom Asia Private Capitalを引受先としています。又、ランディットは2021年の創業以来の既存株主であるインキュベイトファンドを中心にプレシリーズA時点以降もフォローオン投資による資金調達を実施して参りましたが、本ラウンドを以って、累計調達額が約12億円となりましたことをお知らせいたします。

  • 背景と目的

【創業~現在】

Landitは2021年の創業以来、駐車場を借りる人と貸す人を対象に、駐停車の貸し借りに生じる時間とプロセスの削減・合理化に取り組んでまいりました。具体的には、衛星にAIを用いて、日本中の車室データベースを生成し、受付・契約などの仲介業務をデジタル化するプロダクト「SYNC PORT」、車室の状況をAIカメラでリアルタイム自動管理するプロダクト「AIMO」を揃えることで、駐停車に関する静的なデータと動的なデータを基に独自のデータベースを生成しております。そして、独自のデータベースを基に、借りる人向けには事業用駐車場手配サービス「at PORT」、事業用短期駐車場予約サービス「PIT PORT」を提供することで、駐車場をお求めになるユーザーがスムーズにどこよりも近く、早く、安い場所を簡単にご利用頂けるような環境をお届けしています。

足元で、at PORT事業は二桁億円の売上高と黒字化を達成、建設現場向けの付帯サービスや建設施工管理アプリとの連携など拡大を続けており、AIMO事業は大型受注が内定するなどのトラクションを積み上げております。

【今後】

創業から構想しているマルチプロダクトの更なる強化と、変化に強い組織構築に向けて、今回の資金調達を契機として、以下の施策を進めてまいります。

AIMO Parking / AIMO Construction / AIMO Real Estate / AIMO Retailの開始

AI×クラウドカメラの「AIMO」は様々なチューニングが可能となっております。

遠隔管理・AI検知・顔認証・温度検知などの機能を、駐車場・建設・不動産・小売領域に対し、人的工数のリプレースによる生産性向上を目的として、事業領域毎にカスタマイズしたプロダクト提供を強化します。

SYNC PORT事業の強化

仲介業務をデジタル化する「SYNC PORT」は各種サービスとの連携を進めており、これまでの電話、メール、FAXを主体とした取引から”いつでも / どこでも / 誰でも”簡単に取引対応が出来る仕組み作りをご支援します。

PIT PORT事業の拡大

短期駐車場が予約出来る「PIT PORT」はフラップによりセキュリティを担保しておりますが、今後はフラップのみでなく、顔認証を追加オプションで選べるようにし、セミプライベートな駐停車スペース利用を促進する方針です。事業者向けEV充電基の運営、ラストマイルの最適化、VIP向け顔認証駐車場運営の展開を進めてまいります。

データソリューション事業の開始

衛星×AI×トランズアクション×自社CSセンターによるアナログ情報収集により、独自性の高いデータの集積が加速度的に進んでいます。斯かるユニークデータの市場提供のみならず、衛星×AIの技術を基にした不動産データの作成と展開を強化します。

at PORT事業の更なる拡大

「at PORT」は衛星の活用、トランズアクションのたびにデータが磨かれる構造、駐車場の仲介・管理業務向けプロダクト投入・データ連携により、どこよりも近い駐車場を、あらゆる事業者車両や一般のお客様などの駐車場を手配している事から、weworkやOYOのようなマスターリースが可能となり、どこよりも安くご利用頂けるサービスです。調査・CRM・資料の用意まで自動化されていることから対応スピードが抜け漏れなく早く、不動産経験者をカスタマーサービスセンターに配置していることからきめ細かな対応が可能です。契約中のトラブルなどもワンストップで専門部署が対応出来る為、駐車場手配に使う時間が無くなります。事務所手配・道路使用許可・資材置き場手配など付帯サービス展開も伸長しており、今後より一層の拡大に努めます。

B to B to C事業、to C事業の展開

to B向けサービスを主力としてきましたが、幅広いお客様に最適な環境をお届けすることを目的に一般ユーザー向けのサービスを展開します。

経営体制の強化、国内支店の開設

既にApple・アクセンチュア・SAP・Bytedance・三菱商事・三井物産・スタートアップ企業COOなどの出身者が参画しており、より一層の人材強化を進めていく方針です。

海外展開

創業時より、後世に亘って世の中に価値が提供が出来る事業であること、グローバルに展開出来る事業であることを志し、事業開発を進めてまいりました。駐停車の領域は日本国内独自の部分とグローバルに共通する部分がある事について解像度が高まってきた為、今後は海外展開を強化する方針です。


  • 新規株主からのコメント

松本 真尚(まつもと まさたか) / WiL, General Partner & Co-founder

1999年にPIMを設立し、CEOとして2000年にYahoo!JAPANとの合弁を指揮。Yahoo!社長室で戦略投資を担うほか、数々の社内新規事業の統括部長を務め、2011年よりCIOとして同社の新規事業創出、他の事業会社との連携やJVを多数仕掛ける。2013年、日米を中心としたベンチャー企業への投資、日本の大企業スピンアウトベンチャーの創出や企業内起業家育成などを行うWiLを創業。

Landit社と新しいモビリティインフラの実現に向けた挑戦にご一緒出来ることを大変嬉しく思います。

引き続き、素晴らしいプロダクトの開発力、強力なチーム力を活かして「駐停車スペース」のDXの実現、ミッション「世の中に最適と豊かさを提供し、人々の営みに欠かせない存在に」の実現を期待しております。


Chris Loh(クリス ロー) / Axiom Asia Private Capital, Managing Partner 

シンガポール最大の研究開発機関であるDSO National Laboratoriesにエンジニアとして7年間勤務し、技術スタッフのシニア・メンバーとしてチームを率いた。その後、シンガポール政府投資公社グループのGIC Special Investmentsで9年間プライベート・エクイティに携わり、2009年にAxiom Asiaに入社。現在、アジア全域でのベンチャーキャピタルファンドの指揮、インドにおけるすべてのファンド投資を担当。

Qian Rui Low(チェン ルイ ロー) / Axiom Asia Private Capital, Vice President

BNP Paribasでクレジット・アナリストとして東南アジア全域の企業信用分析を担当。2016年Axiom Asiaに入社。

Landit has positioned itself as a key player to address the pressing need for streamlined B2B parking within Japan's construction and logistics sectors. The company’s rapid growth in the past 3 years stands as a testament to the exceptional leadership of Mr. Fujibayashi and their potential for continued success. We are eager to embark on the next phase of growth alongside Mr. Fujibayashi and his dedicated management team, particularly as we explore the prospects of expanding Landit's innovative solutions to other markets outside of Japan.


  • 既存株主、創業株主からのコメント

既存株主代表:

Paul Mclnerney(ポール マクナーニ) / Incubate Fund, General Partner

1997 年にリクルートに⼊社し、デジタル事業の⽴ち上げとネット系企業のベンチャー投資を主幹。リクルート在籍時にメディオポート(オンラインゴルフ予約)の⽴ち上げに参画し、2002 年に楽天に事業を売却。2002 年にリクルート からマッキンゼーに転職し、2007 年にパートナーに昇格し、2014年にシニアパートナー。アジア太平洋のマーケティング&セールスグループの責任者、アジア太平洋のアナリティクスグループの責任者、QuantumBlack Japan のマネージングパートナー、アジア太平洋の消費財・⼩売グループの責任者を歴任。 マッキンゼーにおいて⼩売、消費財、メディア、通信、⾦融、製薬の各業界の顧客に対して成⻑戦略やデジタル・AI、ブランディング、マーケティング、M&A の各領域における戦略と事業⽴ち上げの⽀援を実施。 2021年3月より、インキュベイトファンド代表パートナー就任。

Landitは創業時に投資した段階から建設・物流・旅客運送業などの各業界のニーズに答え、着実に目標の「モビリティインフラ」に向かって目覚ましい成長を遂げて来ました。今回の資金調達を経て、藤林社長率いるLanditのチームがサービスラインアップを拡大し、更にパワーアップしていくことを大変楽しみにしております。


創業株主:

高橋 健太(たかはし けんた) / Boost Capital株式会社, 取締役 / パートナー

2010年3月慶應義塾大学経済学部卒業。2010年4月マッキンゼー・アンド・カンパニー入社。コンシューマーリテール業界のマーケティング、PEファンド業界のデューデリジェンスのプロジェクトに従事。2012年9月プライベートエクイティファームMBKパートナーズ入社。カフェチェーンのコメダ珈琲、ジュエリーブランドのTASAKI、テーマパークのUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)、チョコレートブランドのゴディバの投資・経営に従事。2022年5月MBKパートナーズ退職。2024年1月にBoost Capital株式会社を共同創業。

不動産市場の中でも、駐車場という領域は社会のモビリティインフラを支える中核的な存在であり、改善すべき機会がいまだに多い領域だと思います。その中で、ランディットはDX化を促し、モビリティインフラに関わるあらゆる事業者の業務改善・効率化のためのソリューションを幅広く提供している、非常に社会的意義の高い事業を運営していると確信しております。私自身、代表の藤林とは中学時代からの同級生であり、昔から人となりを理解していますが、学業もスポーツも高いレベルで実績を残しており、三菱商事での事業を作る経験、産業革新機構での投資に関わる経験を活かして、事業オペレーション構築、B2Bのセールスマネジメント、コーポレートファイナンス様々な職能を一人でこなせる実力を持ち、組織を束ねてリードしていく実力を持つ稀有な人材です。その彼と今こうして一緒に事業を創る経験を共有出来て、感慨深くもあり、気が引き締まる思いです。社会的意義の深いランディットの事業が今後拡大し、ますます大きなインパクトを社会に対して残せるよう、一生懸命頑張りたいと思います。


  • ランディット株式会社について

社名:Landit Inc. / ランディット株式会社

設立:2021年

住所:〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目27-5 リンクスクエア新宿 16F

*2024年6月よりオフィスを移転します。

新)〒108-0073 東京都港区三田3丁目5-27 三田ツインビル西館 23F

代表者:代表取締役 藤林 謙太

URL:https://landit.co.jp/

*ロゴを2024年6月より刷新致します。

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会社概要

ランディット株式会社

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URL
https://landit.co.jp
業種
不動産業
本社所在地
東京都港区三田3-5-27 住友不動産東京三田サウスタワー 23F
電話番号
03-6822-4474
代表者名
藤林 謙太
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2021年05月