「補助金・助成金の申請書がオンラインで作成できる」サービスを提供するScalar株式会社がシードラウンドでの資金調達を実施

～プロダクト開発強化および組織体制強化～

Scalar株式会社

2023年6月14日 11時40分

補助金・助成金の申請書作成支援クラウドサービス「Scalar Self」を運営するScalar株式会社（本社：東京都渋⾕区、代表取締役：吉⽥光志）は、THE SEEDを引受先とした第三者割当増資により、シードラウンドでの資金調達を実施しました。
今回の調達資金によりプロダクト開発および組織体制の強化を行い、補助金・助成金の申請書作成の新たな手段としてサービス普及を加速させ、事業者の設備投資や環境整備を後押しします。

補助金・助成金申請書の作成支援クラウドサービス「Scalar Self（スカラーセルフ）」

補助金や助成金、認定計画等の申請書を「ウェブで手軽に、カンタンに」つくることを支援するサービスです。現在、「ものづくり補助金」「IT導入補助金」「小規模事業者持続化補助金」「キャリアアップ助成金」「事業継続力強化計画」を作成することが可能です。

申請書の記入に必要な内容を、申請者が理解しやすい言葉を用いて一問一答形式で質問していきます。質問に沿って記入した内容は、申請時に必要な書類に自動反映され、事業者自身でダウンロードすることが可能です。

サービスサイト：https://sclr.jp

資金調達の背景

国や自治体が掲げるDX化や脱炭素経営、働き方改革といった中長期ビジョンの達成に向け、補助金や助成金は年々重要性を増しています。しかし、申請に必要な手続きや要件も年々複雑化しており、申請者にとって公募要領の理解や申請書の作成は大きな負担となっています。

「Scalar Self」の利用を推し進めることで、国や自治体が掲げるビジョンにマッチした事業を推進したい事業者の設備投資や環境整備の後押しに繋がると考え、資金調達の実施に至りました。

今後の展開

本資金調達に追随し、自らも事業経験を持ち、助成金の支援経験が豊富な社会保険労務士の菅原聡介氏が執行役員として入社。そしてCTO経験を持つ大嶋陽介氏を技術顧問として招聘しました。

LLMを活用したプロダクト開発を強化するとともに、セールス／エンジニア組織の拡充を図り、「想いを引き出し、共創社会をつくる」というミッション達成に向けてチーム一丸となって邁進いたします。

＜プロフィール＞

菅原聡介 （写真右）

早稲田大学卒業後、広告代理店に入社。2007年「ハンバーガー&サンドイッチベイス」を創業。店舗営業に加え、法人向けケータリング事業を拡大。2021年「ベイス」を事業売却。

同年4月、社会保険労務士資格取得、「ブレイクスルーパートナー社会保険労務士事務所」を開業。

大嶋陽介 （写真左）

東京大学大学院工学系研究科修了後、ITスタートアップでWebプロダクト開発・運用を担当。その後、ラクスル株式会社で印刷EC事業の開発などを手がける。独立後はHR領域、メディア、SaaSを含む多岐にわたる事業開発を行い、2020年に株式会社ポアロを設立し、代表取締役に就任。2021年にリデル株式会社へ参画し、プロダクト開発組織のCTOとして活躍。現在、株式会社ポアロでWebサービスの企画・開発・運用を手掛けつつ、技術顧問・社外CTOとしても活動中。

引受先からのコメント

THE SEED

Senior Associate 宮城圭介氏

「補助金や助成金を活用して、企業の成長や新しい挑戦の後押しをできる存在になりたい」という社長の吉田さんの強い想いに共感し、出資をいたしました。吉田さんは、ご自身の経験からくる解像度の高さと、事業に没頭する行動力に「ヒト」としての魅力を感じております。すでに強力な仲間と共に事業を進めておりますが、更なる採⽤強化を通じた事業拡⼤に⼤きな期待をしています。

HP：https://theseed.vc/