築約90年のJR湯浅駅旧駅舎を改修、飲食&物販店を開業
醤油醸造の発祥の地・和歌山県の湯浅町で5月14日オープン!
株式会社つぎとは、この官民連携で実施されたJR湯浅駅旧駅舎の再利活用プロジェクトにおいて、代表企業としてプロジェクトマネジメント、旧駅舎と駅前広場の設計監理業務を担いました。改修した旧駅舎と駅前広場は、つぎとの現地法人である「株式会社ENJI」(和歌山市)が、同町から指定管理者に指定され、駅の賑わいづくりに取り組んでいきます。
改修した旧駅舎は、1927(昭和2)年に供用を開始した木造平屋建て。2019年にJR湯浅駅新駅舎の供用が開始された後、旧駅舎はJR西日本から湯浅町へ譲渡され、2021年に「歴史的風致形成建造物」に指定されています。
湯浅町は、旧駅舎を観光客が気軽に立ち寄り、地元住民が集える場所として再生利活用することを目的に提案型の公募を行い、株式会社つぎと及び株式会社平林組、株式会社JR西日本コミュニケーションズ、株式会社ENJIの4社による共同事業体(代表企業:株式会社つぎと)が採択されました。企画から施設の工事、運営までを包括的に民間へ委託する公設民営方式(DBO方式)で実施。
(1)飲食&物販店「湯浅米醤」について
様々な素材を用いて独特の世界観で魅力的な空間をつくる海南社(源じろう計画事務所)が運営。伝統ある湯浅の醤油を使ったメニューと、薪を使ったかまどで炊いたコメのおにぎりが特徴です。食材と調味料はすべて湯浅や和歌山県内で仕入れたこだわりのメニューが並び、素材の良さをシンプルに活かした湯浅ならではの食の魅力が楽しめます。
湯浅には、海と山の幸、醤油や味噌といった醸造業など豊かな素材と食文化があります。これらをぎゅっと一つのお店に詰め込み、もっと湯浅や和歌山を知ってもらおうとの思いを込めたのが「湯浅米醤」です。
メニューはおむすび、干物の定食、蕎麦、あぶりもちやモナカ、コーヒーなど。おむすびは昔ながらの薪を使ったかまどで炊き、一つ一つ丁寧にむすびます。
蕎麦は、湯浅鴨せいろ。湯浅の醤油を使った出汁と共にお楽しみいただけます。あぶりもちは、醤油の香ばしさを味わっていただくため、焼き立てをご提供します。
物販コーナーも併設。醤油や味噌など地元産品を揃えていきます。
「湯浅米醤」の概要
住所:和歌山県有田郡湯浅町大字湯浅1075-2
営業時間:10時~17時
定休日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
連絡先:070-9133-0737
(2)今後の取り組みについて
株式会社つぎとは、2023年12月に、湯浅町及び株式会社紀陽銀行との三者で「湯浅町における歴史文化等を活用した地域活性化を推進するための連携協定」を締結しており、今回の旧湯浅駅舎の再生利活用をはじめ、継続的に湯浅町の賑わい創出を進めていきます。
湯浅町には、和歌山県唯一の国選定の重要伝統的建造物群保存地区(以下、伝建地区)があり、伝建地区は湯浅駅から北西に約700mに位置しています。この伝建地区は、観光バスの立ち寄り場所になっていますが、観光のお客さんの滞在時間は短く地域への経済効果が限定的であることが課題の一つです。私たちは、駅と伝建地区間を歩いて楽しめるまちとなるよう、新たな魅力をつくり、湯浅での周遊観光を創出していきたいと考えています。そこで、つぎととENJIは、駅と伝建地区の間に位置する市街地エリアの空き家を活用し、この課題解決を目指します。
まずは町の玄関口として、今回のJR湯浅駅旧駅舎の取組みを通じて駅周辺の賑わいを創出し、熊野古道が通り、歴史ある醸造蔵や古民家が点在し風情ある町並みを有する市街地エリアの空き家となった古い建物をレストランやカフェ、雑貨店などに活用していくことで、駅から伝建地区を周遊する湯浅の新たな魅力づくりを目指していきます。
株式会社つぎとの会社概要
会社名 | 株式会社つぎと |
代表者名 | 内田一平 |
住所 | 大阪府貝塚市海塚1丁目1-23 |
事業について | 地域資源の調査、地域計画作成、資金調達、歴史的建築の設計監理、 歴史的建築を活用した事業の創出及び運営、イベント企画運営など 全国各地で古民家など地域資源を活用した観光、まちづくり、地域活性化に取り組む。 |
HP | |
株式会社ENJIの会社概要
会社名 | 株式会ENJI |
代表者名 | 内田一平 |
住所 | 和歌山県和歌山市十一番丁10番地Jamビル |
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