〜東京を、写真の都に。〜日本最大級の都市型アートフェスティバル「T3」vol.7八重洲、日本橋、京橋、銀座にエリアを拡大して10月4日より開催
スティーブン・ショアやメリッサ・シュリークなど海外作家も来日予定のフェスティバル、東アジアのギャラリーが集結して厳選した作品の展示販売を行うフェアで盛り上げる

日本最大級の都市型アートフェスティバルをもつプラットフォーム、「T3(ティースリー)」は今年で7回目を迎え、東京・八重洲、日本橋、京橋、そして銀座までエリアを拡大して2025年10月4日(土)より開催いたします。
都市型アートフェスティバル「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」を皮切りに、アートフェア「T3 PHOTO ASIA」など、10月27日(月)まで24日間に渡って様々な企画で盛り上げて参ります。
T3は、フェスティバル、フェア、育成事業からなる包括的な写真プロジェクトです。2017年の設立以来、屋外展示や地域連携を強みに都市型アートフェスティバルとして進化し、昨年は75万人以上が来場。文化と経済の相乗効果を生み出しながら着実に成長してきました。
東京の都市空間を活用して国際的なアーティストの作品を展示し、写真を通じた文化観光の促進を目指す都市型アートフェスティバル「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」(フェス)、アジアのギャラリーやアーティストが集結するアートフォト市場を形成し、グローバルな写真文化を牽引するアートフェア「T3 PHOTO ASIA」(フェア)、さらに新進・中堅作家、キュレーター、批評家を対象とした育成プログラムを提供し、次世代の文化担い手を支援するプログラム「T3 NEW TALENT」(育成事業)という3つの柱を通じて、写真芸術を軸に新たな価値を創出し、次世代へと文化をつなぐ場を提供します。
T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO(フェス)

東京の都市空間を活用しながら国際的なアーティストの作品を展示し、写真を通じた文化観光の促進を目指す、日本最大級の都市型芸術祭です。
2025年度のテーマ|「庭 / Garden」
フランスの庭師・思想家ジル・クレマンは『動いている庭』において「できるだけあわせて、なるべく逆らわない」と語り、外来種や偶発的な変化を排除せず、むしろ受け入れながら共存していく“生きた庭”の可能性を説きました。そこにあるのは、完璧な管理や静的な秩序ではなく、混ざり合い、動き続ける生命の力です。
本年、T3はそうした「庭」を写真表現によって都市空間に持ち込みます。
人間によって設計された、最も象徴的な人工の秩序である「都市」に、異物のように差し込まれる写真作品や展示の数々。それらは、外来種のように空間と混ざり、拡張し、新たな「庭」をかたちづくっていきます。
銀座から京橋、八重洲、日本橋に点在する「庭」が、訪れる人々との偶発的な出会いや交わりを生み出す事で、新たな都市の可能性を見出すことができるとしたら。東京という都市が、内に秘めるまだ見ぬ風景を写真によって生み出していきます。
企画展① 「City as Garden」と題し、「都市」を固定されたインフラとしてだけでなく、人の行為や視線によって柔らかく耕される「創作の庭」と捉えて作家たちが個展という形で展開。スティーブン・ショアやメリッサ・シュリークなどが参加します。
(場所:東京ミッドタウン八重洲、東京建物八重洲ビル、東京建物日本橋ビル)
企画展② 日本の写真文化の世界進出を支えるプロジェクト「T3 NEW TALENT」の企画展では、キュレーター部門で選ばれた池田 佳穂が、同プロジェクトのアワードで選出された 5 名のアーティスト(鈴木 麻弓、千賀 健史、南川 恵利、宮地 祥平、THE COPY TRAVELERS)を紹介するグループ展を開催します。
(場所:後日発表)

企画展③ MEP(パリ)が推進する新進作家と実験的な写真表現の発信プラットフォーム「STUDIO」と連携した国際共同キュレーション企画「STUDIO+拡張する現代写真」を実施します。
(場所:TODA BUILDING)
企画展④ 「I’m So Happy You Are Here|写真集でたどる日本の女性写真家のまなざし」では、1950年代以降に活躍した日本の女性写真家による代表的な写真集を通して、その視点や表現の多様性を紹介する展覧会です。
本展はAperture社(ニューヨーク)から出版された 『I’m So Happy You Are Here:Japanese Women Photographers from the 1950s to Now』をもとに企画されています。
(場所:東京スクエアガーデン)
さらに会期中、スティーブン・ショアなど国際的な作家やキュレーターが来日し、トークショーをはじめ、人と人が交わる場を生み出す様々なイベントをエリア内の会場で開催します。
【開催概要】
日程:2025年10月4日(土)〜27日(月) *24日間
開催エリア:東京・八重洲、日本橋、京橋、銀座エリアの屋内、屋外会場
入場:無料
主催:一般社団法人TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY
主管:株式会社シー・エム・エス
企画:T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO実行委員会
公式インスタグラム:@t3photofestivaltokyo
T3 PHOTO ASIA(フェア)

アジア全域における写真の文化的・創造的な可能性を再考することを目的にスタートした写真フェア。
地域の歴史や美学、ユニークなローカルストーリーに光を当てることで、アジアのギャラリー、アーティスト、機関をつなぐプラットフォームを目指します。アジアの写真文化を発見・文脈化し、世界へと発信するダイナミックなエコシステムの構築を目指しています。
T3 PHOTO ASIAディレクターのキム・ジョンウンは次のように述べています。
「2025年は台湾をゲスト国に迎え、その豊かな写真遺産とアジアのクリエイティブ・コミュニティにおける存在感に注目します。今年の特別展は、T3 PHOTO FESTIVALとの連携企画として開催され、『庭(Garden)』という年間テーマをもとに、自然と都市、記憶と風景の関係を写真を通して新たに捉え直すことを試みます」

<Masters展>
今年のマスターズ展では、アジアの写真言語のパイオニアと称される中国の伝説的な作家、ラン・ジンシャン(1892-1995)のヴィンテージ・プリントを通して、台湾にスポットライトを当てます。
ラン・ジンシャンの革新的な作品は、中国の古典的な山水画の美学と写真というメディアを見事に融合させ、伝統と現代性、ビジョンとナラティブの合間に時代を超えた対話を生み出しています。
<Discover New Asia vol.2 >
昨年から開催しているキュレーション・プラットフォーム「ディスカバー・ニュー・アジア」の第2回目は、アジア全域から新進アーティストとベテランアーティストの両方に焦点を当てます。今年の特別テーマ『The Shape of Asian Landscapes: Then and Now』では写真を通して、風景や自然が単に観察されるだけでなく、どのように想像され、記憶され、変容していくのかを探ります。
この展覧会では、時間、感情、生態系への意識が場所や記憶と絡み合い、新たなビジュアル・ボキャブラリーを生み出し、アジア特有の視点を探求するよう観客を誘います。海岸線から人工生態系、庭園から都市周辺まで、これらの作品は、私たちがアジアの移り変わる地形をどのように見て、感じ、生息しているのかを再定義します。
【開催概要】
日程:2025年10月11日(土)13:00〜20:00/10月12日(日) 13:00〜20:00/10月13日(月)13:00〜17:00
会場:東京ミッドタウン八重洲4F&5F(東京都中央区八重洲2-2-1)
出展ギャラリー:Each Modern(台湾)、Aki Gallery(台北)、Shugo Arts(東京)、Taro Nasu(東京)、Carin (ソウル)、AUGHT(ソウル)など約20ギャラリー
主催:一般社団法人TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY
主管:株式会社シー・エム・エス
公式インスタグラム:@t3photoasia
T3とは|東京を、写真の都に。

「T3」という名称は、アメリカの社会学者、リチャード・フロリダが著書『クリエイティブ資本論』で提唱した都市の繁栄に不可欠な三つのT(技術、才能、寛容性)の概念に由来しています。
「T3」は「写真」の力を最大限に活かし、東京をパリやNYと比肩する文化の中心地へと成長させることを目的とした、日本最大級の「都市型アートフェスティバル」を
持つプラットフォームです。
<インフォメーションセンター>
①東京メトロ銀座駅
②東京メトロ京橋駅 中央区観光情報センター
「カメラを持って銀座エリアをまち歩きしたい」を生み出す場所に!
週末限定で「まち歩き」を体験するツールとしてのカメラの貸出を実施します。日程:2025年10月11日(土)・12日(日)・13日(月祝)・18日(土)・19日(日)・25日(土)・26(日)
機材サポート:RICOH

T3 ファウンダー/速水 惟広
写真雑誌編集長やギャラリーディレクターを経て、2017年に上野公園にて東京で初となる屋外型国際写真祭「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」を開催。その後、2020年より東京駅東側エリアに舞台を移す。これまでに手掛けた主な企画展に「態度が<写真>になるならば」(共同キュレーター マーク・フューステル 2023)、「The Everyday -魚が水について学ぶ方法-」(共同キュレーター きりとりめでる、2022)ほか。海外の国際写真祭やアワードにおける審査員など多数。日本大学芸術学部写真学科非常勤講師。
助成:

クリエイター支援基金

アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】
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