急落する人工ダイヤ、「資産価値ほぼゼロ」の現実——いま選ばれているのは"ノーブランドの天然ダイヤ指輪"
〜世界のジュエリー市場の約8割は「ノーブランド」。ブランド料も人工石も選ばない、賢い消費者が増えている〜

ラボグロウンダイヤモンド(人工ダイヤモンド)の価格下落を背景に、天然ダイヤモンドの価値が改めて注目されています。
株式会社クレイン(本社:東京都港区、代表取締役:新垣純、以下「当社」)は、ラボグロウンダイヤモンド(以下「LGD」)と世界のジュエリー市場の動向を整理・分析しました。分析にあたっては、McKinsey & Company や Bain & Company のジュエリー業界レポート、米国 The Knot 社の婚約指輪調査など、公開されている業界レポート・市場統計を参照しています。
■本稿のポイント
各種公開資料から読み取れるポイントは、次の4点です。
・LGDの小売価格は、2016年頃には天然ダイヤモンドの約8割の水準だったが、現在は同等クラスの天然と比べて8〜9割安い水準まで下落したと報告されている(Bain & Company レポート、Paul Zimnisky 氏の価格指数等)。量産による供給拡大が続く限り、下落傾向は反転しにくいとの見方が業界内で示されている。
・LGDは供給を拡大し続けられるため中古買取市場が育ちにくく、リセール(再販)価値がつきにくいとの指摘が業界内で相次いでいる。
・一方、McKinsey & Company の2021年のレポートによれば、世界のファインジュエリー市場では、ブランドジュエリーが約2割を占め、残る約8割はブランドジュエリー以外の商品で構成されるとされています。ブランド名よりも石そのものの品質を重視して選ぶスタイルは、世界のジュエリー市場の大きな特徴の一つである。
・ノーブランドの天然ダイヤ指輪は、ブランド料を払わないぶん予算を石そのものの品質に充てられる点が支持を集めている。
■背景:価格が下がり続ける石に、一生の記念を託せるか
米国の結婚情報サービスThe Knotが2024年に公表した調査によれば、調査対象となった婚約指輪のセンターストーンの52%がLGDでした。普及の勢いは一見大きく、選ばれる理由としては価格の手頃さが大きいとされます(サステナビリティへの関心など、価格以外の理由を挙げる消費者も一定数います)。しかし、その「手頃さ」を支えている価格下落の構造こそが、LGDの大きなリスクだと指摘されています。

■価格は下落傾向が続いている
LGDは、2016年頃には天然ダイヤモンドの約8割の価格で販売されていました。それが10年足らずで、同等クラスの天然と比べて8〜9割安い水準まで下落したと報告されています(小売価格ベース。Bain & Company レポート、Paul Zimnisky 氏の価格指数等)。
この下落は品質向上の結果ではなく、製造技術の進歩と量産による供給拡大が主因とされます。天然ダイヤモンドが数億年〜数十億年前に地中で生成され、採掘量に物理的な限界があるのに対し、LGDは設備投資により供給を拡大しやすい構造にあります。希少性による価格の下支えが働きにくいため、下落傾向が続くとの見方が業界内で有力です。
この10年の価格推移を踏まえれば、今年購入したLGDの指輪と同等品が、数年後には大幅に安く売られている。そうした事態は十分に起こりうるシナリオです。
■リセール価値がつきにくい
天然ダイヤモンドや金のジュエリーは、ノーブランド品であっても素材そのものに対する買取市場が確立しています。一方、LGDは供給拡大が続く構造上、中古買取の値段がつきにくく、買取店で査定額がほとんど付かないケースが多いと報告されています。
天然ダイヤモンドにも市場価格の変動はあります。ただ、供給に物理的な上限がある天然と、供給を拡大し続けられるLGDとでは、価格形成の仕組みが根本的に異なります。
一生に一度の記念として、あるいは次世代へ受け継ぐ品として考えたとき、この差は重要な判断材料になります。
■いま見直される「ノーブランドの天然ダイヤ指輪」という選択
こうした中で改めて注目したいのが、世界のジュエリー市場の実像です。
McKinsey & Company が2021年に公表したレポートでは、世界のファインジュエリー市場はブランド品が約2割、大手ブランド以外の商品(ノーブランド品)が約8割という構成とされています。高級時計市場がブランドを中心に形成されているのとは対照的に、ジュエリーの世界では「地元の宝石店・工房で、信頼できる目利きから天然の石を買う」というスタイルが世界的に広く定着しています(なお、同レポートでは今後ブランド品のシェア拡大も予測されています)。
ノーブランドの天然ダイヤ指輪が支持される理由は明確です。
・予算のすべてをダイヤモンドの品質に充てられる:ブランドジュエリーの価格には、広告費・ブランド維持費が上乗せされています。ノーブランドなら同じ予算で、より大きく、よりグレードの高い天然ダイヤを選べます。
・品質は鑑定書が保証してくれる:ダイヤモンドには4C(カラット・カラー・クラリティ・カット)という世界共通の品質基準と、GIAや中央宝石研究所などの第三者鑑定があります。ブランド名がなくても、品質は客観的に担保されます。
・素材そのものの価値が生き続ける:天然ダイヤと貴金属は、デザインが古くなっても、リフォームや買取という形で活かす道が残ります。祖母の指輪を仕立て直して受け継ぐ。そうしたことができるのは、天然素材だからこそです。
・一点物・カスタムメイドの自由:石を選び、枠を選び、自分たちだけの一本を仕立てる。大量生産品にはない体験が、ノーブランドの工房購入の醍醐味です。
ブランド名ではなく、ダイヤモンドそのものの品質で選ぶ──世界のファインジュエリー市場では、そうした選択が広く支持されています。

■今後の展望:「安さ」ではなく「残る価値」で選ぶ時代へ
LGDの価格は今後も下落傾向が続くと見られています。市場では、「LGDはファッション用途の消費財、天然ダイヤは記念品・受け継ぐ品」という形で使い分けが進むとの見方もあります。
一生に一度の婚約指輪・結婚指輪だからこそ、数十億年前に地球が生んだ天然の一石を、ブランド料抜きの適正な価格で。ブランド名ではなくダイヤモンドそのものの品質を重視する選択は、世界のジュエリー市場で広く支持されているスタイルです。
■Grace O'Malley(グレイス・オマリー)が体現する、天然ダイヤモンドの本質的な価値
本稿でご紹介してきた「ノーブランドの天然ダイヤ指輪」という選択。それをまさに体現しているのが、当社が松屋銀座内で展開するダイヤモンド専門店「Grace O'Malley(グレイス・オマリー)」です。
Grace O'Malleyでは、世界最高峰の鑑定機関であるGIA(アメリカ宝石学会)の鑑定書付き天然ダイヤモンドのみを取り扱っています。4C(カラット・カラー・クラリティ・カット)すべての等級が客観的に証明されたダイヤモンドを、大手ブランドのような広告費・ブランド維持費を上乗せすることなく、適正な価格でご提供しています。同じ予算であれば、より大きく、よりグレードの高い天然ダイヤモンドをお選びいただけるのが最大の強みです。
「石を選ぶ楽しさ」「作り手との対話」「一点物を手にする喜び」。大量生産のブランドジュエリーでは得られない体験が、ここにあります。
天然ダイヤモンドは、何十億年も前の地球の営みが生んだ、唯一無二の存在です。その輝きは年月を経ても色あせることなく、次の世代へと受け継ぐことができます。一生に一度の記念に、本物の輝きを。
■本稿について
本稿は、公開されている業界レポート・市場統計をもとに、当社が内容を整理・編集したものです(デスクリサーチ)。当社が独自に実施したアンケート調査等ではありません。
主な参照情報: ・McKinsey & Company「The State of Fashion: Watches and Jewellery」(2021年):ファインジュエリー市場におけるブランド品・ノーブランド品の構成比 ・Bain & Company ダイヤモンド業界レポート、Paul Zimnisky 氏のダイヤモンド価格指数:LGDおよび天然ダイヤモンドの価格動向 ・The Knot 社 婚約指輪調査(米国):婚約指輪におけるLGD比率
参照資料:2018年~2025年に公表された市場レポート・統計資料
※本稿中の数値は各種公開情報に基づく推計・概数を含みます。市場動向・価格は変動するため、将来の価格や価値を保証するものではありません。
■会社概要
会社名:株式会社クレイン
所在地:東京都港区南青山5-6-26 青山246ビル5F
代表者:代表取締役 新垣 純
URL:https://www.crane-a.co.jp/
■ブランド概要
ブランド名:Grace O'Malley(グレイス・オマリー)
公式サイト:https://diamond-ginza.com/
■店舗情報
店舗名:グレイス・オマリー 松屋銀座店
所在地:東京都中央区銀座3-6-1 松屋銀座1F アクセサリー売場
電話番号:03-4500-8505
■アクセス
・東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線「銀座駅」A12番出口直結
・東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」9番出口より徒歩3分
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