サイオステクノロジー、安心安全にOSSを活用するための新サービス「サイオスOSS検証サービス」「サイオス脆弱性レポートサービス」を提供開始

~OSSサポートサービス「サイオスOSSよろず相談室」に追加ラインアップ~

 サイオステクノロジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:喜多伸夫、以下、サイオステクノロジー)は、「サイオスOSSよろず相談室」の新たなサービスメニューとして、「サイオスOSS検証サービス」「サイオス脆弱性レポートサービス」を2025年6月1日より提供開始します。

【サービス提供の背景】

 現在ではオープンソースソフトウェア(以下、OSS)の種類は非常に豊富で多くのメリットがあり、企業のソフトウェア開発においてOSSは不可欠な要素であると言えます。しかしながら、独立行政法人情報処理推進機構が2025年4月に発表した「2024年度オープンソース推進レポート 日本におけるオープンソース戦略形成に向けた現状と展望」では、OSS利用時に関する課題について、「メンテナンスや運用に不安がある」「会社にルールやポリシーが存在しない」「商用サポートがない」といった課題が上位に並んでいます*1。

 サイオステクノロジーは、2007年よりOSSサポートサービス「サイオスOSSよろず相談室」の提供を通じて、顧客企業ごとに最適なOSSの活用を支援しています。このたび、さらなる企業のOSSに関する課題解決やセキュリティリスクの不安を解消し、安心・安全なOSSの利活用を支援する新たなサービスメニューとして、「サイオスOSS検証サービス」「サイオス脆弱性レポートサービス」を提供することとなりました。

【サービスの概要】

1. 「サイオスOSS検証サービス」

 顧客企業のOSSに関する課題解決を目的とした技術検証サービス、技術検証結果のレポートを提供します。また、顧客企業の要望により個別説明会の開催も可能です。開発進行中のPoC作業支援や新規導入を検討しているOSSとの組み合わせ検証の支援など、企業のさまざまな要望に応えます。

図1 企業の課題例

<主な特長>

  • OSSアップグレード、代替OSSへのマイグレーション、OSアップグレードによるOSSの動作検証などで発生するコストの軽減が可能

  • エンジニアのリソース不足を補完し、迅速な検証作業の提供が可能

  • 検証環境を用意できない場合、サイオステクノロジーの検証環境で検証作業の実施が可能

  • スポット契約が可能で、調査結果を短期間で提供することが可能

<料金>

 依頼内容によるため、個別見積となります。

 https://oss-yorozu.sios.jp/inquiry/ までお問い合わせください。

2. 「サイオス脆弱性レポートサービス」

 対象となるOSSは15種あり、顧客企業が利用しているOSSに関する脆弱性レポートを提供します。顧客企業が利用しているOSS、バージョンから発生した脆弱性を取りまとめたレポートですので、今後の運用やリプレイスの材料として利用できます。

表1 対象となる15種類のOSS一覧

≪ OSS:コミュニティ版 / RHEL(AlmaLinux / Rocky Linux)同梱版 ≫

・Apache 2.4

・Tomcat 9/10/11

・PostgreSQL 13~17

・MariaDB 10/11

・Zabbix 6.x/7.x

・MySQL 8/9

・squid 6

・samba 4

・nginx stable (1.26)

・OpenSSL 3.x

・bind 9 (9.18/9.20/9.21)

・FreeRADIUS 3.0/3.2

・OpenLDAP 2.5/2.6

・OpenSSH 9

・Postfix 3

<主な特長>

  • 定期的な脆弱性情報を取得することでOSSを導入しているシステムのセキュリティリスクを軽減することが可能

  • 脆弱性情報に対するサイオステクノロジーの見解を加えたレポートであるため、より詳細に原因や対応策について情報を得ることが可能

  • 脆弱性情報の収集に割く時間を削減、人的リソース不足を解消することが可能

<レポートの概要>

  • 対象となるOSSの脆弱性情報は、月1回の頻度で取りまとめて提供

  • 脆弱性情報の取得元はリリースノート

  • 報告する脆弱性のレベルは「重要度:高以上」の情報

    (報告対象とする脆弱性のレベルは相談可)

  • 脆弱性の対処方法に関するサイオステクノロジーの考察を提供

 なお、レポートの記載内容は「重要度」「CVSS Score」「発生条件」「想定される攻撃と被害」「対応バージョン」「回避策」「関連情報」等となります。

<料金>

 対象とするOSS数によるため、個別見積となります。

 https://oss-yorozu.sios.jp/inquiry/ までお問い合わせください。

「サイオスOSS検証サービス」「サイオス脆弱性レポートサービス」の詳細情報は、https://oss-yorozu.sios.jp/about/#value-service をご覧ください。

【今後の展開】

 サイオステクノロジーは、これまでも企業のOSS活用を支援してきましたが、新たなサービスを加えていくことで、さらに強力な支援を行えるよう進化していきます。また、「サイオス脆弱性レポートサービス」については、対象となるOSSの数を増やしていきます。

 OSSの利用に課題や不安を抱える企業が、安心・安全にOSSを活用できるようサポートし、企業のビジネスにおける安全性と効率性に寄与していきます。

図2 サイオステクノロジーが提供するOSSソリューション群

*1 出典:独立行政法人情報処理推進機構「2024年度オープンソース推進レポート 日本におけるオープンソース戦略形成に向けた現状と展望」

https://www.ipa.go.jp/digital/kaihatsu/oss/report2024/oss-usage-japan.html

サイオステクノロジーについて

 サイオステクノロジーは、Linuxに代表されるオープンソースソフトウェアを活用したシステムインテグレーションを原点とし、自社開発ソフトウェアおよびSaaSの販売とサービスを行っています。直近では、クラウドをはじめとするDXの技術領域に注力し、AIの活用支援や次世代を支える製品とサービスを提供しています。これからも革新的なソフトウェア技術を追求し、世界のIT産業に影響力のある存在となって価値を創造し、社会の発展に貢献してまいります。

 詳細情報は、https://sios.jp をご覧ください。

■お客様のお問い合わせ先(記事掲載の場合はこちらをご利用ください)

サイオステクノロジー株式会社

お問い合わせフォーム:https://oss-yorozu.sios.jp/inquiry/

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会社概要

URL
https://sios.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区南麻布2-12-3 サイオスビル
電話番号
-
代表者名
喜多伸夫
上場
未上場
資本金
-
設立
2017年02月