Robust Intelligence、東京海上ディーアール社と日本企業のAI活用支援を目指す協業を開始
協業の背景
昨今、画像認識・音声認証・不正検知などの機械学習・AI技術だけでなく、生成AIのビジネス活用が急速に進みつつあります。多くの企業が生成AIブームを受けてAI活用を最重要の経営アジェンダとして捉え、AIモデル・アプリケーションのPoCや社内の業務効率化に向けた初期導入を進めています。各業界のトップ企業はすでに社外向けのサービスやコアな事業分野でのAI活用に取り組んでおり、今後ますますAIのビジネス活用は本格化すると言えるでしょう。
他方、AI活用には品質面・倫理面・セキュリティ面の様々なリスクが伴います。AIが誤りや有害な内容を含む入出力を行えば、企業価値を毀損するおそれもあります。総務省・経済産業省の「AI事業者ガイドライン」をはじめとした国内外の関連指針やガイドラインの整備も進んでおり、日々新たな攻撃手法が見つかりリスクが顕在化する中で、企業による「AIセキュリティ」の実現のニーズは高まっています。ルールや技術の変化が激しいAI分野において、リスクを適切に管理し、ガバナンスを構築することも、AIの活用と表裏の関係にある、避けては通れない経営課題です。
AIリスク管理のサポートを通じたセキュアなAI社会の構築に向けて、ロバストインテリジェンスはすでに2021年5月、東京海上ホールディングス株式会社(取締役社長 グループCEO:小宮 暁)と業務提携を開始し、戦略的パートナーシップを構築しています。この度、AI活用の進展や「AIセキュリティ」実現のニーズの高まりを踏まえ、日本企業の「AIセキュリティ」実現の支援を通じてAI活用を推進するためのソリューションの開発・提供を目的として東京海上ディーアールとの協業を開始いたしました。
取組の概要
ロバストインテリジェンスと東京海上ディーアールは、コンサルティングサービスとリスク検証プラットフォームを共同で開発・販売することで、「AIセキュリティ」の実現を可能にするソリューションを提供します。
・AIガバナンス体制構築支援コンサルティングの開発
AI技術の急速な発展に伴い、多くの日本企業でもAIを導入しようという動きがみられるものの、社内の体制構築やガイドライン策定が十分に行われていないケースや、それらを理由にAIの本格導入に踏み出せないケースが散見されます。ロバストインテリジェンスのAI技術・ノウハウを東京海上ディーアールのリスクコンサルティング分野におけるノウハウと組み合わせ、AIを社内で導入・活用する企業向けのガバナンス体制構築支援を行うコンサルティングを開発・提供いたします。
・Robust Intelligence社のAIリスク検証プラットフォームの販売
企業が実際にAIを導入する際は、モデル・サービスの開発から運用までの各段階を通じて、AIがガイドラインに沿った挙動をしているか、品質面・倫理面・セキュリティ面の問題が発生しないかを継続的にチェックする必要があります。ロバストインテリジェンスの独自技術であるAIリスク検証プラットフォームを、東京海上ディーアールを通じてAI導入企業に販売することで、AIのライフサイクルを通じた安全なAI活用を、体制構築だけでなくリスク検証の側面からもサポートいたします。
日々技術や攻撃手法が進歩するAIのビジネス活用は未知の脅威に晒されています。今後は、協業を通じたノウハウや知見により、東京海上ディーアールと共同で、新たなソリューションの開発にも取り組み、日本企業のAIリスクへの備えをより一層盤石にし、AI活用推進をサポートしていきます。
【ロバストインテリジェンスについて】https://www.robustintelligence.com/jp
会社名 :Robust Intelligence, Inc.
代表者 :CEO:Yaron Singer
所在地 :555 19th Street San Francisco, CA 94107 U.S.A
設立年月日 :2019年3月14日
【東京海上ディーアールについて】https://www.tokio-dr.jp/
会社名 :東京海上ディーアール株式会社
代表者 :取締役社長:堤 伸浩
所在地 :東京都千代田区大手町1-5-1 大手町ファーストスクエア ウエストタワー23F
設立年月日 :1996年8月1日
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像