中小企業向けDX支援のセルプロモートと、AIセキュリティ支援のスライスチーズが業務提携を締結
日本企業の安全なデジタル環境構築とセキュリティ水準向上を目指す
デジタルトランスフォーメーション(以下「DX」)支援を通じて企業の成長を促進するセルプロモート株式会社(代表取締役:林 亮太、本社所在地:東京都新宿区、以下「セルプロモート」)は、AIを活用したセキュリティソリューションを提供する株式会社スライスチーズ(代表取締役:岩城 拓海、本社所在地:東京都港区、以下「スライスチーズ」)と、サイバーセキュリティ分野における事業拡大のため、業務提携を締結したことをお知らせいたします。

■社会的背景
DXの加速やリモートワークの普及により、企業を取り巻くサイバーセキュリティの脅威はかつてないほど深刻さを増しています。内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)が公表した最新の報告書「サイバーセキュリティ2024」によると、未知の脆弱性を悪用したゼロデイ攻撃や、生成AIなどの新たな技術の普及に伴い、従来の対策では容易に対処できない新たなリスクが増大しているとされています。
しかしながら、セキュリティ人材や技術力の不足は依然として大きな課題です。IPA(情報処理推進機構)の「2024年度中小企業等実態調査結果」によれば、約7割の企業が組織的なセキュリティ体制が整備されていないと報告されています。また、過去3期における情報セキュリティ対策への投資を行っていない企業は、約6割に上ります。
そこで、これまで数多くの中小企業のDX化支援実績のあるセルプロモートと、先進的なAIセキュリティ技術を有するスライスチーズ社が協力し、企業が迅速かつ安心してセキュリティ対策を導入できる体制を構築することを目的として、業務提携に至りました。
■提携内容
本業務提携により、セルプロモートとスライスチーズは、企業が直面するサイバーセキュリティの課題に対して包括的な支援を提供し、共同で提案と販売を強化します。現状のセキュリティ脆弱性診断から、セキュリティ対策の評価、セキュリティロードマップの策定、組織のセキュリティ体制の構築、業務運用設計や高度化、インシデント対応に至るまで、ワンストップで支援します。
セルプロモートは、顧客のニーズや業界の動向を把握し、各企業に最適なセキュリティ対策を提案する役割を担います。特に、中小企業向けに、デジタル化支援とともに、セキュリティ強化の重要性を訴え、リスクマネジメントを支援します。一方、スライスチーズは、専門的なセキュリティ知識と先進的なAI技術を駆使して、企業が直面するセキュリティリスクに対する具体的な解決策を提供します。セキュリティソリューションの実務実装を担当し、実際の運用支援やインシデント対応を通じて、企業の安全なIT環境の構築をサポートします。
この連携により、両社は企業がセキュリティ対策を迅速かつ安心して導入できる体制を整え、より強固なデジタル環境の実現に貢献します。
■セルプロモート株式会社 代表取締役 林亮太のコメント
「昨今、AI技術の進化とともにサイバー攻撃の巧妙化が進み、企業にとって高度なセキュリティ対策は不可欠な時代となっています。こうした背景の中、セキュリティ分野で先進的且つ低コストでのサービス提供が可能なスライスチーズ社、そしてそのリーダーである岩城様のビジョンに強く共感し、このたびの提携に至りました。今後は、より多くの企業が安全で信頼性の高いIT環境を構築できるよう、当社が培ってきたIT人材のネットワークと育成力を最大限に活かし、実効性ある支援を提供してまいります。両社の強みを掛け合わせることで、社会全体のセキュリティ水準向上に貢献してまいります。」

■株式会社スライスチーズ 代表取締役 岩城 拓海のコメント
「今や、サイバー攻撃がニュースで聞かない日がないほど爆発的に増えています。近年は国家安全保障の観点のみならず、民間企業の機密情報を狙う敵対国の産業スパイとして活動するハッカーも増加しています。こうした状況下で、セキュリティの本質を理解し実装できる人材は依然として不足しています。セルプロモート社とは、人材の本質を見極めながらセキュリティサービスの展開と事業立ち上げ支援を目指すという点で方向性が一致し、このたび提携に至りました。今後は守る側もAIを適切に活用し、これまで蓄積してきたセキュリティの知見を製品に落とし込むことで、国産プロダクトによってグローバルレベルのセキュリティを実現してまいります。」

<岩城 拓海氏のプロフィール>
幼少期からプログラミングを学び、セキュリティスキルを習得。情報セキュリティ大学院大学(IISEC)在学中にはマカフィー社と契約し、ホワイトハッカーとしてコンサルティング業務・技術業務を担当。その後新卒で入社したPwCコンサルティング合同会社にて重要インフラ企業や製造業、電力会社などのセキュリティ支援に従事し、ペネトレーションテストやSOC/CSIRTの立ち上げ支援、CISO支援など幅広く経験。「CODE BLUE 2019」におけるPwC主催のCTF(Capture The Flag、ハッキングコンテスト)では設問作成も担当。独立後はシリコンバレー(米サンフランシスコ)を拠点に中央省庁含めた日米の企業にセキュリティ顧問として支援し、帰国後に株式会社スライスチーズを創業。サプライチェーンセキュリティに着目し、NISTやCIS Controlsなどのセキュリティフレームワーク準拠のためのセキュリティ評価・準拠支援サービス(SecureKernel)を開発し提供。防衛テックとして防衛省での講演やIVS 2025でのセッションを通してセキュリティの重要性を発信する活動もしている。MENSA会員。
■今後の展望
セルプロモートとスライスチーズは、本提携をスタート地点として、サイバーセキュリティの課題解決に向けた取り組みをさらに加速させます。両社の強みを掛け合わせ、顧客にとって本当に価値あるサービスの創出を目指してまいります。また、今後も多様なパートナー企業との連携を強化し、IT業界全体の進化と社会が直面する多様な課題解決に向けて、幅広く積極的に貢献してまいります。
●セルプロモート 概要
セルプロモートは「IT」と「人材」をキーワードに、他社とは異なる独自のアプローチから社会に多様な価値を提供することを目指しています。挑戦を歓迎する環境をつくり、常に時代の変化を先読みしながら、IT人材が主役となる新時代を切り開きます。社会の持続的な発展と成長には、まだ世間に知られていない高いポテンシャルを秘めた人材や企業を見いだし、プロモートすることが不可欠です。セルプロモートは、次世代を担う人々と共に歩み、新たな時代を築くことで、社会の発展に貢献していきます。
会社名 :セルプロモート株式会社
代表者 :代表取締役 林 亮太
設立 :2019年1月
資本金 :5,500万円(2022年7月現在)
所在地 :東京都新宿区新宿1-9-1 第2タケビル3階
事業内容:SIソリューション事業、DXコンサルティング事業
●スライスチーズ 概要
株式会社スライスチーズは、AIを活用して「セキュリティの民主化」を実現し、あらゆる組織が最低限のコストで最適なセキュリティ体制を構築できることをミッションとしています。深刻な人材不足が続く中、属人化しがちなセキュリティ業務や実行戦略を当社プロダクトが自動で分析し、最適な推奨策を提示することで課題解決を図ります。今後も、あらゆる組織が低コストで高度なセキュリティを実装できる社会の実現を目指し、事業を加速させてまいります。
会社名 :株式会社スライスチーズ
代表者 :代表取締役 岩城 拓海
URL :https://www.slice-cheese.com/
設立 :2024年6月
資本金 :100万円(2024年6月現在)
所在地 :東京都港区南青山3-1-36 青山丸竹ビル 6F
事業内容:セキュリティSaaS、セキュリティコンサルティング、セキュリティプリセールス支援
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