プレスリリース・ニュースリリース配信サービスのPR TIMES
  • Top
  • テクノロジー
  • モバイル
  • アプリ
  • エンタメ
  • ビューティー
  • ファッション
  • ライフスタイル
  • ビジネス
  • グルメ
  • スポーツ

PR TIMESのご利用について

資料をダウンロード

特定非営利活動法人School Voice Project
会社概要

教職員アンケート結果公開!授業の持ちコマ数、週いくつが妥当?

小学校教員の8割、全校種で約半数が現状は負担と回答。校種によって異なる実情が。

特定非営利活動法人School Voice Project

近年、中教審の特別部会の議論の中で取り上げられている授業の持ちコマ数。教員の多忙解消に向けて、「持ちコマ数の上限を設定すべきではないか」という提言が研究者グループや教職員組合からも出されています。実際に上限を設定するとしたら、週何コマ程度になるとよいのでしょうか?
全国の学校に勤める教職員の方に、授業の持ちコマ数の現状とそれに対する意見を聞きました。


  • アンケートの概要

■対象  :全国の小〜高校年齢の児童生徒が通う一条校に勤務する教職員
■実施期間:2023年9月15日(金)〜2023年12月31日(日)
■実施方法:インターネット調査(実施時の設問はこちら)
■回答数 :335件


  • アンケート結果

Q1. あなたが今、週のうちに受け持っている授業のコマ数をご記入ください。
※コマ数とは、会議等を含めない「授業」のコマ数を指します(以下の設問においても同様)。


受け持っている授業のコマ数においては、勤務している校種によって大きな違いが見られました。児童生徒の学齢が低い校種であるほど、授業のコマ数は多く、小学校では全体の74%の教員が21コマ以上を担当していることがわかりました。


Q2. あなたは今、受け持っているコマ数についてどう感じていますか?

担当している授業コマ数について、半数以上の教員が「負担」「どちらかというと負担」と回答。校種別に見ると、担当しているコマ数が比較的多い小学校や特別支援学校においては特に負担を感じている人が多いことがわかります。持ちコマ数別に見ると、担当している授業コマ数が多いほど、負担を感じている人は多い傾向が見られます。週26コマ以上担当している人においては、96%が「負担」「どちらかというと負担」と回答しました。


Q3. 教員の心身の健康を守るために 「最大でもここまでに収めるべき」と思うコマ数を教えてください。

教員が心身の健康を守るために担当できる最大のコマ数においては、「16コマ〜20コマ」と回答した人が最も多く、全体の63%に上りました。校種別見ると、「10コマ以下」と回答したのは小学校で4%であったのに対し、高校では54%と、回答に大きな違いが見られました。


Q4. 十分な授業準備をして授業の質を維持するために 「できればこの程度が望ましい」と思うコマ数を教えてください。

授業の質を維持するために望ましいコマ数は、小学校と中学校・高校で大きな違いが見られました。小学校では「16コマ以上20コマ以下」と回答した人が70%と最も多かった一方で、中学校では「11コマ以上15コマ以下」と回答した人が63%と最も多く、高校では68%でした。特別支援学校においては、「11コマ以上15コマ以下」と回答した人と「16コマ以上20コマ以下」と回答した人はほぼ同数でした。


Q5. 勤務時間内に業務が終わるために 「本来この程度に収める必要がある」と思うコマ数を教えてください。

設問4の「授業の質を維持するために望ましいコマ数」とほぼ同様の結果となりました。全体的に設問4よりも少ないコマ数を上げる人が多い傾向が見られました。


担当している授業コマ数は小学校の教員が最も多く、生徒の学齢が上がるほど、コマ数が少なくなる傾向が見られました。校種を問わず、持ちコマ数が多く、負担だと感じている人が多いことがアンケート結果全体から読み取れます。

「コマが減っても授業準備に当てられるか不安」「授業の他に、LHRや総合の時間、学年会や分掌の会議などが入り、空き時間がない日もある」などの回答もありました。単に持ちコマ数が多いことへの負担感だけではなく、授業以外の業務の多さが負担感につながっている現状もあるようです。また、持ちコマ数だけではなく、担当教員の勤務年数や担当学年、教科数によっても負担感は違うという意見も目立ちました。

十分な空き時間があることは教員の負担感を減らすだけではなく、授業の質向上や教員が児童生徒一人ひとりに向き合う余裕にもつながっていきます。児童生徒がよりよく学んでいくために、教員が適切なコマ数で授業を担当することが不可欠ではないでしょうか。


※WEBメディア「メガホン」の記事(https://megaphone.school-voice-pj.org/2023/10/post-4080/)より、自由記述の内容がご覧いただけます。また全回答がデータもDLしていただけます。


  • 運営団体:NPO法人 School Voice Project

学校現場の声を「見える化」し、対話の文化をつくるプロジェクト。児童生徒も教職員も「自分の思いや声には価値がある」「私には現実を変えていく力がある」と実感できる学校づくりのために、教職員WEBアンケートサイト「フキダシ」と学校をよくするWEBメディア「メガホン」の運営、政策提言・ロビイング活動を行なっています。

【団体名】NPO法人 School Voice Project
【代表理事】大野 睦仁
【設立】2022年8月19日
【所在地】〒105-0013  東京都港区浜松町2丁目2番15号 浜松町ダイヤビル2F
【問い合わせ先】https://school-voice-pj.org/contact.html


  • School Voice Project の発信媒体

学校をもっとよくするWEBメディア「メガホン」|https://megaphone.school-voice-pj.org

Facebookページ|https://www.facebook.com/schoolvoice.project
Twitter|https://twitter.com/schoolvoice_pj
Instagram|https://www.instagram.com/schoolvoice.project/



  • 企業スポンサーについて

School Voice Projectは、今年度、快適すぎて動けなくなる魔法のソファ「Yogibo(ヨギボー)」を展開する株式会社Yogibo(大阪市中央区/代表取締役社長 木村誠司 以下「Yogibo社」)にスポンサーとして支援していただいています。 

すべての画像


種類
調査レポート
ビジネスカテゴリ
学校・大学ボランティア
関連リンク
https://megaphone.school-voice-pj.org/2024/01/post-4266/
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

特定非営利活動法人School Voice Project

0フォロワー

RSS
URL
-
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都港区浜松町2丁目2番15号 浜松町ダイヤビル2F
電話番号
-
代表者名
大野睦仁
上場
未上場
資本金
-
設立
2022年08月
トレンド情報をイチ早くお届けPR TIMESを友達に追加PR TIMESのご利用について資料をダウンロード