第18回 今は亡き大切な人への想いを手紙で綴るコンテスト
応募は2025年10月31日(金)まで。金賞には現金10万円。入選作品は冊子にまとめ発刊予定
冠婚葬祭互助会の㈱くらしの友〔代表取締役社長:伴 久之、所在地:東京都大田区西蒲田8-2-12〕は、2025年10月31日(金)まで「つたえたい、心の手紙」を募集します。本コンテストは、「亡くなられて、今はもう会えない大切な人への手紙」をテーマに、今伝えたい想いや、生前に伝えられなかった言葉を“心の手紙”に記し、応募していただくものです。

「つたえたい、心の手紙」は当社でのご葬儀で、故人への手紙を棺に入れる方を数多く拝見したことを受けて、“亡くなった大切な方への想いを手紙として記すことで、悲しみを乗り越えるきっかけとなれば…”との思いから2008年より毎年実施している取り組みで、今回で18回目を迎えました。
ここ数年は、年齢や性別を問わず幅広い層の方から毎年1,000通程度の作品が寄せられ、応募総数は累計1万7千通を超え、広く世の中の関心を得ています。寄せられるお手紙は、いずれも故人に向けた感謝の言葉やお詫び、遺された者として生きていく決意など、さまざまなメッセージが綴られていて、応募者からは手紙を書いたことで「心の整理がついた」「優しい気持ちになれた」などの声をいただいています。
応募作品から金賞1名、銀賞5名、佳作5名、入賞・審査員特別賞若干名を選出し、金賞には賞金10万円を贈呈します。また、入選作品は冊子にまとめ、「つたえたい、心の手紙」入選作品集として2026年春頃に発行し希望の方に抽選で配布する予定です。

【前年(第17回)の受賞者(佳作まで)】 銀賞:『じぃじへ』 帶包 ひかりさん(東京都・7歳) 銀賞:『お義母さん』 竹岡 千賀さん (京都府・71歳) 銀賞:『やっと言えた母への「ありがとう」』 矢野 実紀さん (京都府・51歳) 銀賞:『私の仕事を見守ってね』 田中 典子さん (東京都・48歳) 銀賞:『ここから』 鹿住 敏子さん (埼玉県・67歳) 佳作:『先に行ってるね』 中嶋 知子さん (埼玉県・62歳) 佳作:『もし次の世があるものなら』 杉田 節子さん (大阪府・87歳) 佳作:『貴女と私の記念日』 工藤 郁子さん (北海道・49歳) 佳作:『母のデジカメ』 浅野 憲治さん (愛知県・77歳) 佳作:『おーい息子よ、元気でいるかい』 井上 英敏さん (埼玉県・80歳) |
■応募要項
【募集期間】 2025年10月31日(金)必着 ※作品提出・締切日消印有効
【 賞 】 ●金賞 1名 賞金10万円 ●銀賞 5名 賞金5万円 ●佳作 5名 賞金3万円
●入賞 若干名 賞金1万円 ●審査員特別賞 若干名 賞金1万円
【応募方法】 当社ホームページ(以下HP)、郵送、FAXいずれも可(送付先は下記ご参照)
●HP応募の場合:
応募フォームに本文ならびに必要事項を入力し、送信ください。
●郵送またはFAXの場合:
応募票(HPからも印刷可)または、原稿用紙などに下記(1)の必要事項を記載し、本文とともに送付ください。
(1)必要事項:①氏名(ふりがな ※ペンネーム不可) ②年齢 ③性別 ④郵便番号
⑤住所 ⑥電話番号 ⑦何を見て応募したか ⑧作品タイトル
⑨誰へ宛てた手紙か(例1:父、例2:友人、例3:妻、など)
(2)注意点:
①作品本文の字数:800字程度
②応募作品は未発表のオリジナル、実際に亡くなられた方への手紙に限る。
(郵送・FAXの場合)
③応募原稿が複数枚にわたる時は、左上に通し番号を入れること。
また、応募原稿はホチキスや糊、クリップなどで止めないこと。
④必要事項は、作品本文とは別の用紙に記載すること。
また、必要事項を記載する用紙は、応募原稿と用紙サイズを合わせること。
(3)宛先:㈱くらしの友 広報企画課「つたえたい、心の手紙」 ( 貴紙名 )係
①HP:https://www.kurashinotomo.jp/tegami/
応募フォームより送信(くらしの友 手紙 で検索)
②郵送:〒144-0051 東京都大田区西蒲田8-2-12
③FAX:03-3735-3595
【応募資格】 アマチュアの方に限る
【結果発表】 2026年2月上旬を予定 ※入賞者に直接通知するほか、当社HPに入賞者名を掲載
※応募されたすべての作品の出版権を含む著作権のすべて(著作権法27条・28条の権利を含む)は株式会社くらしの友に帰属し、応募作品は返却いたしません。また、応募作品は、株式会社くらしの友の宣伝広告等に利用することがございます。応募時点で作品を公表することに同意したものとみなします。
※お預かりした個人情報は慎重にお取り扱いし、「つたえたい、心の手紙」募集に関する発表や連絡、賞品の発送、出版その他、応募作品の利用における応募者の表示にのみ使用いたします。
■前年(第17回)の金賞作品
振り袖姿の私を見て大泣きしたおばあちゃんへ 神奈川県 高橋 萌香 様 27歳
成人式の振袖を着た私を見るや否や、言葉もなく涙を流したあなたの姿を忘れられません。
確かにあなたは涙もろい人でした。私のへたくそなピアノを聞いただけで泣いていました。お誕生日おめでとうと電話口で言っただけでも泣いていました。
でも、あの日言葉の代わりにぽろぽろとこぼれていたあなたの涙は、特別なもののように思えてなりません。
あなたがなくなってから、遺産を整理するために父が戸籍を取りにいくと、あなたは、私の祖父とは二度目の結婚であることがわかりました。父、つまりあなたの一人息子は、この事実に驚愕していましたよ。
戸籍を見るに、あなたとの婚姻関係があるうちに、前夫と妾の間には子供が一人できています。きっと今の私と同じ年齢の頃でしょう。
あなたにとっては不本意な嫁入りだったのでしょうか?あるいは、とてもつらい思いをしたのではないですか?
あなたはとても口が堅い人だ。そんなこと一言も生きているうちには話してくれなかった。それとも、そんな過去はとっくにあなたの中で闇に葬った出来事だったのでしょうか。
あなたはその人と別れ、私の祖父と結婚しました。
父を産み育てる前に、女の子を二人産んでいますね。しかしどちらも死産でした。そのことを知ったとき、私は一人の女性としてあなたのことを想いました。
一度目の結婚、そして二度にわたる死産のこと。その悔しさを、無念を私は女として聞きたいのです。
あの日、晴れ着姿の私を見て大泣きしたあなたを、とても抱きしめたいと思っています。
孫の私の前では、そんなことをおくびにも出さない、優しいおばあちゃんでした。過保護なまでに甘く、優しいおばあちゃんでした。
過去については口を閉ざしたあなたの生き方を心から尊重するとともに、次にもし会えたらあなたが背負い続けたその重すぎる荷物を少し持ってあげたいです。
■お問い合わせ先
㈱くらしの友「つたえたい、心の手紙」事務局
フリーコール:0120ー382ー126
受付時間:9:00~19:00(年末年始休業)
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