産学連携【三井ショッピングパーク ららぽーと堺】地元の子どもたちの創造力や感性の育ちを応援する取り組み地域密着型プロジェクト『Our Next Channel×アウトリーチ活動』 を開始!
地域活性化を担う企業として教育現場を多方面から支援 ~地元堺のみなさまに新しい体験・経験を~
第一弾はアート。2023年8月9日(水)に“まつばら駅前おおぞら保育園”にて、アウトリーチ授業※を実施しました。 9月15日(金)には大阪狭山市立北小学校で実施、9月30日(土)には、ららぽーと堺で実施し、更に、 授業で子どもたちが創作したアートをららぽーと堺にて展示します。
未来を担う子どもたちの感性を磨くことに加え、地域参加型で地元の魅力をより感じ、地元施設として共感いただける取り組みを続けてまいります。
※アウトリーチ授業
専門家が普段の活動場所から園や学校などに赴き、子どもたちとコミュニケーションをとりながら、自らの専門分野により興味を持ってもらうことを目的とした活動。本授業の場合はアート。
活動実施の背景
ららぽーと堺は、地域の子どもたちに様々な経験をしていただきたいと考えており、今回の取り組みを開始いたしました。例えば、アート、スポーツ、音楽等様々な新しい体験で、子どもたちを繋げるハブになれたらと思っています。将来的にはそれが子どもたちの成長に繋がれば嬉しいです。取り組み第一弾はアート。子どもたちが芸術家の技法に触れながら自分自身の感性を表現できる場と、更に完成した作品を多くの方々に見ていただけるような機会を作りました。子どもたちにも、地域の方々にもお互いをより身近に感じることができるような施設になることを目指しています。今後も地域にお住まいの子どもたちに良質な時間を提供できる「アウトリーチ授業」を一般社団法人ピカソプロジェクトと共に進めてまいります。
鑑賞学習×創作の時間「ゴッホみたいに書いてみよう」
【概要】
図工科で今注目されている対話型の鑑賞学習を取り入れ、子どもたちのアート思考を加速させる内容です。
【実施日】
① まつばら駅前おおぞら保育園 8月9日(水)
② 大阪狭山市立北小学校 9月15日(金)
③ ららぽーと堺 1F Fansta XROSS STADIUM 9月30日(土)
創作した作品は、ららぽーと堺 3F Sakai Food Kitchenにて展示します。
ピカソプロジェクト担当者のコメント
昨今の不安な社会情勢や経済事情などの影響により、子どもたちの世界は狭くなる一方で、自己表現をすることも難しいような世の中です。子どもの育成を担う園や学校でも沢山の課題があり、表現だけに力を入れていくことは難しく、保育士や教職員にとって大きな負担ともなりがちです。
私たちは、絵を描くことや何かを造ることを通してのびのび表現することの喜びを知り、自己表現を楽しめる子どもが育つ社会を創ることを目標に活動をしています。この取組の中で、ららぽーと堺とタッグを組んで、近隣の教育現場の表現科目の一部でもサポートができるよう活動してまいります。
子どもたちのアートと笑顔が弾ける!まつばら駅前おおぞら保育園
第一弾最初は、8月9日(水)にまつばら駅前おおぞら保育園にて授業を実施しました。先生方からは、「普段の生活では見ることができなかった姿に驚いた」や「子どもたちの頭の中を覗いたような気分。中々普段芸術に深く触れる機会を作ることができないため、私たちにとっても子どもたちにとっても有意義な時間になった」とコメントをいただきました。
令和に注目される『アウトリーチ授業』とは?
昨今、子どもたちの教育が大きく見直されている中、平成29年施行の教育指導要領では、芸術科目における鑑賞学習の必要性がこれまでより強く記されました。鑑賞することと表現することの関連性を高める教育のニーズが高まっています。
そんな中、学校や保育園等が外部の講師として芸術家の力を借り、専門知識や体験活動を子どもたちに届ける授業スタイルのことをアウトリーチ授業と言います。文化庁による「文化芸術による子供育成総合事業」でも、教育現場にアーティストや芸術家を派遣するアウトリーチ活動を推進しています。
ピカソプロジェクトはこの事業にも採択されており、子どもたちと一緒に芸術作品の鑑賞や自己表現を楽しむ造形あそびの授業をお届けしています。
鑑賞学習の目標
①作品などに対する自分の価値意識をもって批評し合い、美意識を高め幅広く味わうこと。
②生活を美しく豊かにする美術の働きについて理解すること。
③美術を通した国際理解を深め、美術文化の継承と創造への関心を高めること。
今回のアウトリーチ授業の内容
名画の鑑賞と、鑑賞した作家の技法を参考にした作品造りを行います。題材は、「星月夜(ヴィンセント・ファン・ゴッホ)」。授業の前半では、作者の情報や時代背景・絵画の社会的価値などを学びながら対話型の鑑賞会を実施します。
問いかけから派生する対話や、子どもたち同士の意見の出し合いを楽しみました。その中で、子どもたちは、自分の意見や思いをストレートに伝えることができるようになっていきます。
後半は、ゴッホの特徴的な技法を借用し「線で塗りつぶしてみる」ことで絵が描けるのか?に挑戦します。いつもと違う空気、少し変わった技法や技術とのふれあい、子どもたちが楽しみながら自分らしく表現するための資質・能力の育ちを応援する内容です。
先生方にも子どもたちの新たな一面を見つけていただくなど、一緒に楽しみながら時間を過ごしました。
幼児と小学生でこんなに違う?!だからこそ同じ題材で。
同じ題材で幼児と小学生を結ぶことで、それぞれの年齢の子どもたちが、今どんな風に育っているのか、年齢ごとにどんな風に発達していくのか、大人も楽しみながら観察することができます。幼児には幼児の感動やひらめきが。小学生(今回は4年生を予定)には小学生の発想や気付きが、どちらが素晴らしいのではなく、どちらも素晴らしい作品が仕上がるはず!
9月15日(金)実施予定 大阪挟山市立北小学校
9月30日(土)実施予定 ららぽーと堺 1F Fansta XROSS STADIUM
同様の授業を大阪挟山市立北小学校、ららぽーと堺でも実施を予定しています。
ららぽーと堺とピカソプロジェクトの今後の展望
ららぽーと堺は、館内のイベントだけでなく、施設を飛び出して、未来を担う子どもたちに様々な経験、新しい体験を提供していきます。参加いただいた子ども園や小学校へ活動報告をさせていただいたり、施設内に飾った作品を見ていただいたりすることで、地域のみなさまにこの活動を知っていただければと思っています。いずれこの取り組みが地元の当たり前になり、地域のみんなで子どもたちを育てていく、そのような未来を想像しています。この活動を通して、ピカソプロジェクトは教育者として、ららぽーと堺は地域活性化を担う施設として、教育現場を多方面から支援したいと考えています。その皮切りとして今回のイベントはかけがえのない機会になりました。今後は本活動に共感いただける方々にむけて堺市から全国へ広げて行こうと考えています。
関西の三井ショッピングパーク ららぽーと・三井アウトレットパーク
■三井ショッピングパーク ららぽーと
甲子園、和泉、EXPOCITY、堺、門真
■三井アウトレットパーク
滋賀竜王、大阪門真
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