第5回 地域で輝くふくしのチカラ大賞 最優秀賞受賞!
この度、NPO法人栃木県こども応援なないろ(以下:なないろ)が行う「学校内フードパントリーの定期開催」が「第5回 地域で輝くふくしのチカラ大賞」最優秀賞に選ばれました。
「地域で輝くふくしのチカラ大賞」は、社会福祉法第24条第2項に定める「地域における公益的な取組」に基づき、地域において、自主的かつ創意的に「地域福祉の向上」や「地域共生社会の実現」に向けて、取り組みを進めている団体を表彰する事業です。
1月12日に栃木県庁で開かれた「地域で輝くふくしのチカラ実践フォーラム」では、なないろエバンジェリストのはとちゃんが、事例発表を行いました。
取組概要
理事長が学生服リユースの支援事業を始めた頃、教育や福祉の関係者から、宇都宮市の子どもの飢餓について、話を聞く機会が増えました。実際に理事長の周りにも、家庭で十分に食事をとることができない子どもがいました。
そうした背景の元、幼稚園児から大学院生までを対象とした、子どもの食を支援する団体「NPO法人栃木県こども応援なないろ」は設立されました。
なないろでは、地域企業様から廃棄予定の食品を無償で提供していただき、学校内でフードパントリーを開催。子どもたち全員に食品を配布することで、貧困家庭にいる子どもを特定することなく、食の支援を行っています。
また、配布する際には「食品ロスを減らしてくれてありがとう」と声をかけ、子どもたちの心理的負担を軽減する工夫もしています。
1.学校内フードパントリーの開催(月5回)
宇都宮市の中学校・高校・大学にて、地域企業様からご提供いただいた食品を配布しています。また、なないろ運営の無料学習塾(なないろ学習支援陽東教室)でも配布しております。
2.ドネーションシェア
配布予定の食品が余った際に、近隣の小学校から大学の部活動に声を掛け、食品をシェアしています。
3.地域連携
各学校内の連絡網や各地区の地域協議会にご協力いただき、集客を行っています。当会は幼稚園児から大学院生までを支援の対象としております。
また、長期休暇中は地域協議会や自治体、PTAにご協力いただき地区市民センターや地域コミュニティセンターで実施しております。
なないろの活動は、地域企業様や学校、ボランティアメンバーなど、たくさんの方々のご協力なしでは、実現できないものです。
今回、最優秀賞をいただけたことも、ご協力くださっている皆さまのおかげです。
いつも応援してくださり、本当にありがとうございます。
なないろは今後も、地域の皆さまと連携しながら、栃木県の子どもたちの支援に取り組んでまいります。
特定非営利活動法人栃木県こども応援なないろ
【概要】
所在地:栃木県宇都宮市東今泉2‐3‐30
代表者:皆川純子
設立:2021年10月
事業内容:こどもの食の支援、こどもの学生服支援、こどもの居場所支援 他
インスタグラム:https://www.instagram.com/asacafenanairo/
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