新バージョン『RAD Studio 12.3 Athens』提供開始

〜64ビットIDEの初期リリース、最新OS対応、AIコーディングの強化〜

エンバカデロ・テクノロジーズ(本社:米国テキサス州オースティン、日本法人:東京都千代田区、日本法人代表:藤井 等、以下エンバカデロ)は、クロスプラットフォームネイティブアプリの統合開発環境のアップデート版『RAD Studio 12.3』『Delphi 12.3』『C++Builder 12.3』を提供開始しました。

RAD Studio 12.3 Smart CodeInsightのチャット・ウィンドウ(画像は英語版)

公式サイト:https://www.embarcadero.com/jp/products/rad-studio

■64ビットIDEの初期リリース

 RAD Studio 12.3 では、64ビットIDEの初期リリースの提供を開始しました。初期リリースでは、64ビットWindowsのみをターゲットとしていますが、64ビットIDEにより、広大なメモリ空間を提供でき、大規模なプロジェクトのビルドや、64ビット・クライアント・ドライバのみを提供するデータベースへの設計時のアクセスを可能にします。64ビットIDEの初期リリースは、32ビットIDEと同時にインストールされます。開発者は、どちらか一方、または両方を同時に使用できます。

■AIコード支援のSmart CodeInsightでMarkdownをサポート

 RAD Studio 12.2 では、ChatGPT、Gemini、Claude、およびローカル環境で実行可能なOllamaを用いたAIコード支援機能を搭載しました。12.3では、チャット・ウィンドウがMarkdown形式をサポートし、フォーマット化された読みやすい出力が可能です。また、Smart CodeInsightの設定ダイアログには、利用可能なAIモデルのリストが表示されるほか、AIに基づく新しい「ユニットの検索 / ヘッダーの検索」コマンドが追加されました。

■最新のターゲットOSに対応

 今回のアップデートでは、Windows 11 に加え、Delphiでは iOS 18、Android 15(Android API level 35)、macOS 15 Sequoia をサポートしました。

■VCLとFireMonkeyの双方で描画機能を強化するSkiaサポート

 VCLコントロールにおけるVCLスタイル、HighDPI、およびその他の一般的な UI品質が向上。TImageCollectionエディタの機能強化に関するVCLの品質改善を行いました。

 FireMonkeyでは、VCLスタイルからFireMonkeyスタイルを生成する新しいツール、最新のSkia4Delph、TMemoの追加改良、Windows以外のプラットフォームでのダイナミックスタイルの読み込み、WindowsでのZ-Order Managerが追加されました。


■WebStencilsによるサーバーサイドHTML処理の拡張

 12.2で導入されたWebStencilsは、WebBrokerおよび RAD Server テクノロジーに、サーバーサイドのスクリプトベースでHTMLファイルを統合および処理する機能を提供します。WebStencilsを使用すると、DelphiまたはC++Builderを使用してページ内の実際のデータを生成したまま、任意のCSSおよびJavaScriptライブラリを用いてHTMLページを生成できます。さらに、WebStencilsはHTMXを活用したWeb開発の強固な基盤となります。ネストされたオブジェクトやネストされたデータセット内のサブテーブルへのアクセス、WebStencilsディレクティブと無関係な場合の"@"シンボルのより柔軟な処理、UTF8文字の処理の改善など、拡張されました。


■FireDACが最新のデーターベースプラットフォームをサポート

 12.3では、コンポーネントベースで共通のデータアクセス環境を提供するFireDACを利用したデータベースアクセスを強化しました。TFDTableコンポーネントからのSQLクエリのフィルタリングの改善や、Refindユーティリティを使用したIBX からFireDACへの移行のサポートが追加されました。また、64ビットIDEでの64ビット ドライバー アクセスの特別なサポートも追加されました。接続可能なデータベースプラットフォームは最新のバージョン(Microsoft SQL Server 2022 、MongoDB バージョン 8.0、MySQL 8.4、Oracle DRCP)を正式サポートしています。

 その他、Delphi / C++ 64-bitコンパイラ、RTL、コンポーネントフレームワーク(VCLおよびFireMonkey)など幅広い領域で機能改善を実施しました。詳細は、ホームページをご覧ください。

新機能:https://www.embarcadero.com/jp/products/rad-studio/whats-new-in-12-athens

■製品ラインナップ

 RAD Studio 12.3は、Delphi / C++の2つの言語を利用できます。エンバカデロでは、単一言語のみを利用できるDelphi 12.3、C++Builder 12.3も販売します。また、いずれの製品も、目的別に複数のエディションが用意されています。製品ラインナップ並びに価格については、ホームページをご覧ください。

製品ラインナップ:https://www.embarcadero.com/jp/products

トライアル版:https://www.embarcadero.com/jp/products/rad-studio/start-for-free

■提供方法

 エンバカデロ製品は、オンラインショップ各社、ソフトウェア流通代理店各社、販売パートナー各社から購入いただけます。

購入方法の詳細:https://www.embarcadero.com/jp/how-to-buy

■RAD Studioについて

 RAD Studioは、クラウドサービスや主要なデータベース、広範なIoTデバイスとの接続性を提供するクロスプラットフォームネイティブアプリケーションの統合開発環境です。Windows 10対応のアプリケーション構築をサポートするVCLコントロール、Windows、Mac、モバイル向けクロス開発を可能にするFireMonkeyフレームワークが、コンポーネントによるビジュアル開発を実現。アプリケーションパフォーマンスを犠牲にすることなく、単一コードからマルチプラットフォームサポートが可能になります。

■エンバカデロ・テクノロジーズについて

 1993年にデータベースツールベンダーとして設立され、2008年にボーランドの開発ツール部門『CodeGear』と合併したエンバカデロ・テクノロジーズは、アプリケーション開発者とデータベース技術者が多様な環境でソフトウェアアプリケーションを設計、構築、実行するためのツールを提供する最大規模の独立系ツールベンダーです。2015年10月には、独立系ツールベンダーであるアイデラの傘下となり、2017年8月には、WebアプリケーションプラットフォームであるSenchaを買収し、さらなる技術革新と製品/サービスの品質向上に努めています。

 米国企業の総収入ランキング『Fortune 100』のうち90以上の企業と、世界で300万以上のユーザーが、エンバカデロのRAD Studio、Delphi、C++Builder、Senchaといったアプリケーション開発ツールやデータベースツールを採用し、生産性の向上と革新的なソフトウェア開発を実現しています。


コーポレートサイト:https://www.embarcadero.com/jp/

Sencha製品情報:https://jp.sencha.com/

一般の方からのお問い合わせ先:

エンバカデロ・テクノロジーズ

〒101-0047 東京都千代田区内神田1-14-8 KANDA SQUARE GATE 5F

TEL 03-4540-4148

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会社概要

URL
https://www.embarcadero.com/jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区内神田1丁目14-8 KANDA SQUARE GATE 5F
電話番号
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代表者名
藤井 等
上場
未上場
資本金
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設立
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