石巻でチャリティ企画「現代国際巨匠絵画展」を開催

～スペイン画家ヴィタリー・レスコフ氏が初来日。子ども達の笑顔・アートでつなぐ共感と支援の輪～

認定NPO法人こども∞感ぱにー（こどぱにー）

2025年3月3日 11時59分

認定NPO法人こども∞感ぱにー（所在地：宮城県石巻市、代表理事：田中雅子）は、東日本大震災をきっかけに石巻で生まれた子ども支援団体です。

創立12周年を迎える今年、チャリティ企画「現代国際巨匠絵画展」を2025年3月7日（金）～9日（日）にマルホンまきあーとテラス小ホール・ホワイエ（〒986-0032 宮城県石巻市開成1−８）にて開催いたします。

誰もが知るピカソやシャガールなど国内外の巨匠の名画約120点と、地域のアーティストの作品、こども∞感ぱにーが関わる子ども達が描いた作品を一堂に展示し、アートを通じた交流を図ります。

さらに、本展のためにスペイン画家でウクライナ出身のヴィタリー・レスコフ氏が初来日。子ども達との共同制作や交流を行い、未来への希望を描きます。

本展覧会は入場無料で、展示作品の一部はチャリティ販売も実施。

売上の一部は震災で被災した石川県・能登半島の子ども支援のため、NPO法人じっくらあと（https://jikkurato.com/）へ寄付いたします。

石巻市内でも、能登半島の被害に心を痛めている方々の声をたくさん聞きます。「何か支援をしたい」と考えていても、「どうしたらいいのか・・・」という声があります。

今回のチャリティ絵画展では、売上の一部を能登半島へ寄付することで、石巻で受けた支援を今度は能登へ届けたいという想いを「アートを通じてつながり、届ける」、支え合いの輪を広げるプロジェクトにもなっています。

同時開催するご近所の芸術家とこどもたちのアートと遊びの祭典「あーとわーくぱーく」のチラシ

日時

2025年3月7日(金) ～ 3月9日(日)

会場

マルホンまきあーとテラス小ホール・小ホールホワイエ

内容

国内外で国際的な活動を続ける画家（油彩、水彩、版画等）の一流作品や国際的巨匠の版画等（ピカソ、シャガール、東山魁夷などの作品）を約120点展示します。
※展示作品は購入予約を承ります。

企画趣旨に賛同する方々による、作品展示、販売、ワークショップ、活動紹介、寄付呼びかけブースを設置します。

収益の一部は、能登半支援及び本企画事業の継続資金・団体活動資金として活用されます。

その他：入場は無料です。

【当日配布パンフレット】

参加アーティスト・展示内容

本展では、ピカソ、シャガール、ルノワール、東山魁夷、平山郁夫といった国内外の巨匠による貴重な版画等の作品約120点を展示いたします。

名画を身近に感じられる機会を石巻の地で創出し、すべての来場者がアートを楽しめる場を提供します。また、こども∞感ぱにーのプレーパークやフリースクールを利用する子ども達が描いた絵も展示し、巨匠の作品と子ども作品が共にあるユニークな空間となります。

プロと子どもの作品を隔てなく展示することで、子ども達に自信と喜びを感じてもらう狙いもあります。

注目の参加アーティスト

ヴィタリー・レスコフ氏（Vitaly Leshukov）

Instagram
今回の絵画展の目玉として、ウクライナ出身で現在ヨーロッパを拠点に活躍するスペイン画家ヴィタリー・レスコフ氏が石巻を訪れます。

レスコフ氏は幻想的な色彩感覚と独創的な作風で評価されております。本展が氏にとって初の来日となり、会期中は石巻の子ども達と一緒に作品制作ワークショップを行う予定です。スペインで活躍する芸術家と直接触れ合えるまたとない機会に、子ども達も大きな刺激と貴重な体験を得ることでしょう。レスコフ氏の代表作も展示される予定で、その鮮やかな作品世界を間近に鑑賞できます。

震災復興と未来へのメッセージ

こども∞感ぱにーは、子どもの笑顔が地域のなかで育まれるまちにという理念のもと、東日本大震災後の石巻で子どもの居場所づくりを続けてきました。

震災直後、「遊ぶ場所がない」という子どもたちの声から始まった活動は、プレーパークやフリースクールの運営を通じて、多くの子どもと地域の方々に支えられながら歩んできました。設立12年目の節目に開催する本チャリティ絵画展には、被災地・石巻から未来への希望を発信し、「かつて支援を受けた石巻だからこそ、今度は支援を届ける側に」との強い想いも込められています。

宮城県石巻市は2011年の東日本大震災で甚大な被害を受け、全国から支えられて復興への歩みを進めてきました。その石巻で育まれた「支え合い」の精神を、今回は石川県・能登半島へと繋ぎます。能登半島地震が発生し、石川県能登地方地震では子ども達の生活にも大きな影響が出ました。遠く離れた被災地同士ではありますが、**「震災を経験した子どもたちだからこそ、他の被災地の痛みに寄り添える」**と考え、石巻の子ども達とスタッフは能登の子ども達にエールを送りたいと願っています。本展を通じ、アートの力で地域と地域、人と人の心がつながり、未来へ希望のバトンを渡していくことを目指します。

【メディア取材ポイント】

本イベントは、被災地発のユニークなチャリティ企画として多くの取材価値があります。メディア関係者の皆様には、以下のポイントにご注目いただけます。

●スペイン画家×石巻の子ども達の共演

●被災地同士を結ぶ支援のリレー

●名画が身近に鑑賞できる地方展覧会

●子ども支援の新たなアプローチ

【レセプション・取材当日のご案内】

メディアの方向けに、初日開幕前の内覧会・レセプションを開催いたします。日時は3月6日（木）18時半（会場18時）よりマルホンまきあーとテラス小ホールにて実施予定で、主催者やレスコフ氏が出席します。

当日は報道関係者向けに個別の取材時間もございます。直接インタビューや写真撮影が可能です。レセプションには、50名ほどの来賓を予定しており、取材映像や写真素材としてご活用いただけます。

また、会期中（3/7～9）の取材も大歓迎です。事前にご連絡いただければ、こども達の制作ワークショップの様子や来場者の反応など、日時に応じた取材コーディネートをいたします。遠方メディア向けには、後日イベントレポートや写真素材の提供も検討しておりますので、ご希望がございましたらお申し出ください。

主催者コメント

私たち認定NPO法人こども∞感ぱにーチャリティ絵画展実行委員会は、「現代国際巨匠絵画展～アートで広がる共感と支援の輪～」を開催いたします。

こども∞感ぱにーは、2011年の東日本大震災をきっかけに石巻で活動を始め、現在では市内でプレーパークやフリースクール、放課後児童クラブなど、子どもたちの笑顔と健やかな成長を支える取り組みを行っております。

どんなときも子どもたちに寄り添い、小さな声に耳を傾けながら活動を続けてまいりましたが、現在、活動資金の確保という課題に直面しています。この大切な活動を今後も続け、子どもたちの明るい未来を守っていくために、皆さまの温かいご支援を心よりお願い申し上げます。今回の実行委員会は、こどぱにーとご縁のある個人や団体の有志によって構成されています。この絵画展が、子どもたちを支える輪をさらに広げ、より多くの共感と支援を生むきっかけとなればと願っております。

3月が近づき、落ち着かない日々をお過ごしの方も多いかと思います。今回展示する作品は、普段なかなか目にすることができない貴重なものばかりです。ぜひ、この機会にアートとの出会いを通じて、心が癒されるひとときをお楽しみください。なお、絵画展の売上利益の一部は、こどぱにーの今後の活動資金および、能登半島での復興支援に活用させていただきます。

皆さまと会場でお目にかかれることを、心より楽しみにしております。

認定NPO法人こども∞感ぱにー
チャリティ絵画展実行委員長
いまと子ども企画室
塩田恵利子