鹿児島県より「越境EC参入支援事業」を受託— 3年連続の実績で地域産品の海外展開を支援、直接契約体制でさらなる推進へ

株式会社ウォーネクト

2025年12月24日 10時30分

株式会社ウォーネクトは、鹿児島県より「越境EC参入支援事業」を受託いたしました。

本事業は令和5年度から3年連続での実施となり、2025年度より鹿児島県との直接契約による支援体制へと移行いたしました。これにより、県および県内企業との連携がより緊密かつ円滑となり、地域企業の状況に応じた迅速で効果的な支援を行うことが可能となりました。

本事業は、東南アジアを中心とする海外市場を対象に、ShopeeおよびLazadaなどの主要越境ECプラットフォームを活用し、鹿児島県内企業の海外販路開拓を支援するものです。

対象国はシンガポール、マレーシア、フィリピン、ベトナム、タイ、台湾、ブラジルの7か国に及びます。

当社がこれまでに培ってきた越境ECの運営ノウハウを活かし、海外でまだ知られていない鹿児島県産品の魅力を広く発信しています。

これまで当社は、再委託を通じて本事業を支援してまいりましたが、2025年度からは県との直接契約に移行したことで、行政との情報共有や意思決定のスピードが向上し、よりきめ細やかな事業運営を実現しています。

参加企業数および出品商品数は増加傾向にあり、2025年度は16社、96商品となりました。出品される商品は、食品、化粧品、陶磁器、生活雑貨など多岐にわたっており、鹿児島県内企業の越境ECへの理解の深化と、当社の支援実績への評価がこの成長を後押ししています。

参加企業一例

また、本年度からはShopeeに加えて、Lazadaでの出品も開始しています。両プラットフォームはいずれも東南アジアを代表するECモールであり、両モール合計の年間流通総額は20兆円を超える規模を誇ります。

複数のプラットフォームを活用することで、より幅広い海外顧客へのアプローチと県産品の認知拡大を実現し、自治体支援事業として特定プラットフォームに依存しない販売体制を構築しています。

本事業には、3年連続で参加している企業も多く、参加企業からは「国ごとの需要傾向をデータで把握でき、海外展開の指標となる」との声が寄せられています。実際に、予想外の国で新たな販売機会が生まれるなど、データに基づいたテストマーケティング型の海外展開が成果を上げています。

株式会社ウォーネクトは、これまでの鹿児島県での取り組みを通じて、地域産品の魅力発信、海外販路開拓、越境EC運営支援における知見を蓄積してまいりました。

この支援モデルは、他の自治体においても再現・展開が可能であり、今後は全国各地の特産品を海外へ届けるため、販路拡大とブランド発信の両面から支援を継続してまいります。

・主催団体

■鹿児島県、（公社）鹿児島県貿易協会

所在地：鹿児島市鴨池新町10番1号

URL：https://www.kibc-jp.com/

・株式会社ウォーネクトについて

【越境ECコンサルティング】

海外進出で課題を抱えているクライアント企業に、越境ECのコンサルティングサポートを行っています。実店舗進出と比較して、越境ECはリスクが低くコストも抑えて海外進出できるメリットがあります。現地の需要を確認しながら段階的に海外進出を実現することが可能です。当社の長年で培った越境ECの知見をもとに手厚くサポートいたします。

【越境ECサイト運営代行】

越境ECをスタートさせたい、もしくはすでにしているが、運用に手が回らないというクライアント企業に運営代行サービスを行っています。戦略立案だけではなく実務もサポートすることで、海外進出における人的コストの削減にもつながります。当社で構築された運用フローのもと、スムーズかつトラブルのない越境EC運用が可能です。

【フルフィルメントサービス】

越境ECのすべての業務を任せたいという企業様向けにフルフィルメントサービスを提供しています。戦略立案、運営代行、入出荷作業すべての業務をワンストップで依頼いただけます。クライアント企業は越境ECに労力をかけることなく、海外進出が可能です。