徳島県南の官民連携で取り組む「樵木林業」が日本農業遺産に認定

㈱四国の右下木の会社、地域と共にさらなる発展を目指す

株式会社四国の右下木の会社

この度、「とくしま樵木林業推進協議会」が申請した「みなみ阿波の樵木林業システム―照葉樹林に育まれた里山、里海の物語―」が、日本農業遺産に認定されました。

「とくしま樵木林業推進協議会」は、徳島県、県南4市町、および複数の民間団体で構成され、約350年の歴史を持つ伝統的な樵木林業の再興と再産業化に取り組んでいます。樵木林業を事業の中核とする株式会社四国の右下木の会社(本社:徳島県海部郡美波町、代表取締役:吉田基晴)は、この認定を契機に、とくしま樵木林業推進協議会の一員として、樵木林業のさらなる発展と地域振興に一層尽力してまいります。

■日本農業遺産とは

日本農業遺産は、世代を超えて継承され、社会や環境に適応しながら発展してきた伝統的な農林水産業と、それに関連する文化、景観、生物多様性などが一体となった地域を、農林水産大臣が認定する制度です。地域固有の農林業の価値を未来へ継承することを目的としています。(※農林水産省公式サイトより)

農水省世界農業遺産・日本農業遺産HP https://www.maff.go.jp/j/nousin/kantai/index.html

樵木林業の施業の様子
樵木備長炭

■ 株式会社四国の右下木の会社の取り組み

当社は2021年の設立以来、徳島県や地域自治体と連携し、樵木林業の再興に取り組んでいます。燃料革命以降放置され、荒廃が進んだ里山照葉樹林の再生・保全を推進し、得られた原木を活用した「樵木備長炭」や「樵木薪」の製造・販売を行っています。森林資源の有効活用と産業化を進めることで、持続可能な地域経済の発展に貢献しています。

また、炭窯の規格統一やIoTクラウドを活用した製炭システムの開発により、従来の製炭技術を数値化・可視化することに成功しました。林業と製炭業が分業化する現代において、山づくりから製品の製造・販売、ブランド化、地域産業化、環境保全に至るまでを一貫して行う「林業六次産業化モデル」を確立。他地域にも適用可能な新たな手法として、地域資源の最大活用と持続可能な発展を実現するモデルを提案しています。

■ 今後の展望

日本農業遺産の認定を機に、当社は樵木林業の価値をさらに広め、全国各地への展開を目指します。里山の価値や環境回復の重要性が高まる中、地域と共に、徳島県が誇る樵木林業の発展に寄与してまいります。

伝統技術と最先端技術を融合させた樵木林業や薪炭産業を、持続可能な森林管理の新たなモデルとして進化させ、社会全体に広めることを目指し、今後も尽力してまいります。

■ 代表取締役 吉田基晴のコメント

「このたび、地域伝統の樵木林業が日本農業遺産に認定されたことを大変嬉しく思います。

当社は、樵木林業が持つ環境保全性能と高い生産性に着目し、その発展と全国への拡大を目指して創業しました。今後も、先人の知恵と伝統技術を大切にしながら、省力化やデータ活用を通じた林業の近代化に取り組み、持続可能な里山林業の未来を築いていきます。」

photo by shumpei ohsugi

会社概要

商号:株式会社四国の右下木の会社

所在地:徳島県海部郡美波町奥河内字弁才天54-5

代表者:吉田基晴

設立:2021年4月

事業:樵木林業による天然林を対象とした循環型林業、備長炭などの薪炭エネルギーの製造・販売、森林資源活用を核とした地域振興モデルの自治体向けサービスの提供

URL:https://www.treecompany.jp/

Mail:info@treecompany.jp

ECサイト「KORIKI STORE」:https://www.korikistore.com/

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ビジネスカテゴリ
環境・エコ・リサイクル
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会社概要

株式会社四国の右下木の会社

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URL
https://treecompany.jp/
業種
水産・農林業
本社所在地
海部郡美波町奥河内字弁財天54-5
電話番号
0884-70-5831
代表者名
吉田基晴
上場
未上場
資本金
6700万円
設立
2021年04月