スマートフォンをかざすだけで測定した温度データを回収。パソコンやケーブルがなくても温度管理が簡単にできるスマートカードロガーを発売。
株式会社チノー(東京都板橋区、代表取締役社長:豊田三喜男、東証プライム:6850)は、2025年11月27日(木)に「スマートカードロガー MR532N」を発売します。
スマートカードロガーMR532Nは-50℃~150℃の温度を測ることができる温度ロガーで、外付けのセンサで計測したデータは本体に収録します。これまでのロガーは計測したデータを収集するためにロガー本体とパソコンをケーブルで接続する必要がありましたが、今回発売のスマートカードロガーはNFC通信技術*を利用しており、ロガー本体にスマートフォンをかざすだけでデータを回収することができます。本体は特別な設定操作をすることなく、スマートフォンアプリを使って簡単に温度管理や警報設定、収録設定が行えます。
*NFCは「Near Field Communication」の略で、近距離無線通信です。交通系ICカードなどにも利用されています。
【製品紹介ページ】 https://www.chino.co.jp/jp/serv/products/detail/?did=302

測定データはレポート作成のほかe-mail送信も可能
スマートカードロガーはスマートフォンをロガー本体にかざすだけでNFC通信にて測定データの回収、収録設定、警報設定ができます。スマートフォンアプリではCSVファイルの作成だけでなく、グラフ作成やPDFファイルの作成もできます。また、作成したファイルはe-mailでの送信もできます。
1chあたり10,000データを収録
スマートカードロガーは1台に2チャンネルのセンサを接続可能で2か所の温度を同時に計測できます。計測した温度データは各チャンネル10,000データを本体に収録することができます。収録したデータはロガーにスマートフォンをかざすことで、2000データを約10秒の速さで回収できます。また、ロガーの電池がきれても収録したデータは保持されているので安心です。
■特長
・ロガーにスマートフォンをかざすだけで、温度計測データを取得
・スマートフォンアプリを介して警報設定、収録設定可能
・長寿命化(電池寿命約2000時間)※当社比。条件による
・測定データはCSV形式とPDF形式でのレポート表示
・熱電対はライティングコネクタによって簡単接続
・スマートフォンをPCにUSB接続することで、収録データにアクセス可能
■仕様
測定温度範囲:-50℃~150℃
精度定格:測定値の±0.1%+0.3℃(周囲温度25℃)
温度センサ:T熱電対
入力点数:2チャンネル/台
収録データ数:10000データ/ch
データ収録間隔:1分~24時間(初期値10分)
基準接点補償精度:±0.4℃(周囲温度15~35℃)±0.7℃(周囲温度-10~15℃/35~50℃)
本体防水性:IP64
電池:単4アルカリ乾電池2本
電池寿命:約2000時間(25℃環境、データ収録間隔10分)
■用途
・冷蔵/冷凍車の温度管理
・冷蔵/冷凍倉庫、低温倉庫の温度管理
・農業用ビニールハウスの温度管理
・試験研究用チャンバーの温度管理
・美術館、博物館、クリーンルームなどの環境計測
・厨房設備内の温度管理
・コンクリート養生用温度管理
■価格
スマートカードロガー本体 MR532N:¥46,200(税込み)
中継ケーブル MR930N-02(1本):¥5,500(税込み)【保守用】
※ロガー本体は中継ケーブル2本を含みます。
※温度センサ(T熱電対)は別売りです。
■販売目標
2026年度末までで400台
株式会社チノーについて
株式会社チノーは1936年の創立以来「計測・制御・監視」の領域において事業を展開し、産業分野の発展に貢献してまいりました。温度を「正しく」計測、制御、監視することは、品質、性能を向上させるために重要な要素です。当社では、この計測・制御・監視の一連の流れを、さまざまな目的に合わせ「温度ループ」として製品に組み込むことでシステム化し、お客様を課題解決へ導く「ループソリューション」として提供しています。

【会社概要】
社名:株式会社チノー
本社所在地:東京都板橋区熊野町32-8
代表取締役社長:豊田三喜男
事業内容: 計測制御機器の製造・販売、計装工事
設立: 昭和11年(1936年)8月1日
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