独立行政法人自動車技術総合機構 交通安全環境研究所フォーラム2024を開催!!
社会的課題の解決に向け、自動車及び鉄道に関する基準・規格の策定のための研究さらに、自動車の型式指定等に関する審査、リコールに関する技術的検証鉄道製品に関する国際規格の認証業務などを実施。
自動車や鉄道は、世界各国において経済活動や国民生活を支える重要な役割を担っています。安全・安心で環境に優しい交通社会を実現するため、交通事故の削減や地球環境の保全について、より一層取り組む必要があります。さらに、少子高齢化・労働力不足の進行や地域公共交通の厳しい経営環境に対応するため、自動運転の実現、生産性の向上、インフラ保守の効率化等にも取り組む必要があります。
また、日本企業は、自動車や鉄道といった製品を、日本から世界各国に輸出するのみならず、海外において生産しているため、日本企業の国際競争力を確保する観点から、自動車及び鉄道に関する基準・規格の国際化も重要となっています。
日 時:令和6年11月6日(水)、7日(木)
場 所:一橋大学 一橋講堂及びオンライン配信
(東京都千代田区一ツ橋2-1-2(学術総合センター2階))
交 通:東京メトロ半蔵門線、都営三田線、都営新宿線 神保町駅
(A8・A9 出口)徒歩4分
東京メトロ東西線 竹橋駅 (1b 出口)徒歩4分
詳細・お申し込み方法等は【事前登録ウェブページ】へアクセスしてください。
【事前登録ウェブページ】https://k3rws.stage.ac/ntsel-f2024/
フォーラムの要点
・環境研究部のメイン発表内容
自動車におけるカーボンニュートラル化に向け、電動車両の評価方法や水素等を含む次世代燃料を内燃機関自動車に活用した場合の影響等について研究を行っている。
本フォーラムではその成果の一端について報告する。
・交通システム研究部のメイン発表内容
新技術を用いた交通システムに対応する安全性評価、列車の安全運行や施設の維持管理の省力化に資する技術の評価、新技術を含む公共交通の地域に応じた導入促進評価の3つ分野について研究に取り組んでいる。
本フォーラムでは、鉄道の自動運転への活用が予想される自動車の技術や汎用技術を鉄道の安全の考え方に沿って導入できるようにするための評価方法の検討や、小型情報端末を活用した営業列車上での動揺計測に基づく軌道状態の要注意箇所を把握・監視する手法の検討、LiDARを用いた車上による位置検知手法の検討に関わる内容について発表を予定している。
・自動車安全研究部のメイン発表内容
自動車の安全性について人間特性に基づく分析、考察を行っている。
本フォーラムでは、社会が受け入れやすい自動運転車両の在り方、アクセルとブレーキの踏み間違い事故の発生状況、高齢者における前照灯の眩しさ評価など最新の研究成果を報告する。
・最新の研究成果等については、ポスターセッション会場で行います。若手研究員をはじめ、ベテラン研究員が皆様をお待ちしています。この機会に語りあいませんか?
招待講演1 国土交通省物流・自動車局 車両基準・国際課 国際企画室長 高瀬 竜児 氏
講演タイトル:自動車の脱炭素化に関する国土交通省の取組
高瀬 竜児 氏 略歴
2004年 国土交通省 入省
2012年 外務省デトロイト日本国総領事館 領事
2015年 交通安全環境研究所自動車認証審査部 首席自動車審査官
2020年 国土交通省 自動車局 整備課 課長補佐
2021年 国土交通省 中部運輸局 自動車技術安全部長
2023年 国土交通省 物流・自動車局 審査・リコール課 リコール監理室長
2024年 現職
招待講演2 北近畿タンゴ鉄道株式会社 代表取締役社長 宮田 英樹 氏
講演タイトル:京都丹後鉄道における安全対策について
宮田 英樹 氏 略歴
1988年 京都府入庁
2014年 京都府丹後広域振興局企画総務部企画振興室長
2018年 一般社団法人京都府北部地域連携都市圏振興社(海の京都DMO)派遣、総合企画局長
2021年 京都府丹後広域振興局農林商工部長
2023年 北近畿タンゴ鉄道株式会社派遣、現職
招待講演3 ㈱第一生命経済研究所 常務取締役・ライフデザイン研究部長 宮木 由貴子 氏
講演タイトル:自動運転の社会受容に向けた現状と課題
宮木 由貴子 氏 略歴・社外役職
1994年 慶應義塾大学総合政策学部卒
1994年 ライフデザイン研究所 (現 第一生命経済研究所) 入社
2016-2018年 (一社)日本ヒーブ協議会(事業者団体) 第38・39期代表理事兼務(現在、特別会員)
2024年 現職
金融庁「自動車損害賠償責任保険審議会」特別委員(2021年~)
経済産業省「ライフデザインサービスの社会実装に向けた検討会」委員(2024年~)
他、国土交通省、消費者庁、中小企業庁、東京都財務局等の委員を歴任
研究領域:消費スタイル・消費者意識、ウェルビーイング、コミュニケーション・対人関係、
モビリティ(移動)と暮らし
論文/受賞・掲載歴
・令和2年度 消費者支援功労者表彰「内閣府特命担当大臣表彰」受賞
・「社会における自動運転の受容に向けて-消費者の主体的な関与による社会課題解決を目指して-」
『自動車技術』,Vol.73,No.2,p.32-38 (2019)
・「自動運転の社会的受容性醸成に向けて」『学術の動向』,2022 年 2 月号, p.100-104 (2022)
「社会的受容性の醸成に向けた調査と評価」『SIP第2期自動運転(システムとサービスの拡張)
最終成果報告書(2018~2022)』,p.165-171 (2022)
・「自動運転移動サービスの『社会受容』とは何か」『国際交通安全学会誌 IATSS Review』
Vol.48,No.2, p.40-49 (2023)
<フォーラム2024 タイムスケジュール>
詳細・お申し込み方法等は【事前登録ウェブページ】へアクセスしてください。
【事前登録ウェブページ】https://k3rws.stage.ac/ntsel-f2024/
独立行政法人自動車技術総合機構 交通安全環境研究所について
本研究所は、1970年に、国土交通省所管の独立行政法人自動車技術総合機構の研究所です。
国が行う自動車・鉄道に係る施策立案・基準策定のための試験研究を行う部門(自動車安全研究部、環境研究部、交通システム研究部)、その成果を使って国際展開支援を行う業務(国際調和推進、鉄道認証室)、自動車等の型式指定審査を行う部門(自動車認証審査部)、自動車のリコールに係る技術的な検証を行う部門(リコール技術検証部)から構成された組織です。
【概要】
研究所名:交通安全環境研究所
所在地:東京都調布市深大寺東町7-42-27
所 長:松田 敦
設 立:1970年
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