社会課題解決志向の若者を対象にした起業家育成プログラム「Co-Do:TECH」募集開始
「地方にいても、誰かの模倣ではない“未踏の挑戦”はできる。」東海地域を舞台に、社会課題にテクノロジーで挑む実践型プロジェクトが始動。採択チームには開発支援金50万円を提供

社会課題に挑戦したい。でも、どう動けばいいかわからない。
アイデアはある。でも、実現する方法が見えない。
そんな若者たちに向けて、実践型の育成プログラム「Co-Do:TECH(コドーテック)」が2025年夏、東海地域でスタートします。
企画・運営は、若者の社会課題挑戦を支えてきた「Co-Do」チーム。中心メンバーは、株式会社レジスタ取締役・河尻諭と、一般社団法人OWN WAY代表理事・杉山真之介。これまで東海地域で数多くの若者支援に取り組んできた2人が、「地方にいても、誰かの模倣ではない“未踏の挑戦”はできる」という想いのもと、地域の大学・企業・行政と連携してプログラムを展開します。
参加者は、身近な社会課題を起点に、テクノロジーを活用して解決策を形にします。仮説検証からプロトタイピング、地域実証、社会実装までを半年間で実践し、アイデアを“社会に届くプロジェクト”へと育てていきます。


本プログラムは、経済産業省およびIPA(情報処理推進機構)が推進する、令和6年度「未踏的な地方の若手人材発掘育成支援事業(通称:AKATSUKIプロジェクト)」の支援を受けて実施されます。
◾️Co-Do:TECH 概要
Co-Do:TECHは、「社会課題」と「テクノロジー」を掛け合わせた挑戦に伴走するプログラムです。
テクノロジーの力で社会にインパクトを与えたい、または社会化課題を解決していきたい若手社会人や学生が、地域課題の解決の仮説を決め、プロトタイプ開発から社会実装を目指します。
採択された8チームには、開発支援金として50万円を支給。
社会課題解決とテクノロジーとの掛け算で、「社会を動かす挑戦」に本気で伴走します。
プログラム期間:2025年8月6日〜2026年2月
対象地域:東海4県(愛知・岐阜・三重・静岡)
主な参加層:原則18~26歳・東海地域に縁のあるor東海地域で活動したい人
対象者:社会課題に対する問題意識を持ち、解決に挑みたい人/社会にインパクトを与えるプロジェクトを実現したい人
実施内容:社会課題発見、技術アプローチ設計、プロトタイプ開発、DemoDayでの発表
伴走体制:PM(プロジェクトマネージャー)+テックメンターによる二層サポート
◾️東海地方が抱える構造的な課題と、若者たちの「次の一歩」が描けない現実
愛知・岐阜・三重・静岡を含む東海地域は、全国有数のものづくり集積地として発展してきました。一方で、テクノロジーを活用して社会課題に挑むスタートアップや若手起業家の土壌は、首都圏と比べてまだまだ整っていません。


アイデアを社会に実装していく上での壁
特に若者にとっては、「アイデアはあるけど実現方法が分からない」「仮説を試す場や仲間がいない」といった“次の一歩”に進む環境が乏しく、社会実装への道が見えづらい状況が続いています。
大学・自治体・民間が主催するビジネスコンテストやアクセラレータープログラムは増えつつあるものの、プロトタイピングや技術実装まで踏み込める機会は限られており、現場と接続する仕組みが欠けているのが現実です。
また、テクノロジーを活かした社会変革のロールモデルも可視化されにくく、キャリアとしての挑戦のイメージが持ちにくい構造も、地域に根を張った挑戦を阻んでいます。その結果、可能性を求めて都市部に流出する若者が後を絶ちません。
Co-Do:TECHは、こうした“挑戦の空白地帯”に風穴を開け、若者の「やってみたい」を社会に届ける実践の循環を地域に根づかせていきます。
◾️Co-Do TECHとは|地方にいても、誰かの模倣ではない“未踏の挑戦”はできる
◆ 特徴1:テクノロジー×社会課題で“自分の技術で社会を動かす当事者意識を醸成。
医療の地域格差、教育機会の不均衡、防災、空き家、まちづくり、子どもの居場所…
地域に眠る課題を起点に、AI・IoT・メタバース・ロボティクスなどのテクノロジーを使って課題解決のプロトタイプを構築します。「何を作るか」だけでなく、「なぜそれを作るのか」「誰のために使うのか」という本質に迫る思考と行動を育みます。
単に高度な技術を活用するだけではなく、「この技術を、誰の、どんな課題のために使うのか?」という視点を徹底的に掘り下げ、自分のスキルに“社会的な意味”を持たせていくとともに、自分の技術で社会を動かす当事者意識を醸成します。
◆ 特徴2:PM+テックメンターによる“二層伴走”で社会実装まで導く
Co-Do:TECHでは、事業開発や社会実装の視点を持つPM(プロジェクトマネージャー)と、技術的な視点から課題をブレイクスルーするテックメンターが、参加者と二人三脚で伴走します。
アイデアの言語化から、ユーザーリサーチ、仮説検証、MVP設計、プロトタイピングまでを、両軸から伴走することで、若者のアイデアを社会実装可能なプロトタイプへと昇華させます。プロジェクトを構想だけに終わらせず、社会に届けるところまで押し上げます。
PM:業界で実績を積んだプロフェッショナル

須田 仁之
茨城県牛久市出身。江東区在住。1996年早稲田大学商学部卒業後、イマジニア社長秘書、ソフトバンクグループで衛星放送事業(現スカパー、ブロードメディア)、YahooBB事業立ち上げ、経営企画・事業企画畑。友人の経営するアエリア社にジョインしCFO就任。2004年に東証JASDAQ市場にIPOし、上場企業CFOとしてゲーム、IT、金融企業のM&A・PMIなどに携わる。現在は複数のベンチャー企業の役員・アドバイザー。2014年に関与先の弁護士ドットコム、クラウドワークスが東証マザーズ上場。日々、「関わる全ての会社(人)を成功させること」を研究中。

株式会社LEO 取締役 天野 貴文
大学卒業後、IT専門の人材サービス会社・株式会社パソナテック(現・株式会社パソナ)に入社。東京、大阪、名古屋での営業経験を経て、新規事業部門 事業部長に最年少就任。ITサービス事業企画、ソフトウェア開発マネジメント他、官公庁事業(テレワーク推進事業、まちづくりICT活用事業、クールジャパン推進事業、研究開発型スタートアップ支援事業)PM業務に従事。その後、AIスタートアップ企業・株式会社エクサウィザーズではAI・DXコンサルティングAI化推進を営業〜PMまで担当。取締役COOとして株式会社LEOを共同創業し、新規事業、コミュニティの立上げ支援伴走を5年ほど実施。新規事業支援では、スタートアップ、大手事業会社のプロジェクトマネジメント支援、メンタリング、審査員、研修講師等を実施。

(株) We will 代表取締役 杉浦直樹
1975年生まれ、浜松市出身。上智大学文学部新聞学科卒業後、日本オラクルにてアカウントマネジャーとしてERPパッケージ導入をはじめ多くの重要顧客のマネジメントに携わる。同社退社後イスラエル籍のStarupへの転職失敗を機に税理士業界へ。2015年税理士登録後、2016年に税理士法人We willを設立、2017年に株式会社We willを設立。大変化に直面するバックオフィスの世界を革新するため、テクノロジーがもたらすバックオフィスの未来、そこで働く事務を通じたキャリア形成の未来をStartupとして探求している。

(株)UNERI 代表取締役 河合将樹
1995年愛知県生まれ。イギリス留学、ETIC.で学生起業家向けプログラムの運営を経て、2020年に株式会社UNERIを創業。社会起業家育成や約460件の共創事例、約4億円の資金調達支援などを通して、東海地域スタートアップエコシステムの基盤をつくる。2022年にSIIFのインパクト投資ファンドで投資業務に従事。2024年には業界最大規模イベント「IMPACT SHIFT」を開催した後、一般社団法人IMPACT SHIFTの代表理事に就任。金融庁主催「インパクトコンソーシアム」の地域・実践分科会ディスカッションメンバー。Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2024選出。
◆ 特徴3:“成果より挑戦”を評価し、越境できるマインドを育てる
Co-Do:TECHは、プロダクトの完成度だけで挑戦を評価しません。
課題の解像度を深め、問いを立て、仮説を検証し、壁にぶつかり、時にピボットする――。そうした試行錯誤そのものが価値であると位置付け、参加者が学びと変化を実感できるプロセスを重視しています。「何ができたか」よりも「何と向き合い、どこまでやり切ったか」を讃え、プログラム後もイノベーターとして突き進む素養を養います。

◾️全体スケジュール


時期 |
内容 |
2025年5月〜6月 |
募集開始 |
2025年6月 |
選考・面談実施 |
2025年7月15日 |
一次選考締切 30名想定(プレ期間START) |
2025年8月6〜8日 |
2泊3日合宿 @名古屋 |
2025年8月11日 |
二次選考締切 8チーム採択予定(本採択期間START) |
本採択期間中 |
・PMによるオンラインメンタリング(月に1、2回程度) ・アドバイザー・Techメンターによるオンラインメンタリング ・オンライン特別講義(2ヶ月に1回程度) ・全体進捗シェア会(月に1回程度) |
2025年8月27〜29日 |
2泊3日合宿 @名古屋 |
2025年11月29〜30日 |
1泊2日合宿 @東京 |
2026年2月11日 |
DEMO DAY @名古屋 |
Co-Do:TECHは、単なる育成プログラムではありません。地方にいながら、自分の技術と想いで社会を動かす“挑戦の場”であり、アイデアを構想に終わらせず、プロトタイプとして社会に届ける“実践の場”です。
ここでの半年間は、あなたの人生を変えるかもしれません。そして、あなたの挑戦が、誰かの希望になるかもしれません。社会課題の現場で汗をかき、テクノロジーで突破口を開き、仲間とともに未来をつくるあなたの参加を、心からお待ちしています。
◾️主催・運営

株式会社レジスタ
名古屋市を中心に東海地域をおもしろくするため、まちづくりやクリエイティブ、次世代育成の事業を営んでいます。特に、2023年より、「Social Innnovation Project Co-Do」をスタートさせ、越境と共創を通じて、次世代のリーダーを担うソーシャルイノベーター育成を行っています。

一般社団法人OWN WAY
一般社団法人OWN WAYは、静岡市浜松市を拠点に、大学や行政と連携し、アントレプレナー育成に取り組んでいます。静岡の大学生向け「MOVE ON」や高校生向け「しずおかスタートアップキャンプ」などの企画運営を行うなど、地域の若者の起業家精神を育成し、未来を創り出す人材の育成に貢献しています。
【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
株式会社レジスタ 広報担当:上田光太郎
電話:052-339-0233 メールアドレス:k.ueda@rgst.net
すべての画像