「“ペット可”だけでは選ばれない151件の顧客アンケートから見えた“猫と暮らせる賃貸物件”の条件」
“本当に求められている猫可物件”とは?

【背景】
約10年前から猫の飼育頭数が犬の数を上回っている(図1参照)。
猫と暮らせる賃貸を希望する方が一定数いる中で、猫可物件の不足や条件のミスマッチにより、希望する賃貸物件がなかなか見つからない現状がある。

熊本市内で猫と暮らす人向けの不動産仲介を行うネコ可物件専門店の株式会社ネコ不動産 は、猫可物件を探す顧客の声を可視化するため、独自のアンケート調査を実施した。
本調査は、引越し先を探しているネコ不動産の公式LINEを登録した顧客を主に対象に行ったもので、猫可物件を選ぶ際に重視している条件や、猫の飼育状況などについて回答を得ている。
■ 調査概要
調査主体:株式会社ネコ不動産
調査対象:引越し先を検討している顧客(公式LINE登録者)
調査方法:公式LINE登録時アンケート
回答数:149件 (*2026年2月22日”猫の日”現在)
(※アンケートの項目によっては途中追加したために回答が149件に満たないものがあります)
【アンケート結果】
■賃貸需要について
ネコ不動産に相談する顧客は賃貸・賃貸売買両方含めると98%以上の方が賃貸で引っ越し先を検討していることが分かる(図2参照)。

ネコ不動産の主な集客はSNS(インスタ、TikTok)であるが、賃貸物件(赤色)と売買物件(青色)を交互に掲載しており、紹介頻度は等しくなっている(図3・図4参照)。
賃貸物件と売買物件の紹介頻度は等しいが、圧倒的に賃貸の相談が多く猫と暮らせる賃貸物件が求められていることがうかがえる。



また、ネコ不動産のインスタは熊本県内のネコ可物件のみを投稿しているが、広告なしで1ヶ月に10万閲覧を超えておりネコ可物件の需要の高さがうかがえる(図5)。
■猫の飼育状況について
次に猫の飼育状況についてのデータに触れる。
まず、飼育頭数については0匹と今後飼いたい合わせて16.2%を除いた83.8%の相談者がすでに猫を飼っていることが分かる。また、3匹以上猫を飼っている割合は相談数の28.3%に上る(図6参照)。
現在の熊本市のネコ可賃貸物件は1匹または2匹までといった物件が多く、3匹以上の猫と暮らせる賃貸を探すのはかなり苦労をする現状である。こういった現状から「ばれないだろう」とこっそり猫を三匹以上飼ってしまっている入居者も少なからずいて、トラブルに発展する可能性もあるのではないかと考えられる。

ネコ不動産では飼っている猫の避妊去勢についてもアンケートを行っている。アンケートでは74.5%の方が全頭避妊去勢済みで多頭飼育崩壊につながる可能性は低くなっている(図7参照)。
避妊去勢手術を行っていない場合には、動物病院や獣医師の紹介をして手術を実施してもらうこともある。

■希望される賃貸条件について
賃貸の場合、5~6万円の回答が47.9%と最も高く、ついで6~7万円が41.1%となっている(図8参照)。
*複数回答可のため、合計すると100%以上となる。

次に希望される間取については2LDKが最も高く全体の63.1%で次いで3LDKが46.3%という回答を得ている(図9参照)。
*複数回答可のため、合計すると100%以上となる。売買希望者の回答も含まれる。

入居希望人数は以下のとおりである。
回答件数:76件
・1名:25件(32.9%)
・2名:37件(48.7%)
・3名: 7件(9.2%)
・4名: 4件(5.3%)
・5名: 3件(3.9%)
以上の結果から2名以上で入居可能なファミリータイプのネコ可賃貸物件の需要があることが伺える。
■その他要望など
その他自由記述で得られた希望される条件をいくつか記述する。
”新たな保護猫のお迎えやミルクボランティアなどやりたいので、3匹以上飼育できるところが望ましいです。できれば一戸建てを探しています。”
”予定はまだまだ先ではありますが、猫4匹飼っているため多頭飼いでも大丈夫な物件があるのかを知りたいです。よろしくお願いします🙇🏻♀️”
”猫6匹飼育可能な物件を探しています。”
”すぐに引っ越す予定ではないですが、一年以内くらいに猫の多頭飼いが可能な物件に引越したいと思っています。できれば和室がないお部屋でキッチンに仕切りがある、もしくは後付けでペットドアを取り付けできるレイアウトのある物件があれば良いなと思っています。”
”猫が走り回れるような部屋があると嬉しいです”
【まとめ】
今回のアンケート結果から、猫可物件を求める入居希望者は決して少数派ではなく、一般的な家賃帯・間取りの賃貸においても、十分な需要が存在していることが明らかになった。一方で、頭数制限や飼育条件が実態と合っていないことで、本来入居につながるはずの需要を取りこぼしているケースも少なくない。
特に注目すべき点として、多頭飼育に対する不安とは裏腹に、避妊去勢を行い、将来を見据えて住まいを探すなど、管理意識の高い入居希望者が多数を占めている点が挙げられる。
猫が複数いること自体がリスクなのではなく、ルールや管理体制が整理されていないことこそが、大家さんにとっての不安要因になっているといえる。
こうした背景を踏まえ、株式会社ネコ不動産では、ネコ多頭飼育可物件を検討する大家さん向けに、猫との暮らしを前提とした賃貸管理の仕組みづくりにも取り組んでいる。
その一つが、飼育条件の明文化や入居時の確認、トラブル予防を前提とした運用を組み込んだ
~ネコ多頭飼育可の賃貸管理プラン「プレミにゃむプラン」~である。
猫可を「特別な対応」や「リスクの高い選択」と捉えるのではなく、管理とルールを整えることで、空室対策や長期入居につながる選択肢に変えていく。
今回のアンケート結果は、その可能性がすでに市場に存在していることを示している。
ネコ不動産では今後も、アンケートなどの実データをもとに、猫と暮らす入居者と大家さんの双方が安心できる賃貸経営の形を提案していくとしている。
【会社情報・問い合わせ先】
会社名:株式会社ネコ不動産
所在地:熊本県熊本市南区平田1-14-19 草野ビル305号室
代表者:鶴上 万里生(つるかみ まりお)
事業内容:不動産仲介(売買賃貸)・賃貸管理・ペット終活支援
電話番号:096-274-0880
メール:neko.fudousan2024@gmail.com
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