9月でも続く危険な残暑、家族の健康を考えた「キリン×ファンケル 夏の健康啓発イベント」を都内保育園で実施
キリンホールディングス株式会社(社長 COO 南方健志 以下キリン)は、家族の夏の健康を考えた「キリン×ファンケル 夏の健康啓発イベント」を武蔵野もみじの森保育園(東京都武蔵野市 園長 佐藤衣里)にて9月3日(木)に実施しました。
第1部 キリン:夏の健康セミナー
第2部 キリン:高温・脱水における免疫機能低下に関する研究結果(細胞実験)について
第3部 ファンケル:体表面の温度変化が見える示温シールについて

今年、気象庁が最高気温40℃以上の日の名称を「酷暑日」と定めるなど、暑さへの関心が高まっています。近年、9月に入っても残暑が続き、夏場の体調管理は保育現場においても重要なテーマとなっています。こうした状況を踏まえ、子どもたちやその家族が日々の健康について考えるきっかけをつくることを目的に、東京都内の保育園でイベントを実施しました。
【第1部】9月も続く厳しい暑さのなかで考えたい、夏場の健康管理 保育園や家庭で実践したいポイントを解説
当日は第1部として、保育園職員の方々向けに「夏の健康セミナー」を実施し、夏場の体調に気を付ける生活シーン、健康を守るために園や家庭で意識したいポイントを説明しました。
今年も全国各地で記録的な暑さが続いています。2026年夏(6~8月)には、最高気温40℃以上を観測した回数が全国で延べ36地点に上り、過去最多を記録しました。また、東海地方では40℃以上を5日連続で観測するなど、各地で厳しい暑さに見舞われました※1。
特に子どもは、汗腺などの体温調節能力が十分に発達していないことや、体重あたりの体表面積が大人よりも大きいことなどから、大人以上に暑熱環境の影響を受けやすいとされています。さらに、幼児は地面に近い高さで過ごすため、大人が感じている以上に高温の環境にさらされる可能性もあります※2。
こうした子どもの特性を踏まえ、セミナーでは、周囲の大人が日頃から子どもの様子に目を配ることの大切さに加え、バランスの良い食事、十分な睡眠、適度な運動などの規則正しい生活習慣と、こまめな水分補給や適切な塩分補給に気を配ることなど、園や家庭で意識したい夏場の健康管理のポイントを紹介しました。
※1 気象庁ホームページ「https://www.data.jma.go.jp/stats/stat/202615/amd_mxtem_ov40_202615.html」および
「https://www.jma.go.jp/jma/press/2608/03b/japan_hot20260803.html」(2026年8月3日報道発表、8月4日追記)をもとに記載
※2 環境省「熱中症環境保健マニュアル2022」(https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/manual/heatillness_manual_full.pdf)
【第2部】細胞実験で確認された高温・脱水条件下における免疫細胞の変化 実験結果についてキリンの研究員が解説
第2部では、夏特有の環境ストレスによって生じる変化を明らかにするため、キリンが実施した細胞実験の研究結果をもとに、高温・脱水条件が免疫細胞へ与える影響について研究員が解説しました。
本研究では、高温条件下(夏の人の活動時の深部体温を想定:38.5℃※3)や脱水状態を模した高浸透圧条件下(脱水条件)において、免疫細胞pDC※4の働きが低下することが示されました。

また、L.ラクティス プラズマを事前に添加することで、高温・脱水条件下で生じる免疫細胞pDCの活性低下が抑制されることが示されました。さらに、脱水条件下で活性低下した免疫細胞pDCの働きは、その後に水を添加しても改善しないことが示されました。
※3 以下の学術論文より
気温35℃での運動時、深部体温は38.5℃になることが報告されている(1)
深部体温の上昇は循環血液の温度上昇と関連しており、免疫細胞の置かれる環境と関連していることが示唆されている(2)
(1) Front Physiol. 2018 Dec 10:9:1780. doi: 10.3389/fphys.2018.01780. eCollection 2018.
(2)Medicine & Science in Sports & Exercise 44(5):p 857-862
※4 プラズマサイトイド樹状細胞
〈高温条件〉
試験設計:ヒト由来のpDCを通常温度(37℃)、もしくは高温(38.5℃)で培養し、不活化インフルエンザウイルス(H1N1)※5を加え、24時間後のIFN-α産生量を測定※6。高温(38.5℃)で培養した細胞に対して、事前にL.ラクティス プラズマを加えてpDCを刺激した群としなかった群で比較。
※5 ウイルス感染状態での免疫細胞の反応を測定するために添加
※6 インターフェロンαという抗ウイルス性物質
〈高浸透圧条件〉
試験設計:pDC(ヒト由来)を脱水状態※7を模倣した高浸透圧ストレス※8条件下におき、不活化インフルエンザウイルス(H1N1)※5を加え、24時間後のIFN-α産生量を事前にL.ラクティス プラズマを加えてpDCを刺激した群としなかった群で比較。
※7 6.25 mMのD-マンニトール(糖アルコールの一種)の添加で調整
※8 浸透圧として6.25 mOsm/L の増加に相当する量。Osm/Lは浸透圧の大きさを示す単位。水分バランスが崩れ、細胞に負担がかかった状態。
〈高浸透圧条件+水を事後添加〉
試験設計:pDC(ヒト由来)を脱水状態※7を模倣した高浸透圧ストレス※8条件下に置いたのち、細胞へのウイルス刺激として、不活化インフルエンザウイルス(H1N1)※5を添加し、24時間後のIFN-α産生量を測定(高浸透圧条件)、ウイルス刺激の前に、培地を加えて脱水状態を緩和しておき、24時間後のIFNα-産生量を測定(高浸透圧条件緩和)
【第3部】体表面の温度変化を見える化するツール「示温シール」 早めの気づきと行動につなげる活用方法を紹介
第3部では、株式会社ファンケルより、今回の体験で使用する体表面温度で色が変わる「示温シール」について紹介しました。
「示温シール」は、体表面温度によって色が変化するシールです。本シールは、体表面温度34℃から紫色に変色する仕様となっており、色の違いとして視覚的に確認できます。

本人だけでなく周囲の人も変化に気づきやすくなることから、休憩や水分補給、冷却などの行動について考えるきっかけづくりとなるツールとして説明しました。

園児が外遊びを通じて、「示温シール」を体験
本イベントでは、子どもたちにとって身近な「外遊び」をテーマに、体表面の温度に応じて示温シールの色が変化する様子を体験しました。
園児からは「おもしろかった!」「不思議!」などの声が聞かれ、示温シールの色の変化を楽しみながら観察する様子が見られました。

<園長先生コメント>
「子どもは遊びに夢中になると、自分から『暑い』『疲れた』などと伝えることが難しいこともあり、日々の保育の中でも体調の変化にすぐ気づくことができるよう、いつもと違う様子がないか子どもの表情や行動を見て保育をしています。
以前からキリンさんとは、子どもたちの健康のためにも免疫ケアの取り組みを連携してやってまいりましたが、今回このようなセミナーを開催することで、子どもと日々接している先生たちの知識にもなり、シールの色の変化によって子どもの体表面温度の変化を確認できることは、保育する側にとってもありがたい取り組みだと感じました。
夏の暑さから子どもたちを守ることはもちろん、みんなで健康に過ごすためにも基本的な暑熱対策や規則正しい生活に加えて、免疫ケアも大切にしていきたいと思っております。」
企画概要
■名称:キリン×ファンケル 夏の健康啓発イベント
■日時:2026年9月3日(木)
■会場:武蔵野もみじの森保育園
■内容:
第1部 キリン:夏の健康セミナー
第2部 キリン:高温・脱水における免疫機能低下に関する研究結果(細胞実験)について
第3部 ファンケル:体表面の温度変化が見える示温シールについて
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