安部 仁美 個展 “ The Metaphoric Basket ”
12月5日(金)〜 12月15日(月)にて竹工芸作家 安部 仁美の個展をエスケーパーズ アナザーワールドにて開催

この度、ESCAPERS AN OTHER WORLDにて竹工芸作家・ 安部 仁美 個展 “ The Metaphoric Basket ” を開催いたします。
竹工芸作家・安部仁美は ‘日常と非日常のあわいにある、余白を残し遊び楽しむこと’をテーマとし、竹という素材、伝統的な技法を軸として作品を制作しています。
本展では、「竹と石のオブジェクト」をはじめ、「ブリム」や「フリンジ」シリーズ、「筥」シリーズや新作オブジェクトなど工房設立から10 年の軌跡を辿る作品をご紹介いたします。


「 ブリムシリーズ 」
手付きの花籠やバスケットに、輪弧編み(りんこあみ)のディスクを被せ帽子のブリムに見立てた籠。
ブリムに見立てたディスクは、持ち手の外側に沿わせ、被せたり取り外しが可能で、外したディスクは籠の下に置くなど多様にお使いいただけます。


安部仁美氏は、「作品の完成度の八割は竹の加工で決まる」と話します。
作品や制作数にもよりますが、この加工だけでも最低丸二日は費やすといいます。
十分に乾燥させた真竹から、制作に必要な細い竹ひごを一本一本、すべて手作業で生み出します。
こうして丹念に整えられた竹ひごは、のちの編みの工程で正確に組み合わさり、美しく精緻な造形へとつながっていきます。

「 フリンジシリーズ 」
竹ひごをフリンジに見立てた籠。元のイメージは切り揃えた前髪からきており、ヘアスタイルを変えるように、使いながら使い手によりカットし、変化も楽しむことを提案しています。


「 筥 (はこ) シリーズ 」
手のひらに収まる小さな筥から、背の高い筥まで。
このシリーズは、サイズや形、編み方に変化を持たせながら、10 年にわたり作り続けてきた定番です。
蓋は拝み合わせとし、形はあえて簡素に仕上げ、籐の飾りで縁取っています。
何を収めるかを自由に見立て、使い手の想像と楽しみに委ねる、余白のある筥です。


「 竹と石のオブジェクト 」
満月の日に海で探した丸みのある石に、竹ひごをやたら編みでなぞるように巻き付け、竹のテクスチャを表現しています。様々な形やサイズの石になじむよう、竹ひごの幅は変えて巻き、竹の軽さと石の重さのコントラストや、時間とともに変わる色や質感の経年変化も楽しんでいただけます。
■個展詳細
会期:2025年 12月5日(金)〜 12月15日(月) 12:00-18:00
休廊日:12月11日(水)、12月12日(木)
作家在廊日:12月5日(金)
PROFILE
安部 仁美(あべ ひとみ)|竹工芸作家
女子美術大学 短期大学部 生活デザイン専攻 染織を学ぶ。
仏MAISON MARTIN MARGIELAの旗艦店立ち上げメンバーとしてチームに参加。
大分県竹工芸訓練支援センターにて竹工芸を学び、現在は大分県日出町のアトリエにて制作。
Instagram : @a__hitomi
ESCAPERS AN OTHER WORLD
〒107-0061東京都港区北⻘⼭3-7-10 D2 Place 1F
TEL:080-7508-9967
Instagram:@escapers_another_world
■ショップ情報
<ESCAPERS AN OTHER WORLD / エスケーパーズ アナザーワールド>
「ESCAPERS AN OTHER WORLD」は、「Timeless Expression」をキーワードに、日々の暮らしに寄り添い、日常にささやかな光を灯すジュエリーと工芸作品を厳選してご紹介しています。
時を超越した美しさと個性、独自のストーリーや背景を持った作品は、日常の中で特別な瞬間や感動を呼び起こしてくれることでしょう。
作品との出会いに導かれ、五感が研ぎ澄まされる瞬間。ひと、もの、文化、空間の境界線が溶け合い、なくなるのではなく、新しくなる( )。
「ESCAPERS AN OTHER WORLD」は、そんな空間を日々目指し続けています。
ADDRESS 〒107-0061東京都港区北⻘⼭3-7-10 D2 Place 1F
TEL 080-7508-9967
OPEN 12:00―18:00
定休日 木曜日
INSTAGRAM @escapers_another_world
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■本リリースに関する問い合わせ先
ギャラリー エスケーパーズ
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