エアバス・ジャパン株式会社の代表取締役社長に西川栄治を任命

エアバスは、エアバス・ジャパン株式会社の代表取締役社長に西川栄治を任命したことを発表しました。6月末にエアバスを退社したステファン・ジヌーの後任として、2026年1月1日付で就任します。
西川は、日本におけるエアバスの全事業を統括します。日本のステークホルダーとの関係強化に注力し、特に産業および研究開発分野において日本との協働を一層促進します。西川は、航空宇宙・防衛産業において、豊富な知見と卓越した実績を有しています。
2007年に住商エアロシステム株式会社でキャリアをスタート。2010年、住友商事株式会社での勤務を経て、2013年にBAEシステムズに入社しました。2015年からは、同社の日本事業を担当するビジネスディベロップメントディレクターを務め、戦略的な事業の成長に貢献しました。グローバル戦闘航空プログラム(GCAP)の立ち上げを推進し、日英の二国間防衛協力を拡大する調整役として主導的な役割を果たしました。
また、BAEシステムズ・オーストラリアでグローバル・アクセス・プログラム担当ビジネスディベロップメントマネージャーを務め、日豪間の防衛産業協力の礎を築く役割を担いました。
2004年に慶應義塾大学法学部を卒業。2022年には英国国防大学の防衛事業監理プログラムを履修しました。
エアバスは日本において60年以上にわたる実績を有します。近年はさらに著しい成長を遂げており、民間航空機のエアバス運航機数は30%近くにまで拡大、今後の納入される受注残により2030年には50%に達する見込みです。
また、ヘリコプターの民間・官公庁分野では50%以上のシェアを占め、日本のヘリコプタービジネスをリードしています。
さらにエアバスは、日本の大手通信事業者から、日本にとって初の欧州製衛星の契約を受注しています。また、日本企業と協力し、日本の市場におけるHAPSの運用実証試験を行っています。
エアバスは日本企業と宇宙分野の事業において、互いの強みを活かす技術連携を通じて強固な関係を構築しています。こうした連携のもと、地球観測や科学探査といった多数のミッションに共同で参加しています。
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