「2021年引っ越しシーズン(繁忙期)の動向予測調査」並びに「2020年新型コロナによる賃貸不動産仲介会社への影響調査」の結果を公表
リーシング・マネジメント・コンサルティング株式会社(以下 LMC、本社:東京都港区、代表取締役社長:齊藤 晃一)は、本日1月7日、「「2021年引っ越しシーズン(繁忙期)の動向予測調査」並びに「2020年新型コロナによる賃貸不動産仲介会社への影響調査」の結果を公表いたします。 ※本データは、2020年6月4日(木)~6月18日(木)の期間に弊社で実施した首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)所在の賃貸不動産仲介店舗211社に対するアンケートと2020年11月20日(金)~12月18日(金)の期間に弊社で実施した首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)所在の賃貸不動産仲介店舗325社に対するアンケートをもとに集計しております。
今回、新型コロナウィルスによる賃貸不動産業界への影響と2021年引っ越しシーズン(繁忙期)の動向予測について調査いたしました。
【調査結果】
■店舗売上の増減(図表①)
Q. 前年に比べ、2020年の店舗売上に変化はありましたか?
店舗売上については、「減った」との回答が過半数を占めた。
中には、「3~4割程度減った」や「5割以上減った」との回答も見受けられ、全体としては減少基調であることが分かる。一方、「増えた」との声も合計で22.1%挙がっている。
(図表①)
■新たな設備やサービスの導入(図表②)
Q. コロナ禍に伴い新たに導入した設備やサービスはありますか?
「導入した」との回答が41.8%。
前回調査結果(14.7%)に比べ、新たな設備やサービスを導入した仲介会社が27.1%も増加している。
導入したサービスの多くは『非対面』の接客に関わるものが多くを占め、
次点で感染対策に関わるものが多い。
図表②
-今回結果【2020年11月20日(金)~12月18日(金)】-
n値=325
・導入した設備やサービス
■属性毎(法人・ファミリー・学生・外国人)の動き(図表③)
Q. 前年同月比で属性別のお客様の動きはどの程度変化しましたか?
法人については、「減った」との回答が過半数を占めており、コロナ禍の影響を強く受けていることが分かる。
背景には、大手企業の新卒採用抑制や転勤の見送りが影響していると推察される。
ファミリーについては、「減った」との回答が合計36.0%。一方、「変わらない」との回答が最も多く、「増えた」との回答も一定数得られていることから、法人等に比べコロナ禍の影響が比較的少ないことが分かる。
学生については、「減った」との回答が最も多く、コロナ禍の影響を強く受けていることが分かる。
背景には、大学等のオンライン授業の増加が影響していると推察される。
外国人については、「減った」との回答が合計41.9%。一方、「変わらない」との回答が最も多く、ファミリーに次いでコロナ禍の影響度は低い。
図表③
・法人
・ファミリー
・学生
・外国人
■駅距離(最寄駅から物件までの距離)に対するニーズ(図表④)
Q.駅距離に対するお客様需要はどう変化しましたか?
前回調査結果に比べ、「駅距離が遠いことはあまり気にしなくなった」との回答が増加し、同時に「駅距離が近い物件が好まれるようになった」との回答が減少している。
これらの結果にはテレワークの増加が影響していると考えられる。
図表④
-前回結果【2020年6月4日(木)~6月18日(木)】-
-今回結果【2020年11月20日(金)~12月18日(金)】-
■職場に近い立地に対するニーズ(図表⑤)
Q.職場との距離に対するお客様需要はどう変化しましたか?
前回調査結果に比べ、「職場から遠い駅でも気にしなくなった」との回答が増加し、同時に「職場に近い駅が好まれるようになった」との回答が減少している。
これらの結果にはテレワークの増加が影響していると考えられ、従来の『職場へのアクセス利便性を基準とした家探し』の傾向が弱まっているのではないかと推察される。
図表⑤
-前回結果【2020年6月4日(木)~6月18日(木)】-
-今回結果【2020年11月20日(金)~12月18日(金)】-
■個別設備や仕様に対するニーズ(図表⑥)
Q. 新型コロナの影響でより求められるようになった設備や仕様を教えてください。※複数回答有
ネット環境や面積の広さ、防音性を重視するといった項目が上位を占め、テレワークの想定や物件そのものの質を重視する傾向が見受けられる。
図表⑥
■ダイヤ改正の影響予測(図表⑦)
Q. 2021年春の首都圏のダイヤ改正(終電時刻の繰り上げ)が相次いで発表されていますが、どのような家探しの変化が予測されますか?
「職場から近い(都心部に近い)物件需要が増加する」が35%と圧倒的に多い。『サービス業や残業の多い職業に従事する方が都心部に集まる』という主旨のコメントが多く見受けられた。
一方で、「変化しない」とする仲介担当者の意見としては、『ダイヤ改正の影響で都心部に近い物件需要が高まるものの、同時にテレワークの増加傾向も強まることから、相殺され変化は特にないのでは』という主旨のコメントが多く挙がった。
図表⑦
■2021年引っ越しシーズン(1~3月)の動き予測(図表⑧)
Q.これまでのお客様動向を踏まえて、2021年の繁忙期はどのような動きが予測されますか?
2021年引っ越し(1~3月)の動き予測について、個人客・法人客ともに弱気な仲介担当者が多いことが分かる。また、個人に比べ、法人の動きに対し、より弱気な印象を持っている仲介担当者が多い。
図表⑧
・個人の動き(上から問合せ件数⇒内覧件数⇒申込件数)
・法人の動き(上から問合せ件数⇒内覧件数⇒申込件数)
■新たな集客方法の工夫(図表⑨)
Q.2021年の繁忙期において、集客方法として新たな工夫を図っていく予定はありますか?
新たな集客方法を工夫する仲介会社は22.5%。今後コロナ禍の影響で非対面型のコミュニケーションが増加していくと予想される中、WEB関連の工夫に力を入れる仲介会社が最も多い。
図表⑨
・新たな集客方法の工夫
Q.2021年の繁忙期において、接客方法として新たな工夫を図っていく予定はありますか?
新たな接客方法を工夫すると回答した仲介会社は23.7%。オンラインでの接客や現地待ち合わせを徹底する等、可能な限り非接触を心がけるという工夫を検討している仲介会社が多い。
図表⑩
・新たな接客方法の工夫
■業務上困っていること
業務上困っていることとして、以下のような意見が挙がった。
「単純に来客と内覧が減り資料等をメールだけで請求されることが増え、物件の魅力を伝えるという点においてかなり難しくなっている。」
「お客様に顔と名前を覚えてもらいづらい、同時にお客様もマスク姿で顔が覚えにくく、営業がしづらい。」
「リモートワークの増加で、居室の広さを求めエリアを郊外に広げて探す人が増えたため、案内時間の増加や物件同士が離れていることが多く、1組あたりの申し込み迄の時間が増えた。」
「感染者の公表数によって直前に来店キャンセルが発生する。」
※上記調査結果は一部抜粋になります。
当該調査レポートの全調査結果は、下記URLよりダウンロード可能です。
https://lmc-c.co.jp/wp/wp-content/uploads/2021/01/lmc_releace_20210107.pdf
【LMC事業概要】
当社は賃貸不動産市場におけるコンサルティングカンパニーとしてマーケティングサービスの提供を積極的に展開しております。賃貸不動産の集客プロモーション(リーシング)は、言わばレスポンス広告の追及です。ダイレクトマーケティングの観点をベースに、効果・効率的な、見込み客(内見客)の獲得、成約率の向上、既存顧客の囲い込み(入居期間の維持)を目的とした、コンサルティング支援を実践しております。「自社メディア事業」「テレマーケティング事業」「反響分析」「マーケット調査」を複合的に掛け合わせ、稼働率向上への「企画・立案・実践」をワンストップでクライアント様へ提供しております。
【会社概要】
会社名 : リーシング・マネジメント・コンサルティング株式会社
所在地 : 105-0003 東京都港区西新橋3-2-1 Daiwa西新橋ビル2階
代表者 : 代表取締役社長 齊藤 晃一
資本金 : 200,000千円
従業員数 :55名
URL : http://www.lmc-c.co.jp
【調査結果】
■店舗売上の増減(図表①)
Q. 前年に比べ、2020年の店舗売上に変化はありましたか?
店舗売上については、「減った」との回答が過半数を占めた。
中には、「3~4割程度減った」や「5割以上減った」との回答も見受けられ、全体としては減少基調であることが分かる。一方、「増えた」との声も合計で22.1%挙がっている。
(図表①)
n値=325
■新たな設備やサービスの導入(図表②)
Q. コロナ禍に伴い新たに導入した設備やサービスはありますか?
「導入した」との回答が41.8%。
前回調査結果(14.7%)に比べ、新たな設備やサービスを導入した仲介会社が27.1%も増加している。
導入したサービスの多くは『非対面』の接客に関わるものが多くを占め、
次点で感染対策に関わるものが多い。
図表②
-今回結果【2020年11月20日(金)~12月18日(金)】-
n値=325
・導入した設備やサービス
n値=133
■属性毎(法人・ファミリー・学生・外国人)の動き(図表③)
Q. 前年同月比で属性別のお客様の動きはどの程度変化しましたか?
法人については、「減った」との回答が過半数を占めており、コロナ禍の影響を強く受けていることが分かる。
背景には、大手企業の新卒採用抑制や転勤の見送りが影響していると推察される。
ファミリーについては、「減った」との回答が合計36.0%。一方、「変わらない」との回答が最も多く、「増えた」との回答も一定数得られていることから、法人等に比べコロナ禍の影響が比較的少ないことが分かる。
学生については、「減った」との回答が最も多く、コロナ禍の影響を強く受けていることが分かる。
背景には、大学等のオンライン授業の増加が影響していると推察される。
外国人については、「減った」との回答が合計41.9%。一方、「変わらない」との回答が最も多く、ファミリーに次いでコロナ禍の影響度は低い。
図表③
・法人
n値=325
・ファミリー
n値=325
・学生
n値=325
・外国人
n値=325
■駅距離(最寄駅から物件までの距離)に対するニーズ(図表④)
Q.駅距離に対するお客様需要はどう変化しましたか?
前回調査結果に比べ、「駅距離が遠いことはあまり気にしなくなった」との回答が増加し、同時に「駅距離が近い物件が好まれるようになった」との回答が減少している。
これらの結果にはテレワークの増加が影響していると考えられる。
図表④
-前回結果【2020年6月4日(木)~6月18日(木)】-
n値=211
-今回結果【2020年11月20日(金)~12月18日(金)】-
n値=325
■職場に近い立地に対するニーズ(図表⑤)
Q.職場との距離に対するお客様需要はどう変化しましたか?
前回調査結果に比べ、「職場から遠い駅でも気にしなくなった」との回答が増加し、同時に「職場に近い駅が好まれるようになった」との回答が減少している。
これらの結果にはテレワークの増加が影響していると考えられ、従来の『職場へのアクセス利便性を基準とした家探し』の傾向が弱まっているのではないかと推察される。
図表⑤
-前回結果【2020年6月4日(木)~6月18日(木)】-
n値=211
-今回結果【2020年11月20日(金)~12月18日(金)】-
n値=325
■個別設備や仕様に対するニーズ(図表⑥)
Q. 新型コロナの影響でより求められるようになった設備や仕様を教えてください。※複数回答有
ネット環境や面積の広さ、防音性を重視するといった項目が上位を占め、テレワークの想定や物件そのものの質を重視する傾向が見受けられる。
図表⑥
n値=871
■ダイヤ改正の影響予測(図表⑦)
Q. 2021年春の首都圏のダイヤ改正(終電時刻の繰り上げ)が相次いで発表されていますが、どのような家探しの変化が予測されますか?
「職場から近い(都心部に近い)物件需要が増加する」が35%と圧倒的に多い。『サービス業や残業の多い職業に従事する方が都心部に集まる』という主旨のコメントが多く見受けられた。
一方で、「変化しない」とする仲介担当者の意見としては、『ダイヤ改正の影響で都心部に近い物件需要が高まるものの、同時にテレワークの増加傾向も強まることから、相殺され変化は特にないのでは』という主旨のコメントが多く挙がった。
図表⑦
n値=311
■2021年引っ越しシーズン(1~3月)の動き予測(図表⑧)
Q.これまでのお客様動向を踏まえて、2021年の繁忙期はどのような動きが予測されますか?
2021年引っ越し(1~3月)の動き予測について、個人客・法人客ともに弱気な仲介担当者が多いことが分かる。また、個人に比べ、法人の動きに対し、より弱気な印象を持っている仲介担当者が多い。
図表⑧
・個人の動き(上から問合せ件数⇒内覧件数⇒申込件数)
n値=325
・法人の動き(上から問合せ件数⇒内覧件数⇒申込件数)
n値=325
■新たな集客方法の工夫(図表⑨)
Q.2021年の繁忙期において、集客方法として新たな工夫を図っていく予定はありますか?
新たな集客方法を工夫する仲介会社は22.5%。今後コロナ禍の影響で非対面型のコミュニケーションが増加していくと予想される中、WEB関連の工夫に力を入れる仲介会社が最も多い。
図表⑨
・新たな集客方法の工夫
n値=325
n値=69
■新たな接客方法の工夫(図表⑩)
Q.2021年の繁忙期において、接客方法として新たな工夫を図っていく予定はありますか?
新たな接客方法を工夫すると回答した仲介会社は23.7%。オンラインでの接客や現地待ち合わせを徹底する等、可能な限り非接触を心がけるという工夫を検討している仲介会社が多い。
図表⑩
・新たな接客方法の工夫
n値=325
n値=73
■業務上困っていること
業務上困っていることとして、以下のような意見が挙がった。
「単純に来客と内覧が減り資料等をメールだけで請求されることが増え、物件の魅力を伝えるという点においてかなり難しくなっている。」
「お客様に顔と名前を覚えてもらいづらい、同時にお客様もマスク姿で顔が覚えにくく、営業がしづらい。」
「リモートワークの増加で、居室の広さを求めエリアを郊外に広げて探す人が増えたため、案内時間の増加や物件同士が離れていることが多く、1組あたりの申し込み迄の時間が増えた。」
「感染者の公表数によって直前に来店キャンセルが発生する。」
※上記調査結果は一部抜粋になります。
当該調査レポートの全調査結果は、下記URLよりダウンロード可能です。
https://lmc-c.co.jp/wp/wp-content/uploads/2021/01/lmc_releace_20210107.pdf
【LMC事業概要】
当社は賃貸不動産市場におけるコンサルティングカンパニーとしてマーケティングサービスの提供を積極的に展開しております。賃貸不動産の集客プロモーション(リーシング)は、言わばレスポンス広告の追及です。ダイレクトマーケティングの観点をベースに、効果・効率的な、見込み客(内見客)の獲得、成約率の向上、既存顧客の囲い込み(入居期間の維持)を目的とした、コンサルティング支援を実践しております。「自社メディア事業」「テレマーケティング事業」「反響分析」「マーケット調査」を複合的に掛け合わせ、稼働率向上への「企画・立案・実践」をワンストップでクライアント様へ提供しております。
【会社概要】
会社名 : リーシング・マネジメント・コンサルティング株式会社
所在地 : 105-0003 東京都港区西新橋3-2-1 Daiwa西新橋ビル2階
代表者 : 代表取締役社長 齊藤 晃一
資本金 : 200,000千円
従業員数 :55名
URL : http://www.lmc-c.co.jp
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