【11月5日は《いいりんごの日》】ヨガ・ピラティス女性インストラクター女性30名の腸内環境は整っている。ヤセ菌といわれる「アッカーマンシア菌」の保有率はなんと6割!
~健康できれいな人はりんごを食べて9割以上が毎日快便~
■調査サマリー
✓ヨガ・ピラティス女性インストラクターはヤセ菌といわれる「アッカーマンシア菌」を6割の方が保有!
また2人に1人が普段の食事も栄養素をバランス良く食べている結果に
✓りんごを「旬の時期には必ず食べる」と回答した人が96.7%という結果に
りんごの健康効果について知っている情報は、半数が「便通改善」、実際に便通が毎日の方が9割以上
※今回は健康な女性の普段の腸内環境を調査したもので、りんご摂取による腸内フローラへの影響を調査したものではありません。りんご摂取と腸内環境との相関関係は、現在研究が進行中で今後発表予定です。
■調査概要
・調査名:腸内環境とりんごの喫食状況に関する調査
・調査方法:腸内細菌叢検査、アンケート調査
・調査期間:2023年8月~9月
・調査対象者:ヨガ/ピラティスいずれかのインストラクター資格を有する全国の20-50代女性30名
・腸内細菌調査機関:株式会社プリメディカ
■一般社団法人青森県りんご対策協議会について
『一般社団法人青森県りんご対策協議会』は、昭和22年10月、青森県産りんごの輸送力を確保するため、県内出荷団体と県によって発足。その後幾度か改組され、現在は青森りんご産業の振興発展(消費宣伝事業)を目的に組織されている協議機関となっている。生産、出荷、加工、輸出等生産から流通まで、青森県内の主要なりんご関係団体及び全国の青果会社で組織される各地区青森りんごの会により構成されている。
【青森県りんご対策協議会HP】https://www.aomori-ringo.or.jp
■ ヨガ・ピラティス女性インストラクターはヤセ菌といわれる「アッカーマンシア菌」を6割が保有!
また2人に1人が普段の食事も栄養素をバランス良く食べている結果に
まず、ヨガ・ピラティス女性インストラクター30名の、腸内環境について調査したところ、約6割が「ヤセ菌」と言われているアッカーマンシア菌を腸内に持っていることが明らかとなりました。調査機関が保有するデータと比べても高い傾向があることがわかりました。またブラウチア菌も同様に高い傾向でした。
保有率:腸内細菌を自らの腸内に持ち合わせている人の割合
占有率:腸内における腸内細菌の占める割合
さらに普段の食事傾向についても分析したところ、2人に1人が普段の食事からバランスよく栄養を摂取していることもわかりました。ヨガ、ピラティス女性インストラクターは健康的な食生活を意識していることがうかがえます。良い腸内環境を維持するには栄養バランスのよい食生活が影響しているかもしれません。
《腸内フローラタイプ分類》
■たんぱく・脂肪タイプ
・たんぱく、脂肪の比率が高い傾向
・炭水化物が不足気味
■バランス食タイプ
・三大栄養素をバランスよく摂取している傾向
■アンバランス食タイプ
・炭水化物の比率が高い傾向
・たんぱく、脂肪が不足気味
■たんぱく・脂肪・糖 タイプ
・たんぱく、脂肪、糖分の比率が高い傾向
・炭水化物が不足気味
■ヘルシー食タイプ
・野菜や魚などバランスよく摂取している傾向
■アッカーマンシア菌とは?
約1000種類の菌が腸内に存在する中で、2000年代に入ってから発見され、近年世界的に注目されているのが、次世代の善玉菌、長寿菌とも呼ばれる「アッカーマンシア菌」(正式名称:アッカーマンシア・ムシニフィラ)です。肥満や糖尿病の予防に関係し、沖縄県大宜味村※1の長寿者を対象として行われた疫学研究においては、同村の長寿者にはアッカーマンシア菌の占有率が高いことが報告されています。
※1沖縄県大宜味村は「ブルーゾーン」と呼ばれる世界5大長寿地域の一つ(他は、イタリアのサルデーニャ島、米国カリフォルニア州のロマリンダ、コスタリカのニコヤ半島、ギリシャのイカリア島
出典:青森県りんご対策協議会
■ブラウチア菌とは?
ヒト腸内における最優勢菌のひとつであり、高齢者や糖尿病、肝硬変、大腸がん、乳がんなどをはじめ種々の疾患の患者腸内で減少していること、本菌による感染症の報告がないこと、などからも有用菌のひとつと考えられています。
出典:ヤクルト中央研究所
■りんごを「旬の時期には必ず食べる」と回答した人が96.7%という結果に
りんごの健康効果について知っている情報は、半数が「便通改善」、実際に便通が毎日の方が9割以上
また、りんごの喫食状況を質問したところ、「秋から冬にかけてりんごが旬な時期は必ず食べる」が96.7%、「週に1回」が3.3%と全員が喫食していることがわかりました。りんごで知られている健康効果としては、「便通改善」が50%で1位に。それ以外にも、「免疫力」は16.7%、「アンチエイジング(抗酸化作用)」は16.7%となりました。りんごに、さまざまな健康効果を期待して食べているようです。
さらに体調に関するアンケート調査では、便通の頻度についての質問にも「1日に2回以上」、「1日に1回」があわせて9割というほとんどの方に毎日便通があることがわかりました。今回の調査結果から、ヨガ・ピラティスインストラクターのような日々運動を行い健康な生活を送る人は、腸内環境への意識も高く、整っていることが示唆されました。
■健康できれいな人の共通点は腸にある!?りんごを喫食することによる腸内環境へのメリットとは?
今回の調査結果の考察と、腸内環境を整えるために、どのような点を心掛けるべきか、腸活とりんごを喫食することのメリットについて、医療法人社団順幸会 小林メディカルクリニック東京理事長・院長 小林暁子先生に解説をいただきました。
食事も運動もバランスよく実践している女性は、腸内環境への意識も高い
今回の調査結果から、ヨガ・ピラティスインストラクターの女性のような、日々運動を行い健康な生活を送る人は、腸内環境が整っていることがわかりました。腸内細菌検査結果から、三大栄養素をバランスよく摂っており、アンケート結果からも食物繊維の多いりんごを食べていて、毎日快便であることがわかりました。「腸内環境を整えることが美容や健康のカギである」ということは広く認知されるようになってきていますが、ヨガ・ピラティスインストラクターの女性は実践されている方が多いようです。私のクリニックにも、ヨガ・ピラティスインストラクターの方が通っていますが、非常に腸内環境への意識が高い方が多いです。
りんごは水溶性と不溶性の食物繊維をバランスよく摂れる
腸内をキレイに保つためには、現代人に不足しがちな「食物繊維」を必要量摂取することが非常に大事です。日本人は年々男女ともに食物繊維の摂取量が減少してしまっています。
りんごには、水溶性食物繊維と、不溶性食物繊維が含まれており、どちらの食物繊維もバランスよく摂ることができます。水溶性食物繊維は、消化のスピード、血糖値の上昇を緩やかにしてくれ、さらには善玉菌のエサにもなってくれます。不溶性食物繊維は腸のぜん動運動を活発にし、排便をサポートしてくれます。腸は環境が乱れると悪玉菌が毒素を出し、それが血液に乗って全身をめぐることで肌荒れやむくみを引き起こしてしまいます。両方の食物繊維を豊富に含む食材を日々の食事に取り入れることが大切なのです。
キレイで健康なカラダづくりのために、1日1個のりんごを食べましょう
今回の腸内細菌検査で、アッカーマンシア菌の保有率が多いことがわかったのも興味深いです。アッカーマンシア菌は、マウス実験では、脂肪の多いエサを摂取すると悪化することが確認されており、腸管バリア機能を改善し、動脈硬化や認知症の予防に関係していると考えられている「リポポリサッカライド」(日本語で「リポ多糖」)の体内への流入を防いでいることが報告されています。またリンゴ由来のポリフェノールである、プロシアニジン類がデブ菌・ヤセ菌の比率を改善し、「アッカーマンシア菌」が腸内で増加するのではないかという実験結果も発表されています。
りんごは栄養素がたっぷりなだけでなく、咀嚼を促してくれるので、満腹感を得やすく、唾液が出ることで口腔内の健康にもつながり、免疫力の向上にもつながります。そんな魅力たっぷりのりんごを日常の食事に取り入れてみてください。健康できれいなカラダを手に入れるために、まずは1日1個のりんごをはじめませんか。
小林 暁子先生
医療法人社団順幸会 小林メディカルクリニック東京理事長・院長
1996年、順天堂大学医学部を卒業。 同大学の内科・皮膚科に勤務し、女性専門外来の開設にも立ち会う。 2005年にクリニックを開業し、内科・皮膚科の他、便秘外来や自律神経外来といった専門的な診療も行う。2020年よりオンライン診療も開始し、かかりつけ医として全身の不調に対応する。著書に『医者が教える最高の美肌術』(アスコム)、『女性の自律神経の乱れは「腸」で整える』(PHP研究所)『ウィルスや菌に負けない体をつくる 免疫力を上げる健美腸ルール』(講談社エディトリアル)、など多数。
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