生成AIを利用した「AIアシスタントコーチ」がデジタル版練習ノート「Build」に登場。選手1人ひとりにあったパーソナライズサポートが可能に。
チームに選手が100名いても、AIが自動で選手を成長させる質問&目標設定サポート
考える人を育てることを目指すAruga株式会社(本社:茨城県つくば市 代表取締役:下園良太)と株式会社Deportare Partners(本社:東京都新宿区 代表取締役:為末大)は、デジタル版練習ノート「Build」内で、独自AIを開発し、選手一人ひとりの成長をAIがサポートするサービス「AIアシスタントコーチ」の提供を開始しました。
■「AIアシスタントコーチ」概要
デジタル版練習ノートBuildでは、選手がLINEを利用して日々目標設定や振り返りを行います。選手一人ひとりの目標設定や振り返りのテキストデータをAIが読みとり、その選手にあったパーソナライズサポートを行います。選手を成長させる質問を行う「質問AI」と選手の目標設定の評価とアドバイスを行う「目標設定サポートAI」の2種類のAIが搭載されております。
【専門家による独自開発】
AIはChatGPTを単純に利用しているわけではなく、AIの専門家とスポーツ心理専門家、弊社が3年以上運営してきたデータを掛け合わせて独自開発しております。
■ 選手を成長させる質問を行う「質問AI」
BuildのLINE上で行われた選手の振り返りに対して、AIが自動で質問を行います。以下の4つのポイントをもとに質問を行います。これにより、選手の思考の幅を広げたり、課題の深掘りができます。
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内容の明確化「〜とはどういう意味かな?」
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掘り下げ「〜についてより詳しく話してもらえるかな?」
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具体化「具体的にはどんなことだろう?」
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選択肢を広げる「〜のために他に考えられることはないかな?」
■ 選手の目標設定を評価、アドバイスを行う「目標設定サポートAI」
BuildのLINE上で行われた選手の目標設定に対して、AIが評価やアドバイスを行います。スポーツ心理学でも有効とされる目標設定フレームワーク「SMART」をもとに、サポートを行います。目標設定の評価をSMARTの軸で星4段階で評価し、それらを踏まえて目標設定案もAIが提示してくれます。
目標設定フレームワーク「SMART」
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Specific 目標が具体的であること
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Measured 測定が 可能であること
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Achievable 達成が可能であること
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Relation 目標に関連性 があること
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Timed 達成の 期限があること
【1ヶ月の実験による選手の変化】
選手150名に対して、週に1回のAIの目標達成サポートを4回行いました。
結果として、そのうちの46%の選手の目標設定スコアの向上(目標設定力の向上)が見られました。さらに、平均文字数も16文字増加し、目標の言語での表現力の向上が確認できました。
我々は、人のコーチに取って代わるAIではなく、人のコーチの補助になるAIを開発していきます。スポーツ業界の発展、選手やコーチにより良い活動ができるよう、AIアシスタントコーチの開発を進めて参ります。
【Aruga株式会社 会社概要】
会社名: Aruga株式会社
代表取締役:下園良太
設立 : 2016年9月16日
所在地:茨城県つくば市吾妻2丁目5-1つくば市産業振興センターつくばスタートアップパーク
https://buildsports.jp/profile
お問い合わせ先:contact@aruga.info
【株式会社Deportare Partners 会社概要】
社 名:株式会社Deportare Partners(デポルターレ パートナーズ)
代 表 者:為末 大
設 立:2005年12月
所在地:東京都新宿区西早稲田1丁目1番6号
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