近畿大学×編集工学研究所 「DONDEN(ドンデン)フェス2022」
“マンガから日本の知を探る”をテーマにしたイベントを共同開催
近畿大学(大阪府東大阪市)と、株式会社編集工学研究所(東京都世田谷区)は、令和4年(2022年)12月11日(日)に、ブックイベント「DONDENフェス2022」を共同開催します。“マンガから日本の知を探る”をテーマに、『機動戦士ガンダム』シリーズのキャラクターデザイン等で知られる漫画家 安彦良和氏を招き、近畿大学アカデミックシアターにて特別講義を行います。多摩美術大学図書館長・文芸評論家 安藤礼二氏を交え、編集工学研究所所長・近畿大学ビブリオシアター総合監修の松岡正剛氏と安彦良和氏による鼎談も実施します。なお、本イベントは、編集工学研究所が運営する企業の次世代リーダー養成の場「Hyper-Editing Platform[AIDA]*1」の一部を、公開配信する形で実施します。
1. 本件のポイント
● 漫画家の安彦良和氏による特別講義。「日本語としるしのAIDA」をテーマに、自身の古代史・近現代史の著作をめぐるレクチャーを実施します。
● 安彦良和氏、多摩美術大学図書館長・文芸評論家の安藤礼二氏をゲストにお招きし、編集工学研究所・所長の松岡正剛氏との鼎談セッションを行います。
● 近畿大学の学生と、Hyper-Editing Platform[AIDA]の受講者が、マンガ・新書・文庫を三冊セットで読む方法「DONDEN読み」でプレゼン対決します。
2. 「DONDENフェス 2022」概要
平成29年(2017年)4月に近畿大学に開設したアカデミックシアターの2F・DONDENは、マンガ・新書・文庫で構成された近大生のための本棚空間です。本棚は1Fにもまたがり、2F・DONDENと1F・NOAH33をあわせてビブリオシアターと呼ばれ、編集工学研究所が選書プロデュース、同社所長の松岡正剛氏が総合監修を行いました。
「DONDENフェス*2」は、漫画家や作家をゲストに招き、マンガ・新書・文庫を三冊セットで読む「DONDEN読み」を主軸としたブックイベントです。近畿大学では、マンガをきっかけに学生の知的好奇心を刺激し、新書や文庫で興味・関心へと導く「知のどんでん返し」を起こすことを目指しています。その実現のため、学生の関心の高いマンガから入って、知の奥へ向かうために新書、文庫へと移っていく読み方「DONDEN読み」を学生に推奨しています。
令和4年(2022年)12月11日(日)に開催する「DONDENフェス 2022」は、漫画家の安彦良和氏、文芸評論家の安藤礼二氏をゲスト講師に招いて開催します。安彦良和氏はアニメ『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザインおよび作画監督や漫画『虹色のトロツキー』『ヤマトタケル』等で知られ、2F・DONDENの「LEGEND50」等の棚にも著作が収められています。安藤礼二氏の著作『折口信夫』は、1F・NOAH33のキーブックの1冊にもなっています。イベントの内容は「講座イベントのポイント」をご覧ください。
*1 「Hyper-Editing Platform[AIDA]」とは
Hyper-Editing Platform[AIDA]は、自ら道を切り拓くリーダー達が、分野を超えて新たな社会像を構想する「超編集プラットフォーム」です。平成17年(2005年)に三菱商事とリクルートの有志メンバーの発起により始動したハイパーコーポレートユニバーシティ[AIDA]を前身として、令和2年(2020年)秋、知を授かる「ユニバーシティ」から、知を創発し合う「プラットフォーム」へと変貌を遂げました。毎年10月から半年間にわたり開催するHyper-Editing Platform[AIDA]では、各界を代表する異才・哲人・達人をゲストにお呼びし、毎期テーマをかえて講義とオンラインプログラムを行っています。思索や対話を通して、受講者がそれぞれの社会像を更新し、21世紀を牽引する知を生み出すことを目指しています。令和4年(2022年)度のテーマは「日本語としるしのAIDA」です。公式ウェブサイト:https://www.eel.co.jp/aida/
*2 「DONDENフェス」とは
「DONDENフェス」は、マンガ・新書・文庫を三冊セットで読む「DONDEN読み」を主軸にしたブックイベントとして、これまでに、漫画家の近藤ようこ氏、山本直樹氏、批評家の永山薫氏をお呼びし、編集工学研究所のブックサロンスペース「本楼」で開催してきました。今回はじめて、DONDENの本拠地である近畿大学アカデミックシアターで開催いたします。以下は、過去のDONDENフェスでの「DONDEN読み」の例です。
3. 「DONDENフェス 2022」開催情報
日 時:令和4年(2022年)12月11日(日)14:00~17:30
形 式:対面とオンラインを併用したハイブリッド開催
場 所:近畿大学 東大阪キャンパス ACADEMIC THEATER(アカデミックシアター)
(大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
配 信:近畿大学学生・関係者を対象に、Zoom ウェビナーで配信も行います。
講 師:漫画家 安彦良和 氏
多摩美術大学図書館長・文芸評論家 安藤礼二 氏
編集工学研究所所長 松岡正剛 氏[TM1] [村尾友寛2]
参加者:近畿大学学生、Hyper-Editing Platform[AIDA]の受講生
内 容:
(1) 安彦良和特別講義:古代史と近現代史の著作をめぐり「日本語としるしのAIDA」を考える
(2) DONDEN読みバトル:企業人×近大生が安彦良和著の漫画を起点にDONDEN読み対決!
(3) 安彦良和×安藤礼二×松岡正剛 鼎談セッション
取材について:取材をご希望の方は12月10日(土)17:00までに下記URLからお申し込みください。
オンラインでの取材を希望される場合は事前にzoomのURLをメールでお送りします。
https://questant.jp/q/YRPEA4SG
4. 講師プロフィール
安彦 良和(やすひこ よしかず)(漫画家)
1947年、北海道紋別郡生まれ。1970年、弘前大学中退後上京し、手塚治虫の「虫プロダクション」でアニメーターになる。1973年にフリーとなり、以降『機動戦士ガンダム』など、大ヒットアニメに主要スタッフとして参加。キャラクターデザイン、作画監督、監督などアニメ界でマルチに活躍。1979年『アリオン』でマンガ家としてデビュー。1990年『ナムジ 大國主』で第19回日本漫画家協会賞 優秀賞を受賞。2000年『王道の狗』で第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。2012年『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』で第43回星雲賞を受賞。
安藤 礼二(あんどう れいじ)(多摩美術大学図書館長・文芸評論家)
1967年、東京生まれ。文芸評論家、多摩美術大学美術学部芸術学科教授。早稲田大学第一文学部卒業。大学時代は考古学と人類学を専攻。出版社の編集者を経て、2002年、「神々の闘争──折口信夫論」で群像新人文学賞評論部門優秀作を受賞、文芸評論家としての活動を始める。『神々の闘争 折口信夫論』(講談社、2004年)で芸術選奨文部科学大臣新人賞、『光の曼陀羅 日本文学論』(講談社、 2008年、現在は講談社文芸文庫、2016年)で大江健三郎賞と伊藤整文学賞、『折口信夫』(講談社、2014年)で角川財団学芸賞とサントリー学芸賞を受賞。他の著書として『大拙』(講談社、2018年)、『列島祝祭論』(作品社、2019年)、『迷宮と宇宙』(羽鳥書店、2019年)、『吉本隆明 思想家にとって戦争とは何か』(NHK出版、2019年)など、監訳書として井筒俊彦『言語と呪術』(慶應義塾大学出版会、2018年)がある。
松岡 正剛(まつおか せいごう)(編集工学研究所所長、イシス編集学校校長)
1944年1月25日、京都生まれ。1971年、工作舎を設立、オブジェマガジン「遊」を創刊し、対極するテーマを出会わせる知識編集と先鋭的なグラフィズムによって、メディア界、知識人、アーティストたちに多大な影響を与える。1987年、編集工学研究所を設立し、情報文化と情報技術をつなぐ方法論を体系化し、その成果をメディアづくりやシステム開発、さまざまな企画・編集・クリエイティブに展開しはじめる。2000年、ネットワーク上に壮大なブックナビゲーション「千夜千冊」の連載を開始し、同年にはeラーニングの先駆けともなる「イシス編集学校」を開校。編集工学にもとづくメソッドを幅広い人びとに伝授している。おもな著書は『見立て日本』『フラジャイル』『日本という方法』『国家と「私」の行方』『擬―「世」あるいは別様の可能性』『日本文化の核心』『千夜千冊エディション』(シリーズ)ほか多数。
5. 株式会社編集工学研究所
所 在 地:東京都世田谷区赤堤2丁目15番3号
代 表 者:代表取締役社長 安藤昭子
事業内容:編集工学の基礎研究および、編集工学を応用したコンサルティング、
プロデュース事業 イシス編集学校の運営。
設 立:昭和64年(1987年)
従業員数:13名
6. 本資料の配布先
大阪科学・大学記者クラブ、東大阪市政記者クラブ、文部科学記者クラブ、科学記者クラブ
【本件に関するお問合せ先】
学校法人近畿大学 経営戦略本部広報室 担当:村尾
TEL:06-4307-3007 FAX:06-6727-5288 E-mail:koho@kindai.ac.jp
株式会社編集工学研究所 AIDA事務局
TEL: 03-5301-2213 FAX:03-5301-2215 E-mail : aida@eel.co.jp
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