IARシステムズがLinuxでの効率的な組込みソフトウェアビルドツールを提供
市場をリードする組込み開発ツールメーカのビルドツールがLinuxをサポートしたことによって、企業におけるツール標準化の可能性を拡張
組込み開発向けC/C++統合開発環境IAR Embedded WorkbenchがLinux向けビルドツールとして利用できるようになったことで、自動化テストを始めとするソフトウェアのリリースプロセスの自動化をより効率的にかつ高品質に行えるようになりました。ツールの特徴である傑出したコード品質、サイズ、速度およびビルド時間によるアドバンテージによって、ソフトウェア開発者は大きなアドバンテージを得ることができます。これまでLinuxアプリケーション環境でIAR Embedded Workbenchを利用することを期待していたユーザにも朗報です。
2020年5月26日 - 組込み開発向けのソフトウェアツールおよびサービスにおいて将来性の高いサプライヤであるIARシステムズ株式会社(本社:スウェーデン・ウプサラ市、日本法人:東京都千代田区、代表取締役 上村清史)は、自社の広範な組込み向け開発ツール製品ポートフォリオが、自動化アプリケーションのビルドおよびテストプロセスをLinuxベースのフレームワークで実装できるビルドツールとして拡張されたことを発表しました。
C/C++コンパイラおよびデバッガツールチェーンであるIAR Embedded Workbench®を通して、IARシステムズは市場で最も広範なマイクロコントローラのサポートと様々な形態の企業および部門の要求に応じた製品ライセンスオプションを顧客に提供しています。今、そのフレキシビリティは更に拡張され、IAR embedded Workbenchの中にビルド環境として良く知られたLinuxビルドツールが取り込まれました。このツールは市場をリードするコード品質、コードサイズおよび速度における突出した最適化、そして高速なビルド時間をオファーします。自動化アプリケーションのビルドおよびテストプロセスのためのLinuxベースのフレームワークの実装サポートによって、クリティカルなソフトウェアのビルドとテスト、および小規模ビルドサーバにおける数ライセンスから、同時にパラレルでビルドされる数百ライセンスのインストールまで、大規模ソフトウェア・デプロイにおいて利用することを可能にします。
IARシステムズ Embedded Development Tools ジェネラルマネージャのAnders Holmbergは次のように述べています。「顧客の間で、我々のツールをLinuxベースのインフラで、クリティカルなソフトウェアのビルドとテストにおける大規模ソフトウェア・デプロイで利用するという、市場要求の高まりがあります。いくつかの世界最大級の企業ならびに数万の小規模から中規模の企業が、我々が必要な時期に必要なツールを提供するツールメーカであると信じてくれています。そして今、自動化ビルドとテストの可能性を広げるツールを提供できることを嬉しく思います。なじみの深いビルドツールであるIAR Embedded Workbenchが、今、Linuxにおいても同様の市場牽引する性能を提供するようになります。」
合理化された開発およびテストは、ライセンス管理とサーバー利用と同様に、開発とテストに費やす時間に関してリソースの最適化を助けます。フレキシブルで高性能な開発ツールによる標準化は、協業の増加と生産性の改善が実施されることにより企業に改善されたライセンスとコスト管理をもたらし、恩恵を授けます。
Linux向けビルドツールは、高度に最適化されたIAR C/C++コンパイラ、IARアセンブラ、リンカおよびライブラリツールおよびランタイムライブラリで構成されています。このツールはUbuntu Linux distribution version 18.04.3とそれ以降で動作検証されており、ArmおよびルネサスRH850をサポートしています。
IAR C/C++コンパイラはフリースタンディングの実装環境で、C18 (ISO/IEC 9899:2018) programming language standardおよび全てのC++17機能に基づいています。 加えて、C++14 (ISO/IEC 14882:2015)、C11 (ISO/IEC 9899:2012)、C89 (ANSI X3.159-1989)およびIEEE 754 standard for floating-point arithmeticをサポートしています。
更に詳しい情報はウェブサイトを参照して下さい https://www.iar.com/jp/bx
### Ends
Editor's Note: IAR Systems, IAR Embedded Workbench, Embedded Trust, C-Trust, IAR Connect, C-SPY, C-RUN, C-STAT, IAR Visual State, IAR KickStart Kit, I-jet, I-jet Trace, I-scope, IAR Academy, IAR, and the logotype of IAR Systems are trademarks or registered trademarks owned by IAR Systems AB. All other product names are trademarks of their respective owners.
IARシステムズについて
IAR システムズは、組込み開発者および世界中の企業が今日必要な製品を開発し明日のイノベーションを創出するための、実証されたソフトウェアツールとサービスを提供します。1983年の創業以来、IARシステムズのソリューションは100万例を超える組込みアプリケーション開発において、その品質、信頼性および効率性が実証されてきました。スウェーデンのウプサラに本社を置き、営業とサポートオフィスを世界中に展開しています。IAR Systems Group ABはNASDAQ OMXストックホルムMid Cap.に上場しています。詳細情報につきましては https://www.iar.com/jp をご覧ください。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像