“話を聴くプロ”が「SNS誹謗中傷等の心のケア相談」を実施

~無料のLINE相談による実証事業を開始~

 日本で唯一の心理カウンセラーの業界団体である一般社団法人全国心理業連合会(東京都渋谷区、代表理事:浮世 満理子、以下「全心連」)は、一般財団法人全国SNSカウンセリング協議会(東京都港区、代表理事:江口 清貴、高山 智司、以下「全国SNSカウンセリング協議会」)のもと、2020年7月27日(月)~8月9日(日)の2週間、インターネット上の誹謗中傷による精神的ダメージを受けた方を対象とした無料のLINE相談窓口「SNS誹謗中傷等の心のケア相談」を開設することになりましたのでお知らせします。
■背景・目的
 法務省による平成31年度及び令和元年度中の「人権侵犯事件」の状況によると、人権擁護機関の取り組みにおいて、新規救済手続開始件数から見た特徴の1つとして、インターネット上の人権侵害情報に関する事件数が、平成29年に次いで過去2番目に多い件数(1,985件)を記録したことが挙げられています。また、SNSを中心としたインターネット上の名誉毀損や誹謗中傷を意図した匿名の書き込みは年々増加し、総務省の「インターネット違法・有害情報相談センター」によると、令和元年度の相談件数は5,198件と、平成22年度の約4倍に膨らんでいます。
 全心連では厚生労働省令和元年度自殺防止対策事業において、令和元年12月以降に発生した新型コロナウイルス感染症の影響による心の悩みについてチャット形式で相談を受け付ける中で、エッセンシャルワーカー・そのご家族の方々や感染者・濃厚接触者の方々などが、誤解や偏見に基づいた差別的な言動により、精神的なダメージを受けているという話を多数頂戴しました。令和2年5月に急死したテレビ番組に出演していた女性がインターネット上での誹謗中傷を受けていたと指摘されている問題を機に、国や政府による各種ガイドラインの変更が検討され、精神的なダメージを受けている多くの方へ、心のケアの対応が必要であると考えられます。
 これまで、全心連のプロフェッショナル心理カウンセラー(通称:話を聴くプロ*)が、全国の法務局での人権相談における支援や、厚生労働省自殺防止対策事業における「新型コロナウイルス感染症関連SNS心の相談」、東日本大震災などをはじめとした災害・事件後の心のケアを担当して参りました。このような状況を受け、本取り組みにおいては、インターネットやSNS上での誹謗中傷による精神的ダメージに対する心のケアLINE相談を実施することで、現状や対応に関する知見を得て、インターネットやSNSとの向き合い方の支援を行います。

SNS誹謗中傷等の心のケア相談SNS誹謗中傷等の心のケア相談

■「SNS誹謗中傷等の心のケア相談」提供概要
 専用のSNSアカウント「SNS誹謗中傷等の心のケア相談」では、誹謗中傷等に関するご相談について「話を聴くプロ」がワンストップで対応します。具体的には、何が起こっているかをお聴きし、整理をしたうえで、相談者のご意向を汲みながら、対応方法を考えます。なお、心理カウンセラーが心のケアを行うため、法律に関することや人権侵害等は専門の相談窓口もご案内します。
 実施にあたっては、全国SNSカウンセリング協議会の運営協力を得て行います。

期間:2020年7月27日(月)~8月9日(日)、毎日19時から22時まで(21時30分受付終了)
担当:全心連公認プロフェッショナル心理カウンセラー(話を聴くプロ)
申込方法:専用のSNSアカウントを使用し、SNS相談を行います。セキュリティが確保されたシステム(トランスコスモス社のKANAMETO)を使用し、安心してご相談頂ける環境を用意します。

「SNS誹謗中傷等の心のケア相談」友だち追加
https://lin.ee/dtrx0H9

「SNS誹謗中傷等の心のケア相談」友だち追加「SNS誹謗中傷等の心のケア相談」友だち追加

(参考情報)
 これまでのSNS相談においては、相談終了直後、相談者にアンケートにご協力いただき、満足度として7~8割以上という効果が出ています。

■「話を聴くプロ*」とは?

話を聴くプロ(プロフェッショナル心理カウンセラー)話を聴くプロ(プロフェッショナル心理カウンセラー)

 「話を聴くプロ」とは、全心連が公認する心理カウンセラーの全国統一認定資格「プロフェッショナル心理カウンセラー」の有資格者のことです。現場で役立つプロの心理カウンセラーは、相談者の心の声を丁寧にお聴きし、寄り添い、受け止め、対話を通して心のサポートを行っていきます。相談者を知識で判断することではなく、相談者を受容し、まず、すべてを聴くことが大切であることから、プロフェッショナル心理カウンセラーの愛称として、「話を聴くプロ」という名前をつけました。
 プロフェッショナル心理カウンセラーは各団体で認定を出す心理カウンセラー資格とは違い、プロの心理カウンセラーとして必要な要素を検討し、社会人が心の専門家をめざすことを応援する資格として構築されました。心理学の知識や各種スキル、現場実習実績に加え、社会経験や倫理観、カウンセラー自身の自己成長といったものが総合的に判断されて取得することができます。

■団体概要
一般社団法人全国心理業連合会(全心連)

一般社団法人全国心理業連合会一般社団法人全国心理業連合会

 心理業の健全な発展と誰もが安心して心のケアサービスを受けられる文化の創造をめざして2010年12月16日に発足した心理カウンセラーの業界団体です。産業・災害対策・福祉等幅広い分野の第一線で活躍している心理カウンセラーや、心理カウンセリング、メンタルトレーニングサービスを提供する企業・団体によって運営され、統一認定資格の制度構築、不適切な基準や表現を行っていると思われる企業への是正勧告等を行っています。
 また、2011年からは、東日本大震災の震災ケアのために「TeamJapan300」というボランティアプロジェクトを立ち上げ、2020年7月現在でも、被災地において自治体への協力のもと、被災者に対する心のケアボランティア活動を継続して行っています。

<活動内容>
◇全国統一認定資格「プロフェッショナル心理カウンセラー上級・一般」、「ストレスチェックコンサルタント」の制度構築と運営
◇不適切な基準や表現を行っている企業/団体への是正勧告
◇被災地支援等ボランティアプロジェクト

団体名 : 一般社団法人全国心理業連合会
代表理事: 浮世 満理子
所在地 : 東京都渋谷区渋谷1丁目11番3号3階
URL  : http://www.mhea.or.jp/
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