【速報】日本酒の最高峰“美酒 of the Year 2023”決定!@「第1回Japan Wowen’s SAKE Award ~美酒コンクール2023~」
美酒コンクール名誉会長野田聖子議員も祝辞。香味タイプ別に分類する国内初の日本酒コンクールにて名誉ある各賞が決定しました。
2023年10月27日(金)に「第1回Japan Wowen‘s SAKE Award ~美酒コンクール2023~」表彰式が開催されました。去る9月27日の審査会において、女性ソムリエ、女性酒ジャーナリスト、キャビンアテンダント、飲食店・酒販店勤務者、女子大生などから選ばれた119アイテム(総出品数317アイテム)の優れた日本酒が金賞銀賞に選ばれました。表彰式では金銀受賞酒のなかから、各部門(※)の「Top of the Best 2023」、「CA賞」「ソムリエ賞」「Z世代賞」などの特別賞、WEB投票で決まるラベルコンテスト結果である「ラベル賞」、そして、今年の最高日本酒という栄えある称号である「美酒 of the Year 2023」が当日サプライズ発表されました。
(※)■特定名称ではなく、香味別6部門に分けて審査
このコンクールのユニークな点は、国内初の女性酒専門家が審査を行うということのみならず、部門カテゴリーを今までのような特定名称ではなく、「スパークリング部門」「フルーティー部門」「ライト&ドライ部門」「リッチ&ウマミ部門」「エイジド部門」「ロウ・アルコール部門」といった香味別の部門で審査を行うという点です。これらに入賞したお酒は、日本酒を飲んでみたいが何を選んでいいかわからないという日本酒初心者やこれから日本酒にトライしたいという方への「日本酒セレクト指標」となりえます。
■今年の最高峰の日本酒は、「天山 純米全麹仕込み 20年熟成/天山酒造株式会社」
コンクールコーディネーター友田氏によると、「女性審査員だから、フルーティーなお酒やライトなお酒、低アルコール酒に人気が集まるだろうという予測とは裏腹に、リッチ&ウマミタイプやエイジド(熟成)タイプの評価が非常に高かったことが驚きでした。それも、日本酒キャリアの長い審査員やワイン愛好家の審査員の評価が高いというわけではなく、Z世代など若い審査員からも高評価だった点が非常に面白い」との総評です。今年最高峰の栄養に輝いた銘柄が20年熟成の古酒だったことは、日本酒市場にもいい影響を与えるでしょうし、日本酒の楽しみ方のバリエーションが増えていくことにつながるはずです。
■名誉会長野田聖子議員や各国大使も美酒を堪能
日本酒を愛する女性国会議員の会会長で美酒コンクール名誉会長である野田聖子議員、並びに各国女性大使が表彰式に来場し、美酒コンクールの受賞酒を味わっていただきました。
このコンクールが日本の伝統文化の継承活動を通じ、国際交流の一端を担うものになりました。
■受賞酒とのペアリング
来場者には受賞酒と合わせた6種のおつまみセットを提供して、ペアリングを楽しんでもらいました。
食材は来年2024年大会の会場である福井県の名産品を使い、6部門の日本酒に合うおつまみに仕上げました。
スパークリング部門:甘エビのサクサク手巻き寿司
フルーティー部門:越のルビートマト、越前柿、花ラッキョウのクリームチーズ和え
ライト&ドライ部門:福井サーモンのロールキャベツ、みょうが添え
リッチ&ウマミ部門:ふくいポークの味噌漬け
エイジド部門:胡麻芋団子
ロウ・アルコール部門:胡麻豆腐
■今年のアンバサダーはアントニー・モス氏
ワイン業界で最も権威のあるマスター・オブ・ワインの資格を有するアントニー・モス氏が、9月の審査会場にはるばる英国より東京の審査会場に視察に訪れました。また、「市場けん引力のある女性が審査員を務めるコンクールは、とても意味がある。結果に注目したい。表彰された銘柄は広く紹介するつもりだ」と力強いコメントを残しています。
■2023年審査結果
この度のコンクールの総出品数は317アイテム、うち、金銀入賞数が119アイテムという結果になりました。
そのほか各賞はこちらです。
■■第1回Japan Wowen’s SAKE Award ~美酒コンクール2023~■■
<美酒 of the Year 2023>
天山 純米全麹仕込み 20年熟成/天山酒造株式会社
<Top of the Best 2023(フルーティー)>
雪小町 大吟醸原酒五十一号 特黒/有限会社渡辺酒造本店
<Top of the Best 2023(ライト&ドライ)>
石鎚 純米吟醸 山田錦50/石鎚酒造株式会社
<Top of the Best 2023(リッチ&ウマミ)>
澤姫 山廃純米 真・地酒宣言/株式会社井上清吉商店
<Top of the Best 2023(エイジド)>
古昔の美酒 2001 若鶴/株式会社匠創生
<Top of the Best 2023(スパークリング)>
天狗舞 発泡 純米大吟醸 泡影/株式会社車多酒造
<Top of the Best 2023(ロウ・アルコール)>
Beau Michelle/伴野酒造株式会社
<ソムリエ賞>
越の誉 もろはく/原酒造株式会社
<Z世代賞>
光栄菊 SNOW CRECENT 雄山錦/光栄菊酒造株式会社
<CA賞>
南部美人 特別純米/株式会社南部美人
<ラベル賞>
Hitotoki ロゼ/株式会社六歌仙
■YouTube公式SAKE女チャンネルでは、表彰式の様子を動画公開します。
公開は2023年11月中旬を予定。
YouTube公式SAKE女チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCwDiPoq9IWUPkXspZ-8sBLQ
■次年度の開催予定
2024年は北陸新幹線福井敦賀延伸記念として、福井・北陸大会を開催します。それに先立ち、2023年の表彰式では次年度開催地である福井県の特別ブースが展示され、福井県ならではの名物珍味等が来場者にふるまわれました。美食の県福井での、第2回美酒コンクール2024の開催をどうぞご期待ください。
<日時>
審査日 :2024年 9月20日(金)
表彰式・試飲会:2024年10月24日(木)
<場所>
ハピリンホール(福井県福井市中央1丁目2-1)
https://nigiwai.ftmo.co.jp/happiringhall
◆美酒コンクールとは
Japan Wowen’s SAKE Award~美酒コンクール~(通称:美酒コン)とは「日本の伝統文化の継承」「地域経済の活性化」「女性が活躍する社会の実現」を基本理念とし、日本の國酒である日本酒を、酒類資格を保有する十分にテイスティング能力のある女性が厳正に審査を行う、日本国内初のコンクールです。
美酒コンクールHP
◆主催:
一般社団法人日本のSAKEとWINEを愛する女性の会
https://omotenashi-sakejo.com/
会員数2,000人、友好団体を含めると約12,000人のネットワークを持つ女性を中心とした日本産酒類の普及団体。代表理事は友田晶子で、国際的なワインコンクールであるフェミナリーズ世界ワインコンクールの日本広報大使・名誉会長として8年以上同コンクールの運営を務める。その他日本酒のセミナーやイベント、SAKE女検定の運営など活動は多岐にわたる。
◆総合コーディネーター・友田晶子
(一社)SAKE女の会代表理事。2007年よりフランスで行われている、女性ワイン専門家による国際酒類コンペ「フェミナリーズ世界ワインコンクール」の日本広報大使、東京ウイスキー&スピリッツコンペティション実行委員を務める。その他、様々な酒類コンペの審査、出品募集、審査員派遣などの運営経験豊富。
◆アドバイザー・平出淑恵
世界最大のワインコンペティション“International Wine Challenge(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)”のSAKE部門の誕生に関わり、世界最大のワインとスピリッツの教育機関“WSET”にSAKEの資格講座を開設するなど、国内だけに留まらず海外に向けた日本酒PRに尽力してきた。
○取材お申し込み、お問い合わせ
美酒コンクール事務局
久留(ひさとめ)
info@bishucon.com
すべての画像