「キャンプ場候補地を宇宙から衛星で探すプロジェクト始動」JAXAベンチャー 天地人が、キャンプ場の企画開発運営のRecampと業務提携を開始

JAXA認定の宇宙ベンチャー 株式会社天地人（東京都港区 代表取締役 櫻庭康人)は、6道府県で11施設の運営を行う日本最大級のキャンプ場企画・運営会社の株式会社Recamp（代表取締役 丹埜倫）と業務提携を締結いたしました｡

天地人の土地評価エンジン『天地人コンパス』を使用し､キャンプ場候補地を宇宙から衛星で探すプロジェクトを開始します｡衛星データでの分析により､これまでは取得が難しかったピンポイントの気象データや､地表面温度も取得可能です｡

現地に行かなくても宇宙から衛星でキャンプ場候補地が探せるようになる本プロジェクトは ､業界にイノベーションを起こすと自負しています｡


地球観測衛星のデータを活用した天地人の土地評価エンジン『天地人コンパス』は､宇宙ビッグデータを活用することで､ビジネスの目的に合わせた情報を提供しています｡これまで ､キウイフルーツ等の新規圃場の検討などに使用されてきました｡

『天地人コンパス』は､｢8月の温度が30度以下で､春先の降水量が100mm~150mm｣といった特定条件で最適な土地を検索可能です｡また､地表面温度も計測できるので､｢特定地域の地表 面温度と気温推移のデータ｣｢特定の季節､特定の時間の地表面温度を計測したビジュアル データ｣といったようなデータも取得できます｡様々な業界のニーズに対し、膨大な宇宙ビックデータを活用することで土地の価値を見出すサービスを提案・提供しています。

本プロジェクトでは､上記の機能や､天地人が持つ耕作放棄地の情報を合わせて、複合的な観点でキャンプ場候補地を探します｡

これまでは､キャンプ場として利用できる可能性がある未活用地を探す場合､一般的なオンラインマップを活用していました｡

一般的なオンラインマップは周辺環境を把握することはできても､地面の特性などは分かりません｡そのため､現地に行って確認する項目も多く､環境を把握するために何度も足を運ばなくてはならないこともあると聞いています｡

宇宙から衛星でキャンプ場候補地を探すことで､広域の自然環境を把握できるだけでなく、ピンポイントの気象データも参考にできるため、リサーチの精度があがります｡

また､現地に足を運んでも確認が難しい地表面温度も取得できることで､底冷えする場所なども特定でき､キャンプをする人にとってより過ごしやすい場所の選定も可能となります｡

本プロジェクトは、昨年10月にキックオフしており、現在は『天地人コンパス』を使って条件にあった土地をスクリーニングし選定する段階まで進んでいます。


株式会社Recampの代表取締役 丹埜倫氏は、「当社は全国でキャンプ場を核とした Basecamp作りを目指しております。

この度の天地人様との事業提携により、これまでランダムなアナログ作業で行われていた事業地開拓のスピードや精度が上がることはもちろん、その土地を訪れたとしてもわからないような定点観測が可能になります。

ポテンシャルを持ちながらも発見されることを待っていた土地が、衛星の力で地域の Basecampとして生まれ変わります。

事業開拓のみならず既存キャンプ場においても、お客様へ事前に現地コンディション情報を細かく提供することにより、アウトドア体験価値の向上にも寄与することを期待しています。

宇宙からのデータ解析を活用し、日本のローカルの魅力を再発掘する。異色の組み合わせによる新しい地方再生の取り組みに、社員一同とてもワクワクしています。」と、『天地人コンパス』への期待感を語っています。



■株式会社Recamp 会社概要
会社名:株式会社Recamp
所在地： 東京都目黒区中目黒3-3-2 EGビル8階
代表取締役：丹埜 倫
事業内容：キャンプ場の企画開発運営
サイトURL：https://www.recamp.co.jp/


■株式会社 天地人 会社概要
会社名：株式会社 天地人
所在地：東京都港区芝公園1-1-1 住友不動産御成門タワー9F
代表者：代表取締役 櫻庭康人
事業内容：衛星データを使った土地評価コンサル
サイトURL：https://tenchijin.co.jp/


■特許技術の土地評価エンジン『天地人コンパス』
宇宙では絶えず膨大な地球のデータ集めていますが、そのビッグデータの中をナビゲートしたいという思いを込めて、『天地人コンパス』と名付けました。今後、ビジネスにおいて最適な土地は、宇宙から見つけることを提案していきます。
天地人コンパス紹介動画：https://youtu.be/uA44Hnl042c