東京応化工業株式会社とバイオプロセスの開発に向けた共同開発契約を締結
bitBiome株式会社と東京応化工業株式会社、バイオプロセスによる原料合成を目的としたの共同開発契約を締結
bitBiome株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木 悠司、以下「bitBiome」)と東京応化工業株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役取締役社長:種市 順昭)は、bitBiomeの微生物遺伝子データベースおよび酵素探索・改変プラットフォーム技術を活用し、バイオプロセスによる製品の原料の合成を目的にした共同開発契約を締結しました。
bitBiomeは、独自の微生物シングルセルゲノム解析技術で13億遺伝子を解析し、自社データベースbit-GEMを構築してきました。また、タンパク質の3次元構造予測データを活用した独自の解析技術とロボティクスを活用したハイスループットスクリーニングによる、酵素探索・改変プラットフォーム技術bit-QEDを商用化しています。
bitBiomeはこれらの技術を活用し、従来には考えられなかったような時間やコストで自社およびパートナー企業が検討するバイオものづくりに必要な酵素開発やバイオプロセスの開発を行っています。
東京応化工業は、2020年8月に長期ビジョン「TOK Vision 2030」を発表し、「豊かな未来、社会の期待に化学で応える“The e-Material Global CompanyTM ”」を掲げています。また、2022年1月にはTCFD提言に賛同し、同2月には2050年までにGHG排出を「実質ネットゼロ」とするカーボンニュートラルの実現を表明しました。2023年2月からは、国内の全主要拠点で購入する電力の100%を再生可能エネルギー由来の電力に切り替えるなど環境負荷低減に向けた取り組みを実施しています。
この度、bitBiomeと東京応化工業は、bitBiomeの酵素探索・改変プラットフォーム技術を活用し、東京応化工業が使用する石油由来原料の一部をバイオマス由来原料に置き換えることを目指します。今回の共同開発によるバイオプロセスへの転換により、環境負荷の大幅な低減が期待できます。
【bitBiome株式会社について】
bitBiome株式会社は、世界最大規模の微生物ゲノムデータベース bit-GEMを作り上げ、バイオものづくりに貢献する酵素探索・改変プラットフォームbit-QEDを展開しています。bit-GEMには、従来は解析できなかった微生物の遺伝子情報を正確に読める世界初の「微生物シングルセルゲノミクス技術bit-MAP®」が活用されています。bitBiomeは微生物シングルセルゲノミクス技術と世界最大の微生物ゲノムデータベースをテコに、脱炭素や循環型社会、医療イノベーションへの貢献を通じたバイオエコノミーの実現に貢献していきます。詳細については、https://bitbiome.co.jp/をご覧ください。
【東京応化工業株式会社について】
東京応化工業株式会社は1940年に設立し、半導体・ディスプレイなどのフォトリソグラフィプロセスで用いられる感光性樹脂(フォトレジスト)・高純度化学薬品を中心とした製造材料、その他無機・有機化学薬品等の製造・販売を行っております。当社はフォトレジストの分野において世界トップクラスのシェアを有し、半導体製造分野で培った独自の微細加工技術、高純度化技術を活かして、ライフサイエンス関連材料をはじめとする新規事業の開拓も行っており、新たな価値の創出を図っています。
詳細につきましてはhttps://www.tok.co.jp/をご覧ください。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 経営情報
- ビジネスカテゴリ
- 化学環境・エコ・リサイクル
- ダウンロード