植物が語りかける未来へ──清水建設「温故創新の森 NOVARE」にて、植物発電『botanical light(ボタニカルライト)』による植物との対話実験を開始
清水建設「温故創新の森NOVARE」にて、植物発電botanical lightとセンシング/無線ネットワーク技術を組み合わせた実証実験を実施中。植物の声を可視化し、自然との対話を目指します。
株式会社グリーンディスプレイ(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:望月善太)は、清水建設株式会社が開設した人財育成・イノベーション拠点「温故創新の森 NOVARE(ノヴァーレ)」にて、2024年10月より、「植物との対話」の実証実験を実施しています。
本取り組みでは、植物の力で発電する未来の自然再生エネルギー『botanical light(ボタニカルライト)』を活用します。土壌の水分量計測センサーおよび無線ネットワーク機器を稼働させ、植物の声(のどが渇いたなど)をクラウド上にデータ送信することで、『いつでも、どこでも植物と対話できる』未来の実現を目指します。
植物の力で生み出すエネルギーを"伝える力"へ
本プロジェクトでは、植物が水を必要とする状態を「植物の声」として伝え、人と対話することを目指しています。
連続計測が可能な水分センサーを用いて水不足や過水の状態を「喉が渇いたよ」「お腹が空いたよ」という言語に変換し発信することで「植物と人との対話」に取り組んでいます。
センシング/無線ネットワークと連携するのは、グリーンディスプレイが開発する「植物発電botanical light(ボタニカルライト)」。
植物の力で生み出すエネルギーを「伝える力」に転換し、未来の自然共生型社会を目指します。


植物発電『botanical light(ボタニカルライト)』とは?
植物と共存する微生物が生命活動を行う際に、土や水の中で放出される電子を利用して発電しています。
植物が育つ土壌や水辺に電極を設置するだけで電源がなくても、植物が元気に育つ環境があれば電力を得ることができる未来の自然再生エネルギーです。

清水建設「温故創新の森 NOVARE」とは
2023年9月に開設した、清水建設の新たな人財育成とイノベーション拠点です。
“温故創新の森”という名のもと、技術・人財・社会との接点をつなぎ、「意味ある未来社会」の創造に取り組んでいます。
▶ NOVARE公式HP:https://www.shimz.co.jp/novare/
「植物との対話」がもたらす未来
環境マインドの醸成
植物の声に耳を傾け、その状態を理解することで、人々は自然環境への意識をより一層高めることができます。これにより、持続可能な社会の実現に向けた環境保護への行動や、エシカルな消費行動の促進につながると考えます。
ウェルビーイングの促進
自然との対話を通して、ストレスの軽減やリラクゼーションにつながると考えます。都市生活の中でも自然と接する機会が増え、メンタルヘルスの向上が期待できます。
自然災害の予防
自然との対話が実現すれば、地球環境の変化や気候の揺らぎをより的確に捉えられるようになります。
その蓄積が、災害の兆候をいち早く察知し、予防や早期対応につながる可能性を秘めています。
農業の効率化
植物と対話できる技術が進化すれば、農業の分野でも大きな変革が起こる可能性があります。植物の成長状態や必要な栄養素を正確に把握できれば、より効率的な農業が実現可能なります。
清水建設「温故創新の森 NOVARE」とグリーンディスプレイは、自然とテクノロジーを結びつけ、植物と人が対話する未来の社会モデルを発信しています。
現在、同拠点にて植物発電 botanical light とセンシング/無線ネットワーク技術を組み合わせた実証実験を行い、植物の状態を“声”として可視化し、自然との対話の実現を目指します。

【イノベーション活動メンバー】
写真左:清水建設株式会社 NOVARE コンダクター 濱田淳司
写真中:清水建設株式会社 NOVARE DXエバンジェリスト 及川洋光
写真右:グリーンディスプレイ株式会社 大塚淳一
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