不妊治療記録ツール『ninpath』が治療終了者を対象としたデータドネーションを開始
個人に合わせてより適切な治療法を可視化するAI(機械学習)システムの構築を目指す取り組みを本格化
不妊治療のサポートサービスを提供する株式会社ninpath(本社:東京都港区、代表取締役CEO:神田大輔)では、この度「記録する」「振り返る」のみならず「比較する」が可能な不妊治療記録ツール『ninpath』(ニンパス)に関して、不妊治療を終えられた方を対象として、不妊治療の記録をデータとして寄付していただくデータドネーションを新たに開始しました。
この度ninpathでは、AIを用いた治療選択肢の提示・出産可能性予測などの学習データや、ninpath「みんなのデータ」の統計情報をよりリッチにしていくことを目的として、不妊治療を終了された方に治療データの寄付をお願いする「ninpathデータドネーション」を開始いたしました。
データドネーションは、文字通りご自身の貴重な不妊治療歴や不妊検査歴に関するデータを、これから治療データを必要とされる方に向けて寄付していただく取り組みです。ninpathでは寄付いただいたデータを、様々な形で現在・未来の患者様のお役に立てる形に集約し、還元してまいりたいと考えております。
2021年4月下旬より開始しているこの取り組みは、5月末時点ですでに約700名の方にご協力を頂いておりますが、2021年夏頃までにninpathユーザーの登録データと合わせて5,000名規模の不妊治療歴データに育てていくことを目指しております。
データドネーションサイト:https://datadonation.ninpath.com/
データドネーション対象の方
ninpathデータドネーションをお願いする対象は、以下の両方に該当される方とさせていただきます。
- ninpath(アプリ・Web)のユーザー登録をされていない方、退会された方
- 不妊治療(不妊検査~高度不妊治療のいずれか)をご経験され、治療を終了された方(妊娠・出産のご経験や、実際の妊娠方法(自然妊娠、精子・卵子提供等)は問いません)
データドネーションに寄せられている声
これまでにデータドネーションに頂戴したご意見等の一部を掲載させていただきます。
- 精神的、肉体的、金銭的にも本当に辛かったです。幸いにも自分に合ったクリニックに当たりましたが、病院選びも治療も、確かな情報がなく、霧の中を歩む思いかと思いでした。今後治療される方が少しでもこのような思いにならないよう、このデータドネーションを通じて願っております。
- 治療は辛く苦しい日々だとは思いますが、このデータが治療卒業の一助になることを祈っています。
- 不妊治療の情報はあまりオープンではないので、病院側の正しい情報開示や経験者の情報がもっと必要だと思います。
- 私が治療を始めたときは、こんなに施設格差があるとは知らず初めにかかったクリニックを信頼していました。データベースや体系的な情報がなかったのに加えて、そもそも「自分で情報を収集しないといけない」いう情報自体がなく治療を足踏みしてしまいました。このようなデータベースができ、情報にアクセスしやすくなることと同時に、施設格差が存在しているということ自体がもっと一般的に知られるようになってほしいと思います。
- 日本での治療情報量が増え、統計学的に各個人に合う治療法に最短で行き着くことができるためのデータバンクになることを期待しています。
※ このデータドネーションは、妊娠・出産により治療を卒業された方、その他の理由で治療を終了された方を対象としております。不妊治療中の方は、WEBのトップページ・アプリからninpathにユーザー登録をいただけますようお願いいたします。
不妊治療を経験された皆さま一人ひとりが歩んだ道のりが、次の誰かの一歩を照らす道しるべとなりますので、該当される方はぜひご協力をよろしくお願いいたします。
■ 株式会社ninpath (https://ninpath.com/)
【代表取締役CEO】 神田 大輔
【設 立】 2020年3月
【事業内容】 不妊治療記録ツール『ninpath』の開発・提供、不妊治療と仕事の両立支援に特化した人材紹介サービス『ninpath career』の提供・運営
【本件に関するお問い合わせ窓口】
株式会社ninpath ninpath運営事務局
mail: info@ninpath.co.jp
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