亀田総合病院との「電子同意書」実証実験の開始!先行登録受付中 ! | インフォームド・コンセントを支援するContrea株式会社
〜 同意書のペーパーレス化による効率化と患者様の利便性向上へ 〜
Contrea株式会社(東京都渋谷区、代表取締役:川端一広、以下「当社」)は、医療法人鉄蕉会(千葉県鴨川市、理事長:亀田隆明)の亀田総合病院と「MediOS 電子同意書」の実証実験を開始いたします。また、一般公開に向けて、事前の先行登録を開始します。ご興味のある方は本プレスの下部をご覧ください。
「MediOS 電子同意書」お申し込みURL:https://www.contrea.jp/econsent
- 背景
医療現場では手術や入院、検査などあらゆる場面で同意書が必要とされ、膨大な枚数の同意書が発行されています。さらに、患者様から回収した紙の同意書を電子カルテ上で確認しないとならないため、1枚ずつスキャンし電子カルテに保存するなど、非効率な運用が行われています。しかし、このような課題を認識していても、中々改善に取り組めない医療現場も多いのが実態です。
加えて患者様は高齢者も多く、既存の電子署名サービスでは対応が難しいことや、スマートフォンなどを用いたデジタル体験に不慣れであることがDXを推し進めづらい要因の一つになっています。
- MediOS電子同意書とは
- 関連する法律
医療法や医師法には診療録に関する記載がありますが、同意書は診療録に含まれていないため、公法上は保存の義務はありません。しかしながら、医療法第1条の4第2項にて説明義務についての記述があり、これらを行ったことの証明として、また病院機能評価や訴訟対策として、実質的に保存する必要があります。
- 実証実験の概要
- 先行登録のご案内
「MediOS 電子同意書」お申し込みURL:https://www.contrea.jp/econsent
- コメント
この度の実証実験を通じて同意書の電子化が進めば、発行や管理にかかっていた医療現場の業務負担を軽減でき、その分の時間やコストを医療の質向上に振り分けられると期待しています。また、患者さまにとっても、ご自宅からスマートフォンなどで署名することができればサインをするために来院いただくなどの負担がなくなり、同意内容をいつでも気軽に確認できるなど、利便性の向上に貢献できると考えています。
この取り組みの先には、検査や手術についてベーシックな説明を動画化することで、説明内容を平準化でき、患者さまは必要に応じて何度も動画を見返すことで、より手術や検査への理解を深めるお手伝いができるようになるのではないかと期待しています。
亀田総合病院 情報管理本部 本部長 / 糖尿病内分泌内科 シニア・ダイアビーティス・アドバイザー
小川 理 先生
今回検証する「MediOS電子同意書」は同意書の単なるペーパーレス化ではないと認識しています。検証開始当初は医療スタッフ、患者お互いに戸惑うこともあると思います。より使いやすくアジャイルに開発を進めていただき、戸惑いを乗り越えた先にある、我々の思い描くこれからの医療へ到達できることを期待しています。
Authense法律事務所 西尾公伸先生・野上侑馬先生
医師、看護師その他の医療の担い手は、医療を提供するに当たり、適切な説明を行い、医療を受ける者の理解を得るよう努めなければなりません(医療法第1条の4第2項)
医療の担い手が、患者様からの理解を得るためには、医師と患者様との間の対話が非常に重要だと考えます。
「MediOS電子同意書」は、このような医師・患者間の対話を、限られた時間の中で最大限引き出すことを助けるツールとして、非常に有用なものです。
そして、その対話に関するトラブルを避けるために、医療機関としては、説明と同意を行った証跡を確保しておく必要がありますが、これらを電子的に取得する場合には、電子署名法に即したものであることが求められます。
「MediOS電子同意書」は、このような証跡確保の手段としても十分に有用なものと考えています。
Contrea株式会社 代表取締役CEO 川端一広
私も病院で働いていた際に、大量の紙の同意書を目の当たりにし「もっと効率化できるのに…」と日々感じていました。2024年に施行される「医師の働き方改革」が目前に迫る中で、MediOS電子同意書が医療現場で利用されることを喜ばしく感じます。しかし、従来の「MediOS動画説明」と今回の「MediOS同意書」はまだ構想の一部にしか過ぎず、Missionである「医療にかかわる全ての人に安心を」を達成できるよう更なるUX改善とプロダクト開発を進めて参ります。
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