「相模原アクセラレーションプログラム2024」に採択
栽培条件に左右されることなく、品質の高いわさびを効率的に生産する技術を評価
わさびの自動栽培に取り組むアグリテックベンチャー株式会社NEXTAGE(以下、NEXTAGE:所在地:東京都目黒区、代表取締役:中村拓也)は、相模原市が実施する「相模原アクセラレーションプログラム2024」に採択されました。今年度のプログラムは、7月8日(月)から公募が行われ、NEXTAGEが取り組む気候や栽培条件に左右されることなく、品質の高いわさびを効率的に生産する技術等を評価いただき、自社技術の実証の機会を得ることとなりました。相模原市では、かつて豊かな湧水を利用したわさび栽培が行われていましたが、湧水量の減少や異常気象などにより、その産業は次第に衰退してしまいました。NEXTAGEは、今回のプログラムを通じてパートナー企業と連携することで、相模原わさびの復活を目指すとともに、わさびをより身近な食材として多くの皆様が手にとることができる世界を目指し、新規生産者の拡充に向けた技術実証を進めて参ります。
■相模原アクセラレーションプログラム2024について
「相模原アクセラレーションプログラム」は、相模原市の地域経済のさらなる発展のため、優れたアイデアを持つ成長意欲の高い人材を伴走支援し、将来的に市内で株式公開等を目指す起業家を輩出するとともに、地域全体で起業家を育てるという意識を醸成させ、相模原版エコシステムを構築することを目的としています。
相模原アクセラレーションプログラム
主催:相模原市(担当 創業支援・企業誘致推進課)
■相模原アクセラレーションプログラム2024 プレスリリース詳細
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000385.000072959.html
■プログラムで取り組む内容
1. 実証フィールドでの事業開発とマーケティング
NEXTAGEは相模原市内にある複数の実証フィールドを活用し、NEXTAGE のわさび栽培技術をより多くの顧客に紹介します。これにより、リアルな環境で製品の性能を確認し、ポテンシャル顧客にその価値を直接見せる機会を得ます。この実証を通じて、国内外の飲食業界や農業関連企業への導入拡大を狙っています。
2. 伴走支援による事業成長
プログラムの一環として、顧客獲得戦略や資金調達に関する専門家のサポートが提供されます。NEXTAGEは、この支援を活用し、既存のビジネスモデルを強化するとともに、新たなパートナーシップや資金調達の機会を模索していきます。また、地域企業や市関連機関との連携を強化し、わさびの栽培技術を活用した新しいビジネス展開を加速させる予定です。
■株式会社NEXTAGE 代表取締役 中村拓也のコメント
私たちNEXTAGEが「相模原アクセラレーションプログラム2024」に選出されたことを大変嬉しく思います。このプログラムは、私たちの自動栽培技術の実証の場となり、わさびをより身近な食材として広めるための重要なステップです。私たちは、この機会を活かして、地域企業との連携を強化し、持続可能な栽培技術を広めていきたいと考えています。特に、相模原市内の実証フィールドを利用し、私たちの技術がどのように食材としてのわさびの品質を向上させるかを実際の環境で証明していきます。気候変動や農業従事者の減少といった課題に直面する中で、わさびの安定供給に貢献する技術として、私たちの取り組みが一層重要になると信じています。
■期待する成果
NEXTAGEは、このプログラム参加を通じて、自社の技術を広くアピールし、わさび栽培における持続可能なソリューションとしての認知拡大を目指します。また、地域企業との連携を強化し、新たなビジネスパートナーの獲得や市場拡大に向けた基盤を築くことを期待しています。今後、NEXTAGEは相模原市内外での技術普及を推進し、国内外での事業展開を加速させます。特に、気候変動や農業従事者の減少といった現代の課題に対応する技術としての価値をさらに高め、わさびの安定供給に貢献していく方針です。
■株式会社NEXTAGE 会社概要
・会社名 : 株式会社NEXTAGE
・本社 : 東京都目黒区祐天寺2丁目13-4 POINTLINE YUTENJI 5F
・支社 : 静岡R&Dセンター(静岡県焼津市坂本355)
・代表者 : 代表取締役 中村拓也
・資本金 : 83,240,000円
・HP : https://nextagecorp.com
・設立 : 2018年1月4日
・事業概要: アグリカルチャー事業
わさびの植物工場栽培及び各種植物栽培におけるソリューションの企画・販売
■ALL JAPAN MADEの植物栽培技術を世界へ!
株式会社NEXTAGEは『ALL JAPAN MADEの植物栽培技術を世界へ』を合言葉に、わさびの自動栽培ソリューションの開発に取り組んでいるアグリテックベンチャー企業です。代表の中村拓也が毎年旅行で訪れていた地域のわさび田の荒廃を目の当たりにし、強い懸念を持つようになったことがきっかけで、最高峰の国産わさびといわれる「真妻種」発祥の地 旧真妻村(現:印南町川又)を訪れ、2019年より真妻種の栽培を開始しました。日本の食だけでなく、文化や技術を伝え、様々な企業の方々と繋がり、日本が誇る「わさび文化」の継承と発展、100年後の未来の子供たちに「本物のわさび」を残していきたいという想いで、屋内環境での人工光による栽培(=植物工場栽培)をスタートし、試験栽培と商品化に取り組んでおります。また、これまで蓄積してきたわさびの植物栽培工場における栽培技術と知見を活かし、皆さまと共に、ALL JAPAN MADEの植物栽培ソリューションを世界へと展開していきたいと思います。
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