「電子雑誌読者プロファイリング調査」結果
利用者は30-40代がボリューム・ゾーン、PVは平日が土日の2倍以上
一般社団法人 日本雑誌広告協会(理事長 片桐 隆雄)は、株式会社 NTTドコモ(代表取締役社長 井伊 基之)、株式会社 D2C(代表取締役社長 高橋 英行)および株式会社ビデオリサーチ(社長 望月 渡)の協力のもと、雑誌広告業界共同による「電子雑誌読者プロファイリング調査」を2020年9月に実施し、このたびその結果がまとまりましたので、お知らせいたします。
この調査は、電子雑誌および出版社由来デジタルの施策に関して業界共通で利用できる客観的な基準値を整備すること、また得られた結果を雑誌広告の効果検証やプランニングに活用していくことを目的とし、日本雑誌広告協会、各協力出版社、そして、広告会社3社(電通、博報堂DYメディアパートナーズ、ADKマーケティング・ソリューションズ)による共同調査として、「dマガジン」上の電子雑誌(9社22誌)を対象に実施いたしました。
本リリースは調査結果を抜粋したものです。協会会員の皆様のセールス活動や知見向上にお役立ていただければ幸いです。尚、調査結果の詳細については日本雑誌広告協会より要約を調査レポート等で公開するほか、詳細データは様々なメディア研究の場で活用していく予定です。
【結果トピックス】
※当プレスリリース、報告書内の一部に、本調査を客観的に理解するための参考値として、株式会社ビデオリサーチ調査の「MAGASCENE/ex」より対象22誌の紙の雑誌閲読者データ(以下、「本誌閲読者平均」)、「ACR/ex」より一般的なネット利用者データ(以下「ネット利用者平均」)、ならびにJIAA「2019年インターネット広告に関するユーザー意識調査」よりネット利用者における一般的なネット広告に対する意識のデータを比較対象として掲載しています。調査目的・調査設計・調査時期が異なりますので、参考値としてご理解ください。
●「電子雑誌」利用者は未婚・有職の30-40代がボリューム・ゾーン
・年齢層では30-40代(53%)で5割以上を占めており、さらに30代(24%)は本誌閲読者平均より8.5ptおよびネット利用者平均より5pt程度高くなっている。(図表1)
・また、本誌閲読者やネット利用者の平均に比べ、未婚率(40%)および有職者(82%)の割合が高くなっている。それにより、平均個人年収(413万円)、可処分所得平均(1か月あたり約3.5万円)においても高めの傾向である。(図表2・3)
●「電子雑誌」利用者は平日にスマホ・タブレットで複数ジャンルを回遊している
・週刊誌(3誌平均)、女性誌(6誌平均)を対象に、電子雑誌の接触タイミングについてPV推移を見ると、「曜日」については週刊誌、女性誌ともに平日のPVが土日より多い。「時間帯」においては、週刊誌は平日の午前7時、午後12時、夜10時、女性誌は平日・土日とも午前10時から午後2時のPVが多いなど、雑誌ジャンルで異なる接触習慣が読み取れる。(図表4)
・アクセス機器は、週刊誌・女性誌のいずれもスマートフォンとタブレットが5割程度と高い。(図表5)
・意識ベースのアンケート調査の回答によると、1ユーザー当たりの平均閲読誌数は11~13誌、加えて接触ログ測定によるUUベースでの1号当たりの接触ページ割合では、週刊誌3誌平均が77%、女性誌6誌平均ではほぼ100%の接触率となっており、複数の雑誌に対して満遍なく楽しんでいる様子がうかがえる。(図表5)
●「電子雑誌」利用者は出版社デジタル広告に前向きな意識
・「興味のある商品広告は見る」「自分向けでなくても情報源の一つだと思う」について、本誌閲読者を下回っているものの、
週刊誌3誌平均および女性誌6誌平均ともに4割以上となっており、広告に対して前向きな意識になっている。(図表6)
・出版社由来デジタル広告に対しては、「ストレスを感じない」「面白い・楽しい」印象が参考値(ネット広告全体評価)の2倍以上高くなっているが、同時に「同じ広告・繰り返し」などのリターゲティング広告については参考値と同じくらいネガティブな評価となっている。(図表7)
・出版社由来デジタル広告に対する意識においては全体的にポジティブな印象が高くなっており、特に「女性誌6誌(接触者)平均」は参考値の2倍以上の評価が多くなっている。(図表8)
【調査概要】
調査目的 『電子雑誌利用者』の“特性”と“ネット広告への意識”を解明し、
今後の効果的な出版社デジタルへの広告出稿を促進するための一助とする。
対象誌 9社22誌 ※詳細別表
調査時期 ログ測定 :2020年3月15日(日)-8月14日(金)
アンケート:2020年9月7日(月)-10日(木)
アンケート調査対象者※調査エリア dマガジンにおける対象誌閲読者※調査エリア:全国
アンケート調査方法(内容) インターネット調査(基本属性/インターネット意識/生活価値観、など)
アンケート有効数※集計方法 Total 4,041s ※UU性年齢構成比にてWB集計を実施
調査設計・全体管理 株式会社 ビデオリサーチ
ログ測定・集計・アンケート実査 株式会社 NTTドコモ・株式会社 D2C
参考:本調査を客観的に理解するために、下記調査を引用しています。
調査目的・調査設計・調査時期が異なるため、参考値となります。
インターネット利用者(20-69才):ACR/ex2020年4-6月調査
本誌閲読者(20-69才):MAGASCENE/ex2020年4-6月調査
インターネット広告に対する意識:JIAA「2019年インターネット広告に関するユーザー意識調査」
https://www.jiaa.org/news/release/20191211_user_chosa/
【調査対象誌一覧】
週刊誌(3誌) 週刊現代(講談社) 週刊文春(文藝春秋) FLASH(光文社)
男性ファッション誌(4誌) Fine(日之出出版) FINEBOYS(日之出出版) MEN'S NON-NO(集英社)
Safari(日之出出版)
男性ヤングアダルト誌(2誌) Sports Graphic Number(文藝春秋) Tarzan(マガジンハウス)
女性ミドルエイジ誌(6誌) BAILA(集英社) Oggi(小学館) LEE(集英社)STORY(光文社)
VERY(光文社) with(講談社)
ビューティ・コスメ誌(3誌) MAQUIA(集英社) VoCE (講談社) 美的(小学館)
生活実用情報誌(3誌) オレンジページ(オレンジページ) レタスクラブ (KADOKAWA)
クロワッサン(マガジンハウス)
モノ・トレンド情報誌(1誌) DIME (小学館)
計 7ジャンル、22誌、9社
以上
本リリースは調査結果を抜粋したものです。協会会員の皆様のセールス活動や知見向上にお役立ていただければ幸いです。尚、調査結果の詳細については日本雑誌広告協会より要約を調査レポート等で公開するほか、詳細データは様々なメディア研究の場で活用していく予定です。
【結果トピックス】
- 電子雑誌(読み放題)利用者は男女30-40代を中心に未婚率・有職率・可処分所得が高めの層
- PVは平日(月~金)が高く、土日平均の2-3倍以上
- スマホやタブレットで複数誌を回遊、1号当たりのページ接触率も高い
- 週刊誌・女性誌利用者の4割以上が「情報・広告」に前向きな姿勢
※当プレスリリース、報告書内の一部に、本調査を客観的に理解するための参考値として、株式会社ビデオリサーチ調査の「MAGASCENE/ex」より対象22誌の紙の雑誌閲読者データ(以下、「本誌閲読者平均」)、「ACR/ex」より一般的なネット利用者データ(以下「ネット利用者平均」)、ならびにJIAA「2019年インターネット広告に関するユーザー意識調査」よりネット利用者における一般的なネット広告に対する意識のデータを比較対象として掲載しています。調査目的・調査設計・調査時期が異なりますので、参考値としてご理解ください。
●「電子雑誌」利用者は未婚・有職の30-40代がボリューム・ゾーン
・年齢層では30-40代(53%)で5割以上を占めており、さらに30代(24%)は本誌閲読者平均より8.5ptおよびネット利用者平均より5pt程度高くなっている。(図表1)
・また、本誌閲読者やネット利用者の平均に比べ、未婚率(40%)および有職者(82%)の割合が高くなっている。それにより、平均個人年収(413万円)、可処分所得平均(1か月あたり約3.5万円)においても高めの傾向である。(図表2・3)
●「電子雑誌」利用者は平日にスマホ・タブレットで複数ジャンルを回遊している
・週刊誌(3誌平均)、女性誌(6誌平均)を対象に、電子雑誌の接触タイミングについてPV推移を見ると、「曜日」については週刊誌、女性誌ともに平日のPVが土日より多い。「時間帯」においては、週刊誌は平日の午前7時、午後12時、夜10時、女性誌は平日・土日とも午前10時から午後2時のPVが多いなど、雑誌ジャンルで異なる接触習慣が読み取れる。(図表4)
・アクセス機器は、週刊誌・女性誌のいずれもスマートフォンとタブレットが5割程度と高い。(図表5)
・意識ベースのアンケート調査の回答によると、1ユーザー当たりの平均閲読誌数は11~13誌、加えて接触ログ測定によるUUベースでの1号当たりの接触ページ割合では、週刊誌3誌平均が77%、女性誌6誌平均ではほぼ100%の接触率となっており、複数の雑誌に対して満遍なく楽しんでいる様子がうかがえる。(図表5)
●「電子雑誌」利用者は出版社デジタル広告に前向きな意識
・「興味のある商品広告は見る」「自分向けでなくても情報源の一つだと思う」について、本誌閲読者を下回っているものの、
週刊誌3誌平均および女性誌6誌平均ともに4割以上となっており、広告に対して前向きな意識になっている。(図表6)
・出版社由来デジタル広告に対しては、「ストレスを感じない」「面白い・楽しい」印象が参考値(ネット広告全体評価)の2倍以上高くなっているが、同時に「同じ広告・繰り返し」などのリターゲティング広告については参考値と同じくらいネガティブな評価となっている。(図表7)
・出版社由来デジタル広告に対する意識においては全体的にポジティブな印象が高くなっており、特に「女性誌6誌(接触者)平均」は参考値の2倍以上の評価が多くなっている。(図表8)
【調査概要】
調査目的 『電子雑誌利用者』の“特性”と“ネット広告への意識”を解明し、
今後の効果的な出版社デジタルへの広告出稿を促進するための一助とする。
対象誌 9社22誌 ※詳細別表
調査時期 ログ測定 :2020年3月15日(日)-8月14日(金)
アンケート:2020年9月7日(月)-10日(木)
アンケート調査対象者※調査エリア dマガジンにおける対象誌閲読者※調査エリア:全国
アンケート調査方法(内容) インターネット調査(基本属性/インターネット意識/生活価値観、など)
アンケート有効数※集計方法 Total 4,041s ※UU性年齢構成比にてWB集計を実施
調査設計・全体管理 株式会社 ビデオリサーチ
ログ測定・集計・アンケート実査 株式会社 NTTドコモ・株式会社 D2C
参考:本調査を客観的に理解するために、下記調査を引用しています。
調査目的・調査設計・調査時期が異なるため、参考値となります。
インターネット利用者(20-69才):ACR/ex2020年4-6月調査
本誌閲読者(20-69才):MAGASCENE/ex2020年4-6月調査
インターネット広告に対する意識:JIAA「2019年インターネット広告に関するユーザー意識調査」
https://www.jiaa.org/news/release/20191211_user_chosa/
【調査対象誌一覧】
週刊誌(3誌) 週刊現代(講談社) 週刊文春(文藝春秋) FLASH(光文社)
男性ファッション誌(4誌) Fine(日之出出版) FINEBOYS(日之出出版) MEN'S NON-NO(集英社)
Safari(日之出出版)
男性ヤングアダルト誌(2誌) Sports Graphic Number(文藝春秋) Tarzan(マガジンハウス)
女性ミドルエイジ誌(6誌) BAILA(集英社) Oggi(小学館) LEE(集英社)STORY(光文社)
VERY(光文社) with(講談社)
ビューティ・コスメ誌(3誌) MAQUIA(集英社) VoCE (講談社) 美的(小学館)
生活実用情報誌(3誌) オレンジページ(オレンジページ) レタスクラブ (KADOKAWA)
クロワッサン(マガジンハウス)
モノ・トレンド情報誌(1誌) DIME (小学館)
計 7ジャンル、22誌、9社
以上
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