VRで実際に起こったクレーン事故を体験できる、「リアルな操縦+危険体験」による効果的なVRトレーニングを公開

古河ユニック監修による「事故事例による危険体験」第一弾を「小型移動式クレーンVR訓練システム」内コンテンツとしてシンフォニアが発表

シンフォニア株式会社

「古河ユニック版 小型移動式クレーンVRトレーニング」事故体験の様子

XRコンテンツ開発を手掛けるシンフォニア株式会社(本社:東京都府中市、代表取締役:瀬戸 豊)は、2024年6月に発表を行った「小型移動式クレーンVRトレーニング(https://crane-vr.com/)」のアップデートコンテンツとして、「事故事例による危険体験」を公開しました。

このコンテンツは、「自らの操縦により事故が起こるVR体験」という点が特徴であり、開発にあたっては、小型移動式クレーン市場において国内最大シェアを誇る古河ユニック株式会社が監修をしました。

現場作業では「確認作業の怠慢」や「時間短縮を優先した準備不足」が事故の背景にあることが多いとされています。このような背景を踏まえ、本VR体験では作業の安全性を確保するための適切な手順を学ぶと同時に、事故の恐ろしさを体感することで、意識改革を目指します。

開発の背景

小型移動式クレーンを起因とした死亡災害件数は、移動式クレーン構造規格の改正(モーメントリミッターの装着義務)や、小型移動式クレーンメーカーの努力により年々減少傾向にありますが、未だに年間数件発生しているのが現状です。

その中でも特に多い災害が、アウトリガーの張り出し不足や軟弱地盤への足場の設置による、機体の転倒が発生し、車体やつり荷と挟まれて亡くなってしまうものです。

2006年から2022年までの小型移動式クレーンを起因とする死亡事故件数(グラフ)
2006年から2022年までの小型移動式クレーンを起因とする死亡事故件数(表)

「小型移動式クレーンVRトレーニング」について

当社は、VR内で実機さながらのリアルな操縦トレーニングを行うことの出来る「小型移動式クレーンVRトレーニング」を2024年6月より提供しております。VR内の操縦に使用するラジコンは、古河ユニック株式会社が販売している「液晶ラジコンJOY」の実機、もしくは当社が開発した「VR用スイッチ式ラジコン」の2つから選択できます。現実の操縦に限りなく近いVRトレーニングが可能という点、VRトレーニングのため初心者でも安全にトレーニングを行える点をご評価頂き、物流業界や建設業界を中心にご利用頂いております。

「液晶ラジコンJOY」を使用した「小型移動式クレーンVRトレーニング」

操縦をしながら体感できるVR事故体験コンテンツの詳細

VR事故体験の第一弾として、「アウトリガー張り出し不足による事故事例 ~荷台から滑り落ちてきた鉄骨に挟まれた事故事例~」をリリースいたしました。実際に発生した事故事例を元にしたシナリオとなっており、VRで再現するにあたっては細部の描写について古河ユニック株式会社が監修を行っています。

従来型のただ見るだけの事故体験ではなく、VRでのクレーン操縦の過程で事故を体験することで、準備不備や危険操作がどのようにして重大なリスクにつながるかを実感できます。

VR事故体験 導入部分の様子

事故体験VRは以下の流れに沿って進行します。

1.シチュエーション確認

まず、自身(作業者)がどのようなシチュエーションかを確認します。今後追加される事故シナリオごとに、作業を行う場所や積み荷、他の作業員の有無等が変化します。

2.作業開始

ラジコン(液晶ラジコンJOY、もしくはスイッチ式ラジコン)を使用して、VR内で荷の積み下ろし等の作業を行っていただきます。一部危険な作業がありますが、時間がなく焦っていたり、危険と認識せずに作業を進めます。

3.事故発生

VR内で行った作業に応じて、事故が発生し、事故が発生する瞬間の衝撃をリアルにご体験頂きます。発生する事故は、今後は様々な要因によるケースを追加していく予定です。

4.事故の振り返りと学習

事故発生後、なぜ事故が発生したかの振り返りを行います。第三者視点で操縦シーンを見ながら、どこに問題があったかの解説を聞くことで、事故シーンを追体験し、安全手順の必要性を再確認します。

VRにて予め作業者に危険な事故を体験させることで、現場での危機意識や安全意識を向上させることができます。

事故の振り返りと学習の様子

今後の展開

今後実際に発生した事故事例を題材にし、年間3~4本の事故体験コンテンツを追加していく計画です。

このVRによる事故事例体験はサブスクリプション型のオプションとして展開し、今後追加されていく事故体験コンテンツも含め全てサブスクの月額費用内でご体験頂けます。

この「事故事例による危険体験」は実際の事故を忠実に再現し、その恐ろしさをリアルに体験することで、作業員に対して安全遵守の重要性を訴求します。当社は「小型移動式クレーンVRトレーニング」を通して、より安全な職場環境の構築に寄与することを目指します。

現場での事故を一つでも減らすために、ぜひこの当社の「小型移動式クレーンVRトレーニング」をご活用ください!

会社概要

■シンフォニア株式会社について
本社所在地:東京都府中市宮町2-15-13 第15三ツ木ビル3F
代表取締役:瀬戸 豊

設立:2014年5月

「小型移動式クレーンVR訓練システム」公式HP:https://crane-vr.com/

「ラジコン版クレーンVR訓練システム」パンフレット:https://sinfonia.biz/download/cranevr/CraneRadicon_flier.pdf
会社ホームページ:https://sinfonia.biz/

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シンフォニア株式会社

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https://sinfonia.biz/
業種
サービス業
本社所在地
東京都府中市宮町2-15-13 第15三ツ木ビル3F
電話番号
042-370-1873
代表者名
瀬戸 豊
上場
未上場
資本金
570万円
設立
2014年05月